概要:
物理ⅠA,ⅠBに引き続き,身の回りの様々な現象や自然の法則を理解するための,物理の基礎を学ぶ。後期は,単振動,単振り子,万有引力等について学び,続いて,熱力学の基礎について学習する。
授業の進め方・方法:
【授業方法】
・授業は講義に適宜演習を取り入れて行う。
・必要に応じてレポート課題を出す。
・実験を行う際は4人程度のグループに分け,グループで協力して実験を行う。
【学習方法】
・黒板の内容は必ずノートに取ること。
・予習は必ずしも必要ではないが,ノートを見ながら復習を行い,問題集で演習を行うこと。分からないことがあれば質問すること。
注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
2回の定期試験を行う。時間は50分とする。2回の試験の平均(70%)と,その他レポート・授業時の小テスト等(30%)から,総合的に成績を評価する。到達目標への到達度を評価基準とする。
【備考】
毎週,電卓を持参すること。
【教員の連絡先】
研 究 室 A棟2階(A-203)
内線電話 8911
e-mail: uesugi アットマーク maizuru-ct.ac.jp (アットマークは@に変えること。)
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 物理 | 力学 | 周期、振動数など単振動を特徴づける諸量を求めることができる。 | 3 | 後1 |
単振動における変位、速度、加速度、力の関係を説明できる。 | 3 | 後1,後2 |
万有引力の法則から物体間にはたらく万有引力を求めることができる. | 3 | 後3 |
万有引力による位置エネルギーに関する計算ができる。 | 3 | 後3 |
熱 | 原子や分子の熱運動と絶対温度との関連について説明できる。 | 3 | 後4 |
時間の推移とともに、熱の移動によって熱平衡状態に達することを説明できる。 | 3 | 後4 |
熱量の保存則を表す式を立て、熱容量や比熱を求めることができる。 | 3 | 後4 |
物体の熱容量と比熱を用いた計算ができる。 | 3 | 後4 |
動摩擦力がする仕事は、一般に熱となることを説明できる。 | 3 | 後7 |
ボイル・シャルルの法則や理想気体の状態方程式を用いて、気体の圧力、温度、体積に関する計算ができる。 | 3 | 後5,後10 |
気体の内部エネルギーについて説明できる。 | 3 | 後6 |
熱力学第一法則と定積変化・定圧変化・等温変化・断熱変化について説明できる。 | 3 | 後6 |
エネルギーには多くの形態があり互いに変換できることを具体例を挙げて説明できる。 | 3 | 後7 |
不可逆変化について理解し、具体例を挙げることができる。 | 3 | 後7 |
熱機関の熱効率に関する計算ができる。 | 3 | 後7 |
物理実験 | 物理実験 | 力学に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。 | 3 | 後15 |
熱に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。 | 3 | 後13 |