古文Ⅱ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 古文Ⅱ
科目番号 0036 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般科目 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 村上美登志著『中世軍記文学選』第5版(和泉書院)
担当教員 村上 美登志

到達目標

①.歴史的仮名遣いを理解し,読む事が出来る。
②.簡単な漢文を読む事が出来る。
③.日本語の語源と変遷を理解することが出来る。
④.長文のおおよその意味を摑むことが出来る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1   ①歴史的仮名遣いを理解し,読む事が出来る。歴史的仮名遣いを,ほぼ理解し,読む事が出来る。歴史的仮名遣いを理解し,読む事が出来ない。
評価項目2   ②簡単な漢文を読む事が出来る。簡単な漢文を,ほぼ読む事が出来る。簡単な漢文を読む事が出来ない。
評価項目3   ③日本語の語源と変遷を理解することが出来る。 日本語の語源と変遷を,ほぼ理解することが出来る。 日本語の語源と変遷を理解することが出来ない。
評価項目4   ④長文のおおよその意味を摑むことが出来る。 長文のおおよその意味を,ほぼ摑むことが出来る。 長文のおおよその意味を摑むことが出来ない。

学科の到達目標項目との関係

(E) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 本講義は,古文・漢文の随筆・小説・詩歌等といった文章に馴れ親しみながら,現代語の語源でもある基本語句を学びつつ,文章読解能力や,より豊かな表現力を身に付けるための基礎学力の習得に主眼を置く。
授業の進め方・方法:
古文に親しみながら,本文のおおよその意味を摑めるように,講義を進めていく。歴史・語源等も丁寧に解説し,現代との比較にも重点を置く。
注意点:
 講義の理解を助けるために,予復習は必ずやっておくこと。
 定期試験(90%)の他,小テスト・小作文(10%)等を適宜(半期2~3回程度)実施し,評価は課題レポート等を含めた総合評価を以て下す。また,到達目標の達成度を評価基準としている。

研究室 A棟3階(B-313)
内線電話 8206
e-mail:murakamiアットマークmaizuru-ct.ac.jp (アットマークは@に変えること。)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ☆〈シラバス内容の説明〉 「太政入道、慈恵僧正の再誕の事」 ②.簡単な漢文を読む事が出来る。
2週 「太政入道、慈恵僧正の再誕の事」 ③.日本語の語源と変遷を理解することが出来る。
3週 「太政入道、慈恵僧正の再誕の事」 ③.日本語の語源と変遷を理解することが出来る。
4週 「太政入道、慈恵僧正の再誕の事」 ③.日本語の語源と変遷を理解することが出来る。
5週 「白河院祈親持経の再誕の事」 ③.日本語の語源と変遷を理解することが出来る。
6週 「白河院祈親持経の再誕の事」 ③.日本語の語源と変遷を理解することが出来る。
7週 「白河院祈親持経の再誕の事」 ③.日本語の語源と変遷を理解することが出来る。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 「太政入道、経の島築かれ給ふ事」 ④.長文のおおよその意味を摑むことが出来る。
10週 「太政入道、白河院の御子なる事」 ④.長文のおおよその意味を摑むことが出来る。
11週 「太政入道、白河院の御子なる事」 ④.長文のおおよその意味を摑むことが出来る。
12週 「源氏、三草山并一ノ谷追い落とす事」 ④.長文のおおよその意味を摑むことが出来る。
13週 「源氏、三草山并一ノ谷追い落とす事」 ④.長文のおおよその意味を摑むことが出来る。
14週 「越中前司盛俊討たるゝ事」 ④.長文のおおよその意味を摑むことが出来る。
15週 《古文講義の総復習とまとめ》 ④.長文のおおよその意味を摑むことが出来る。
16週 後期期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。1
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。1
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。1
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。1
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。1
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。1
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。1
代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。1
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。1
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。1
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。1
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。1
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。1
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。1
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90000100100
基礎的能力90000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000