化学Ⅲ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 化学Ⅲ
科目番号 0075 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 一般科目 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 山口佳隆・伊藤 卓 著「物質・材料をまなぶ化学」(裳華房),澤岡 昭 著「電子・光材料 基礎から応用まで 第2版(新装版)」(森北出版)
担当教員 松田 若菜

到達目標

1 理工系の大学で一般的に講義されている量子化学,物理化学などの知識を身につけることができる。
2 初等的な有機化学や高分子化学などの知識を身につけることができる。
3 素材として物質を扱う技術者にとって必須な電子材料,光材料などに関する知識を身につけることができる。
4 技術者として考慮すべき環境科学やエネルギー材料の概念を理解することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1量子化学,物理化学などの知識を十分に身につけることができている。量子化学,物理化学などの知識を身につけることが,基本的にできている。量子化学,物理化学などの知識を身につけることができていない。
評価項目2初等的な有機化学や高分子化学などの知識を十分に身につけることができている。初等的な有機化学や高分子化学などの知識を身につけることが,基本的にできている。初等的な有機化学や高分子化学などの知識を身につけることができていない。
評価項目3電子材料,光材料などに関する知識を十分に身につけることができている。電子材料,光材料などに関する知識を身につけることが,基本的にできている。電子材料,光材料などに関する知識を身につけることができていない。
評価項目4技術者として考慮すべき環境科学やエネルギー材料の概念を十分に理解できている。技術者として考慮すべき環境科学やエネルギー材料の概念を基本的に理解できている。技術者として考慮すべき環境科学やエネルギー材料の概念を理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (I) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1 理工系の大学で一般的に講義されている量子化学,物理化学などの知識を身につける。
2 初等的な有機化学や高分子化学などの知識を身につける。
3 素材として物質を扱う技術者にとって必須な電子材料,光材料などに関する知識を身につける。
4 技術者として考慮すべき環境科学やエネルギー材料の概念を理解する。

授業の進め方・方法:
【授業方法】
授業は講義を中心に,適宜演習や小テストを取り入れて行う。講義の内容は概ねテキストに沿ったものであるが,補足や変更点がある場合がある。
必要に応じてレポート課題を出す。

【学習方法】
復習を行い,分からないことがあれば質問すること。

注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
・前期と後期にそれぞれ,中間試験と期末試験の2回の定期試験を行う。時間はそれぞれ50分とする。
・前期2回,後期2回の定期試験(70%)とポートフォリオ(レポート,小テスト等)(30%)から,総合的に成績を評価する。
・到達目標への到達度を評価基準とする。

【備考】
毎回,テキストを持参すること。
課題の提出は期限までに必ず行うこと。

【教員の連絡先】
非常勤講師室

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
選択必修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明と授業の導入
2週 1.物質の根源:粒子の概念
3週 2.物質の根源:軌道の概念
4週 3.ナノからミクロへ:化学結合
5週 4.ミクロからマクロへ:分子間相互作用 1,2
6週 5.物質の性質
7週 6.物質を作る:物質合成デザイン 1,2
8週 理解度確認
2ndQ
9週 7.物質を作る:化学平衡と反応速度
10週 8.物質の種類
11週 9.物質と材料
12週 10.生命体を構成する物質
13週 11.生態系を構成する物質 2,4
14週 12.環境と物質 2,4
15週 13.材料の役割と変遷 2,4
16週 (15週の後に期末試験を実施)
期末試験返却・到達度確認
後期
3rdQ
1週 シラバス内容の説明と授業の導入
2週 1.電子・光材料を学ぶために
3週 2.導電材料と絶縁材料
4週 3.誘電材料
5週 4.圧電材料と電歪材料
6週 5.磁気材料
7週 6.磁気記録材料
8週 理解度確認
4thQ
9週 7.半導体素子
10週 8.半導体素子の製造
11週 9.光材料
12週 10.ディスプレイと光記録
13週 11.エネルギー材料 3,4
14週 12.超電導材料
15週 問題演習
16週 (15週の後に期末試験を実施)
期末試験返却・到達度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価実技等ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力70000300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000