微分積分Ⅱ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 微分積分Ⅱ
科目番号 0007 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 一般科目 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 6
教科書/教材 教科書:「LIBRARY 工学基礎&高専 TEXT 微分積分」数理工学社 / 問題集:「LIBRARY 工学基礎&高専 TEXT 微分積分問題集」数理工学社
担当教員 奥村 昌司,亀谷 睦,岡田 浩嗣

到達目標

① 定積分の定義と微積分の基本定理を理解する。
② 積分を用いて,面積,体積,曲線の長さを計算できる。
③ 第 2 次導関数を求め,グラフの概形を描ける。
④ 平均値の定理,近似式,テイラーの定理を理解する。
⑤ 関数の媒介変数表示を理解し,その導関数を利用して,面積や長さを計算できる。
⑥ 2変数関数と偏微分法を理解し,具体例を計算できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1定積分を区分求積法で計算できる定積分を区分求積法で表せる定積分を区分求積で表せない
評価項目2 積分を用いて,面積,体積,曲線の長さを計算できる面積,体積,曲線の長さを積分の形に表せる 積分を用いて,面積,体積,曲線の長さを計算できない
評価項目3第2次までの導関数や極限値などを調べて,グラフの概形を描ける第2次までの導関数に基いて増減凹凸の表が作れる第2次までの導関数に基いて増減凹凸の表が作れない
評価項目4関数のテイラー展開の式が書け,近似値や平均値の定理と結びつけて説明できる関数のテイラー展開の式が書ける関数のテイラー展開が書けない
評価項目5関数の媒介変数表示された関数の導関数を用いて,面積や長さを計算できる関数の媒介変数表示された関数の導関数を計算できる関数の媒介変数表示された関数の導関数を計算できない
評価項目62変数関数の偏微分が計算でき,2次までの近似式やテイラー展開が書ける2変数関数の偏微分が計算できる2変数関数の偏微分が計算できない

学科の到達目標項目との関係

(A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
2 年後期に履修した微分積分Ⅰを前提として,引き続き微分積分法を学習し,その基礎となる考え方や方法を身につける.
授業の進め方・方法:
授業は講義を中心に進め,適宜,演習をおこなう.
注意点:
【このシラバスはWebシラバス作成のための練習用として作成されたものであり,実際の科目のシラバスではありません】
定期試験は,前期・後期とも中間・期末の2回実施する.
到達目標の各項目について,理解や具体例の計算の到達度を評価基準とする.
教科書や問題集の問題を日頃から反復的に解くこと。授業でわからなかったところはそのままにせず,放課後などを利用して積極的に教員に質問すること.
教員名:亀谷睦/奥村昌司/岡田浩嗣
研究室:A 棟 2 階(A212/A211/A209)
内線電話:8916/8914/8952
e-mail:kametani@maizuru-ct.ac.jp/sokumura@maizuru-ct.ac.jp/okada@maizuru-ct.ac.jp

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 定積分の定義と微積分の基本定理(1)
定積分と面積の関係を説明できる.
定積分を区分求積法で表せる.
2週 面積,体積,曲線の長さの積分計算(1) 面積,体積を定積分で計算できる.
3週 面積,体積,曲線の長さの積分計算(2) 回転体の体積,曲線の長さを計算できる.
4週 高次導関数(1) 高次導関数を計算できる.
平均値の定理を説明できる.
ロピタルの定理を利用して極限値を計算できる.
5週 高次導関数(2) 第2次導関数をもとめて,曲線の増減凹凸を判別できる.
6週 媒介変数表示(1) 媒介変数表示された曲線の微分の計算ができる.
7週 高次導関数(3) 2次までの近似式が書ける.
テイラーの定理を具体的な関数に適用できる.
8週 中間試験
2ndQ
9週 媒介変数表示(2) 媒介変数表示された曲線の長さを計算できる.
10週 媒介変数表示(3) 極方程式表示された曲線の長さを計算できる.
11週 定積分の定義と微積分の基本定理(2) 広義積分の計算ができる.
区分求積法と結びつけて級数の極限値を計算できる.
12週 偏微分法(1) 2 変数関数の定義域やグラフの意味,連続性の定義を述べることができる.
13週 偏微分法(2) 偏微分係数と偏導関数,全微分を計算できる.
14週 偏微分法(2) 合成関数の偏微分の公式を利用して偏微分の計算ができる.
15週 偏微分法(3) 2 変数関数の2次までの近似式が書ける.
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学定積分の定義と微積分の基本定理を理解し、簡単な定積分を求めることができる。2
微積分の基本定理を理解している。2
定積分の基本的な計算ができる。2
置換積分および部分積分を用いて、定積分を求めることができる。2
分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分を求めることができる。2
簡単な場合について、曲線で囲まれた図形の面積を定積分で求めることができる。2
簡単な場合について、曲線の長さを定積分で求めることができる。2
簡単な場合について、立体の体積を定積分で求めることができる。2
2変数関数の定義域を理解し、不等式やグラフで表すことができる。2
いろいろな関数の偏導関数を求めることができる。2
合成関数の偏微分法を利用して、偏導関数を求めることができる。2
簡単な関数について、2次までの偏導関数を求めることができる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000