到達目標
1.【英語運用能力の基礎固め:英語コミュニケーション】
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(繰り返しや相槌、ジェスチャー、アイコンタクトなどのボディランゲージ)を適切に用いながら、積極的にコミュニケーションを図ることができる。また、日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができ、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。
2.【英語運用能力向上のための学習:英語コミュニケーション】
自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聴き取ることができる。関心のあるトピックや自分の専門分野での英語を使う場面(プレゼンテーション、ディスカッションやディベートなど)を想定して、学生自らが準備活動や情報収集を行い、母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもちながら、主体的な態度で教室内外での日常的な質問や応答など英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。また、関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。
3.【グローバリゼーション・異文化多文化理解】
それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識しながら、その国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事象を自分たちの文化と関連付けて説明し、解釈できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取り、その内容の把握を他に適用することができる。 | 自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取り、その内容を把握することができる。 | 自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取り、その内容を把握することができない。 |
評価項目2 | 関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取り、その内容の把握を他に適用することができる。 | 関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取り、その内容を把握することができる。 | 関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取り、その内容を把握することができない。 |
評価項目3 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識しながら、その国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事象を自分たちの文化と関連付けて説明、解釈の適用ができる。 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識しながら、その国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事象を自分たちの文化と関連付けて説明し、解釈できる。 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識しながら、その国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事象を自分たちの文化と関連付けて説明も、解釈もできない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
英語Ⅰ~Ⅴで学習した英語力を活用し,より高度な英語のリーディング力を養うことを目指す。具体的には、William Shakespeare のJulius Caesar を精読することで、読解力の向上、文法事項・語彙・慣用表現などの知識の強化をねらいとする.また、英文を理解し内容を楽しむと同時に、その文章を生み出した歴史や文化、社会について学び、教養を身に付けることを目的とする.テキストは、Cambridge School Shakespeare という学生向けのテキストを使用する.シェイクスピアの原文はそのまま書き換えなしのノーカットで右ページに、左ページには語の簡単な注釈や、劇のテーマ、作品理解へのヒントとなる解説などが英語で書かれている.科学・技術を研究する本校の学生にも、イギリスの歴史や文化、レトリックを学び、かつ今や全世界で各地の歴史風土と結びつき、“グローカル”な変化を遂げているシェイクスピア劇の教養を身に付け、世界に羽ばたいてほしい。
授業の進め方・方法:
・すべての内容は,学習・教育目標(A)<視野>[JABEE基準1(2)(a)] 及び(C)<英語>[JABEE基準1(2)(f)] に対応する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
・<到達目標の評価方法と基準>「授業計画」の「到達目標」1~6の習得の度合いを中間試験、定期試験、小テスト、課題により評価する.評価における「知識・能力」の重みの目安は1~5を90%,6を10%とする.試験問題や課題のレベルは,百点法により60 点以上の得点を取得した場合に目標を達成したことが確認できるように設定する.
・<学業成績の評価方法および評価基準>中間、期末の2回の試験の平均点を70%とし,小テスト及びその他課題(発表を含む)等の評価を30%とし,その合計点で評価する.ただし,各定期試験で60点に達していない者には再試験を課すこともあり、再試験の成績が本試験の成績を上回った場合には、60点を上限としてその試験の成績を再試験の成績で置き換えるものとする.
・<単位修得要件>学業成績で60点以上を取得すること.
・<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>TOEIC 400点程度、COCET2600終了程度の語彙知識.
・<レポート等>授業に関連した小テスト及び課題(レポート等)を課す.
・<備考>授業は輪読、及び発表形式で行い、プレイリーディングを行うことも検討する.毎回の予習は、テキストの英文を辞書を引いて読んでくること.授業には必ずテキストと英和辞典(電子辞書可)を用意すること.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
序論(授業の進め方,勉強の仕方,評価方法) |
授業の進め方を理解できる.
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2週 |
Julius Caesar Act 1 |
1.作品の内容やそのテーマを理解できる. 2.作品および解説に使われる単語・熟語の意味および慣用表現が理解できる. 3. 作品および解説の内容に関する英語の問いに対して,適切な表現で答えることができる. 4.作品の一部を正しい発音で音読することができる. 5.作品および解説に含まれる語法,英語表現のいくつかを応用して適切な英語表現ができる. 6. 作品および解説における議論を自分の問題としてとらえ,自分の意見を持ち,表明することができる.
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3週 |
Julius Caesar Act 1 |
上記1~6
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4週 |
Julius Caesar Act 1 |
上記1~6
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5週 |
Julius Caesar Act 2 |
上記1~6
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6週 |
Julius Caesar Act 2 |
上記1~6
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7週 |
Julius Caesar Act 3 |
上記1~6
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8週 |
中間試験 |
上記1~6
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2ndQ |
9週 |
中間試験の解答解説 |
上記1~6
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10週 |
Julius Caesar Act 3 |
上記1~6
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11週 |
Julius Caesar Act 3 |
上記1~6
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12週 |
Julius Caesar Act 4 |
上記1~6
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13週 |
Julius Caesar Act 4 |
上記1~6
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14週 |
Julius Caesar Act 5 |
上記1~6
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15週 |
Julius Caesar Act 5 |
上記1~6
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 定期試験 | 小テスト・課題 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 70 |
配点 | 70 | 30 | 70 |