総合国語ⅠB

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 総合国語ⅠB
科目番号 0038 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般科目 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 『現代文B 上巻』(大修館書店),『国語総合 古典編』(大修館書店)/『新版三訂新訂総合国語便覧』(第一学習社),『新しい常用漢字』(数研出版)
担当教員 畑 恵里子

到達目標

技術者に必要な人間性,国際性,協調性及び英語による基礎的なコミュニケーション能力を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1常用漢字及び関連熟語を習得できる。常用漢字及び関連熟語を習得できると認められる。常用漢字及び関連熟語を習得できない。
評価項目2論理的文章を要約し,自分の意見を表現できる。論理的文章を要約し,自分の意見を表現できると認められる。論理的文章を要約し,自分の意見を表現できない。
評価項目3主な文学作品における描写効果を説明できる。主な文学作品における描写効果を説明できると認められる。主な文学作品における描写効果を説明できない。
評価項目4主な詩歌を味わい,創作し,感受性を養成できる。主な詩歌を味わい,創作し,感受性を養成できると認められる。主な詩歌を味わい,創作し,感受性を養成できない。
評価項目5文学史上における作品の意義を理解・表現できる。文学史上における作品の意義を理解・表現できると認められる。文学史上における作品の意義を理解・表現できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
現代文・古文・漢文における読解力と鑑賞力とを高める。
高2レベルの検定教科書を中心として授業を進める。
検定教科書の他,映像も取り入れて授業を進める。
講義内容に関する創作も課し,その成果を発表する。
授業の進め方・方法:
講義形式を主とする。
グループ学習を必要に応じて用いる。
注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
定期試験(70%)を中心に,小テスト,提出物,講義内質疑等(30%)を加えた総合評価とする。
日本漢字能力検定・日本語検定等も推奨し,級に応じて加点対象とする(上限10%)。
到達目標を評価基準とする。
【備考】
予習・復習は必ず行う。初回講義時にはノートのとりかた等を指示する。
辞書は毎回必携とする(紙媒体・電子媒体を問わない)。
検定教科書の他,映像を使用した講義を行う。
メッセージ:暗記するだけではなく,「自分で考える」ことを意欲的に実践してください。
【科目の位置付け】
先に履修する関連科目
現代文Ⅰ,Ⅱ
古文Ⅰ,Ⅱ
後で履修する関連科目
総合国語ⅡA,ⅡB
国語国文Ⅰ,Ⅱ
【連絡先】
研 究 室 B 棟 3 階(B-301)
内線電話 8904
e-mail: e.hataアットマークmaizuru-ct.ac.jp(アットマークは@にしてください)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバス説明,
評論 清岡卓行「ミロのヴィーナス」
常用漢字及び関連熟語を習得できる。
論理的文章を要約し,自分の意見を表現できる。
2週 評論 清岡卓行「ミロのヴィーナス」 常用漢字及び関連熟語を習得できる。
論理的文章を要約し,自分の意見を表現できる。
3週 小説 夏目漱石「こころ」 常用漢字及び関連熟語を習得できる。
主な文学作品における描写効果を説明できる。
4週 小説 夏目漱石「こころ」 常用漢字及び関連熟語を習得できる。
主な文学作品における描写効果を説明できる。
5週 映像作品による講義 常用漢字及び関連熟語を習得できる。
主な文学作品における描写効果を説明できる。
6週 映像作品による講義 常用漢字及び関連熟語を習得できる。
主な詩歌を味わい,創作し,感受性を養成できる。
7週 日本文学史(中世・近世) 常用漢字及び関連熟語を習得できる。
文学史上における作品の意義を理解・表現できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 試験返却,到達度確認,評論 橋本治「敬語への自覚,他者への自覚」 常用漢字及び関連熟語を習得できる。
論理的文章を要約し,自分の意見を表現できる。
10週 評論 橋本治「敬語への自覚,他者への自覚」 常用漢字及び関連熟語を習得できる。
論理的文章を要約し,自分の意見を表現できる。
11週 詩 高村光太郎「樹下の二人」,宮沢賢治「永訣の朝」, 吉野弘「I was born」 常用漢字及び関連熟語を習得できる。
主な文学作品における描写効果を説明できる。
12週 漢文 絶句・律詩・古体詩 常用漢字及び関連熟語を習得できる。
主な文学作品における描写効果を説明できる。
13週 古文 「平家物語 祇園精舎」 常用漢字及び関連熟語を習得できる。」主な文学作品における描写効果を説明できる。
14週 古文 「平家物語 祇園精舎」 常用漢字及び関連熟語を習得できる。
主な文学作品における描写効果を説明できる。
15週 日本文学史(近代・現代) 常用漢字及び関連熟語を習得できる。
文学史上における作品の意義を理解・表現できる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。2後1,後2,後9,後10
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。2後3,後4,後11
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。2後1,後2,後5,後6,後9,後10,後11
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。2後5,後6,後7
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。2後5,後6,後11
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。2後3,後4
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後9,後10
代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。2後12,後13,後14
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。2後12,後13,後14
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。2後7,後12,後13,後14
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。2後13,後14
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。2後5,後6
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。2後5,後6
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。2後5,後6
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。2後5,後6

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力70000300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000