到達目標
1 区分求積法で定積分を求めることができる。
2 図形の面積,曲線の長さ,立体の体積を定積分で求めることができる。
3 2次までの導関数を利用して,グラフの凹凸を調べ,グラフの概形を描くことができる。
4 近似式やテイラー展開を計算できる。
5 媒介変数表示された関数の導関数を利用して,面積や長さを計算できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 定積分を区分求積法で計算できる。 | 定積分を区分求積法で表せる。 | 定積分を区分求積で表せない。 |
評価項目2 | 積分を用いて,面積,体積,曲線の長さを計算できる。 | 面積,体積,曲線の長さを積分の形に表せる。 | 積分を用いて,面積,体積,曲線の長さを計算できない。 |
評価項目3 | 第2次までの導関数や極限値などを調べて,グラフの概形を描ける。 | 第2次までの導関数に基いて増減凹凸の表が作れる。 | 第2次までの導関数に基いて増減凹凸の表が作れない。 |
評価項目4 | 関数のテイラー展開の式が書け,近似値や平均値の定理と結びつけて説明できる。 | 関数のテイラー展開の式が書ける。 | 関数のテイラー展開が書けない。 |
評価項目5 | 媒介変数表示された関数の導関数を用いて,グラフの接線,面積や長さの応用的な問題が解ける。 | 媒介変数表示された関数の導関数を用いて,グラフの接線,面積や長さを計算できる。 | 媒介変数表示された関数の導関数を用いて,グラフの接線,面積や長さを計算できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
2 年後期に履修した微分積分ⅠA・ⅠBに引き続き,微分積分法を学習し,その基礎となる考え方や方法を身につける。
授業の進め方・方法:
【授業方法】
・授業は,講義を中心に進める。
・適宜,問題演習を行う。
【学習方法】
・教科書や問題集の問題を日頃から反復的に解くこと。
注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
2回の定期試験を行う。時間は50分とする。2回の試験の点数(60%)と課題の取り組み(40%)基に,成績を評価する。
到達目標の各項目について,理解や具体例の計算の到達度を評価基準とする。
【備考】
授業でわからなかったところはそのままにせず,放課後などを利用して積極的に教員に質問すること。
【教員の連絡先】
研究室 A棟2階(奥村:A-206 / 岡田:A-209)
内線電話 奥村:8914 / 岡田:8952
e-mail 奥村: sokumura / 岡田:okada アットマーク maizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること)
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
シラバス内容の説明,部分積分と三角関数の積分,面積 |
2
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2週 |
面積,体積,曲線の長さの積分計算(1),(区分求積法と面積) |
1
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3週 |
面積,体積,曲線の長さの積分計算(2),(面積と体積) |
2
|
4週 |
面積,体積,曲線の長さの積分計算(3),(体積と長さ) |
2
|
5週 |
高次導関数(1),(ライプニッツの公式) |
3
|
6週 |
高次導関数(2),(平均値の定理,ロピタルの定理) |
3
|
7週 |
高次導関数(3),(関数の凹凸と変曲点) |
3
|
8週 |
中間試験 |
|
2ndQ |
9週 |
中間試験返却,高次導関数(4),(媒介変数表示された関数の微分) |
5
|
10週 |
高次導関数(5),(近似式) |
4
|
11週 |
高次導関数(6),(テイラー展開,複素数変数の指数関数) |
4
|
12週 |
媒介変数表示(1),(媒介変数表示の曲線が描く図形の面積) |
5
|
13週 |
媒介変数表示(2),(極方程式が描く図形の面積) |
5
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14週 |
定積分の定義と微積分の基本定理(2),(広義積分) |
5
|
15週 |
定積分の定義と微積分の基本定理(3),(区分求積法) |
1,5
|
16週 |
(15週目の後に期末試験を実施) 期末試験返却・到達度確認 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 関数の増減表を書いて、極値を求め、グラフの概形をかくことができる。 | 3 | 前5,前6,前7 |
2次の導関数を利用して、グラフの凹凸を調べることができる。 | 3 | 前5,前6,前7 |
関数の媒介変数表示を理解し、媒介変数を利用して、その導関数を求めることができる。 | 3 | 前9 |
定積分の定義と微積分の基本定理を理解し、簡単な定積分を求めることができる。 | 3 | 前1,前14,前15 |
簡単な場合について、曲線で囲まれた図形の面積を定積分で求めることができる。 | 3 | 前2,前3,前12,前13 |
簡単な場合について、曲線の長さを定積分で求めることができる。 | 3 | 前4 |
簡単な場合について、立体の体積を定積分で求めることができる。 | 3 | 前3,前4 |
簡単な1変数関数の局所的な1次近似式を求めることができる。 | 3 | 前10 |
1変数関数のテイラー展開を理解し、基本的な関数のマクローリン展開を求めることができる。 | 3 | 前10,前11 |
オイラーの公式を用いて、複素数変数の指数関数の簡単な計算ができる。 | 3 | 前11 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 実技等 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |