科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 哲学
科目番号 0065 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 一般科目 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 検定教科書「倫理」(数研出版)
担当教員 山根 秀介

到達目標

1 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し,これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして,自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。
2 科学技術が社会に与えてきた影響をもとに,技術者の役割や責任を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を十分に理解し,これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして,自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について適切に考察できる。人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し,これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして,自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し,これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして,自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できない。
評価項目2科学技術が社会に与えてきた影響をもとに,技術者の役割や責任を十分に説明できる。科学技術が社会に与えてきた影響をもとに,技術者の役割や責任を説明できる。科学技術が社会に与えてきた影響をもとに,技術者の役割や責任を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (E) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (F) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本講義では,近世以降の哲学史をたどることによって,西洋世界の思想を学び,また西洋世界の価値観を前提とした現代社会を深く理解することを目指す。

授業の進め方・方法:
【授業方法】
・各人の世界観・人生観を問い直すことができるように講義を進める。現代の当たり前と思っている「ものの見方」がどのような起源をもつのか,必ずしも「当たり前」ではないことを考えることで,自らの世界観・人生観を根本的に反省できるように工夫したい。
・授業は基本的にテキストに沿って行われるが、適宜担当者が作成したプリントを配布する。

【学習方法】
・授業はじめに確認する前回授業内容と,その日の学習事項を念頭に,授業を注意深くきく。
・この授業は各人の主体的思索が重要である。随時質問するので,積極的に答え,また,自分の疑問をぶつけるなど,自分から授業に参加するように努める。
・授業の後,授業内容を友達などと話しあってみる。そのことによって,聞き落としたことや勘違いに気づくことができる。さらに,みずから言葉としてアウトプットすることで,主体的に考える力,メディア・リテラシーが養われる。

注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
2回の定期試験を行う。時間はそれぞれ50分とする。中間試験を40%,期末試験を40%,ポートフォリオを20%(小テスト,小レポート等)として成績評価を行う。到達目標への到達度を評価基準とする。

【備考】
自分の関心に応じて書籍を借りたり購入したりして読むこと。

【教員の連絡先】
研究室 山根秀介 B棟3階(B-305)
内線電話 8902
E-mail : s.yamane アットマーク maizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること。)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバス内容の説明,哲学とは何か/何でないか 1,2
2週 ルネサンスと宗教改革 1,2
3週 ベーコンー近代科学の誕生 1,2
4週 デカルトー近代哲学の誕生 1,2
5週 イギリス経験論と大陸合理論ー認識とは何か 1,2
6週 ルソーとホッブズー社会と個人の哲学 1,2
7週 カントー哲学の革命 1,2
8週 中間試験
4thQ
9週 中間試験解説 1,2
10週 ヘーゲルー歴史と自由をめぐる思索 1,2
11週 功利主義と実証主義 1,2
12週 進化論とプラグマティズム 1,2
13週 マルクスー唯物論哲学 1,2
14週 ニーチェとハイデガーー現代思想の諸源流 1,2
15週 現代哲学の諸課題 1,2
16週 (15週の後に期末試験を実施)
期末試験返却・到達度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

試験発表相互評価実技等ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力80000200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000