物理ⅠB

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 物理ⅠB
科目番号 0016 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般科目 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 検定教科書 「物理基礎」(数研出版),検定教科書 「物理」(数研出版),問題集「新課程 リードLightノート物理」「新課程 リードLightノート物理基礎」(数研出版),問題集「新課程 物理基礎 学習ノート」(数研出版)
担当教員 上杉 智子

到達目標

1 物体に働く力,運動の法則を理解する。
2 仕事と力学的エネルギーについて理解する。
3 波の伝わり方と種類,波の性質を理解する。
4 音波の伝わり方と発音体の振動,共振・共鳴現象等を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1剛体に働く力のモーメント・合力を求めることができる。剛体に働く力のモーメントを理解している。剛体に働く力を理解していない。
評価項目2力学的エネルギー保存則を用いて物体の運動を求めることができる。仕事と力学的エネルギーを求めることができる。仕事と力学的エネルギーを理解していない。
評価項目3波の性質を利用した様々な現象を計算から求めることができる。波の伝わり方と種類・性質を理解している。波の伝わり方と種類・性質を理解していない。
評価項目4音波の伝わり方と発音体の振動などを計算により説明できる。音波の伝わり方と発音体の振動等を理解している。音波の性質を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (ⅰ) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
身の回りの様々な現象や自然の法則を理解するための,物理の基礎を学ぶ。最初に,物理の基礎である力学について学び,続いて波の性質について学習し,身近な音について学ぶ。

授業の進め方・方法:
【授業方法】
・授業は講義に適宜演習を取り入れて行う。
・必要に応じてレポート課題を出す。
・実験を行う際は4人程度のグループに分け,グループで協力して実験を行う。

【学習方法】
・黒板の内容は必ずノートに取ること。
・予習は必ずしも必要ではないが,ノートを見ながら復習を行い,問題集で演習を行うこと。分からないことがあれば質問すること。

注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
2回の定期試験を行う。時間は50分とする。2回の試験の平均(70%)と,その他レポート・授業時の小テスト等(30%)から,総合的に成績を評価する。到達目標への到達度を評価基準とする。

【備考】
毎週,電卓を持参すること。

【教員の連絡先】
研 究 室 A棟2階(A-203)
内線電話 8911
e-mail: uesugi アットマーク maizuru-ct.ac.jp (アットマークは@に変えること。)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバスの説明,剛体に働く力・力のモーメント
2週 剛体に働く力の合力・偶力・重心
3週 演習(剛体に働く力のつりあい)
4週 仕事の原理と仕事量
5週 運動エネルギーと位置エネルギー
6週 力学的エネルギー保存則
7週 演習(仕事と力学的エネルギー)
8週 中間試験
4thQ
9週 波の伝わり方と種類
10週 波の重ね合わせの原理,波の干渉
11週 波の反射,屈折,回折
12週 音の伝わり方
13週 発音体の振動と共振・共鳴
14週 演習・基礎実験
15週 演習(波の性質・音波)
16週 (15週の後に期末試験を実施)
期末試験返却・到達度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理物理仕事と仕事率に関する計算ができる。3後4
物体の運動エネルギーに関する計算ができる。3後5
重力による位置エネルギーに関する計算ができる。3後5
弾性力による位置エネルギーに関する計算ができる。3後5
力学的エネルギー保存の法則について説明でき、その法則を用いて、物体の速度や変位などを求めることができる。3後6,後7
力のモーメントに関する計算ができる。3後1
剛体のつり合いに関する計算ができる。3後2
重心に関する計算ができる。3後2
波の振幅、波長、周期、振動数、速さに関する計算ができる。3後9
横波と縦波の伝わり方について説明できる。3後9
時刻と位置に対応した媒質の変位を正弦波の式で表現できる。3後9
波の重ね合わせの原理について説明できる。3後10
波の独立性について説明できる。3後10
二つの波が干渉するとき、互いに強めあう条件と弱めあう条件について説明できる。3後10
定常波の特徴(節、腹の振動の様子など)について説明できる。3後10
ホイヘンスの原理について説明できる。3後11
波の反射の法則、屈折の法則及び回折について説明できる。3後11
弦の長さと弦を伝わる波の速さを用いて、弦の固有振動数を求めることができる。3後13,後14
気柱の長さと音速を用いて、開管、閉管の固有振動数を求めることができる(開口端補正は考えない)。3後15
うなり及び共振、共鳴現象について具体例を挙げて説明できる。3後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力70000300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000