人間論

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 人間論
科目番号 0089 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般科目 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 (a) 検定教科書『倫理』(数研出版)
担当教員 山根 秀介

到達目標

1 民族,宗教,生活文化の多様性を理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。
2 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し,これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして,自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。
3 高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。
4 技術者を目指す者として,平和の構築、異文化理解の推進,自然資源の維持,災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。
5 様々な国の生活習慣や宗教的信条,価値観などの基本的な事項について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1民族,宗教,生活文化の多様性を十分に理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について適切に考察できる。民族,宗教,生活文化の多様性を理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。民族,宗教,生活文化の多様性を理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できない。
評価項目2人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を十分に理解し,これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして,自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について適切に考察できる。人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し,これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして,自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し,これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして,自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できない。
評価項目3高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを十分に説明できる。高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できない。
評価項目4技術者を目指す者として,平和の構築、異文化理解の推進,自然資源の維持,災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を十分に認識している。技術者を目指す者として,平和の構築、異文化理解の推進,自然資源の維持,災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。技術者を目指す者として,平和の構築、異文化理解の推進,自然資源の維持,災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識していない。
評価項目5様々な国の生活習慣や宗教的信条,価値観などの基本的な事項について十分に説明できる。様々な国の生活習慣や宗教的信条,価値観などの基本的な事項について説明できる。様々な国の生活習慣や宗教的信条,価値観などの基本的な事項について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (E) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (F) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
私たちがふだん自明のものと考えている「人間」について,哲学や思想,宗教の歴史をたどりつつ,根本的に考えていく。
あらゆるもののと同様,「人間」とは必ずしも科学的,定量的に捉えられるような存在ではない。
「人間」をさまざまな角度から考えることで,受講者の「人間観」が変革されることを望む。

授業の進め方・方法:
【授業方法】
・基本的には教科書に沿って授業を行うが,適宜担当者の作成したプリントも使用する。
・できるかぎり現代の諸問題と密接に結びつけて解説する。
・授業のはじめに,前回の授業内容とその日の学習事項・ポイントを確認する。
・授業は生きものであり,受講者と教員との相互作用によって進むものであるため,必ずしもシラバス通りに進行するとは限らない(もちろんクラスによって成績評価に影響のないよう注意する)。

【学習方法】
・「自己理解」に役立つよう,様々なテーマを自分自身に引きつけて自らの問題として考えながら講義を受ける。
・その際,質問に積極的に答える。
・さらに,自らも積極的に質問し,主体的に授業に参加するよう努める。
・授業の眼目は,自らの力で考える基礎力をつけることにある。したがって,知識の一時的な丸暗記では意味がない。知識は「教養」として活用できることが大切である。そのためには,授業の後,授業内容を友達などと話しあってみる。そのことによって,聞き落としたこと,勘違いに気づくことができる。さらに,みずから言葉としてアウトプットすることで,主体的に考える力,メディア・リテラシーが養われる。
・授業を聞くだけではなく,自分で関心に応じて書籍を借りたり購入したりして読むこと。

注意点:
【評価方法・評価基準】
2回の定期試験によって評価する。時間は 50 分とする。
中間試験を50%,期末試験を50%として計算する。
成績の評価基準は,到達目標の到達度を基準として行う。

【教員の連絡先】
研究室 山根秀介 B棟3階(B-305)
内線電話 8902
E-mail :s.yamane アットマーク maizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること。)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明,人間(学)とは何か 2,3,4
2週 人間と自己(1) 2,3,4
3週 人間と自己(2) 2,3,4
4週 古代ギリシアの思想(1) 1,2,5
5週 古代ギリシアの思想(2) 1,2,5
6週 古代ユダヤ教と古代キリスト教 1,4,5
7週 イスラーム 1,4,5
8週 中間試験
2ndQ
9週 中間試験の解説
10週 古代インドの思想と仏教(1) 1,2,5
11週 古代インドの思想と仏教(2) 1,2,5
12週 古代中国の思想(1) 1,4,5
13週 古代中国の思想(2) 1,4,5
14週 古代日本の思想(1) 1,4,5
15週 古代日本の思想(2) 1,4,5
16週 (15週の後に期末試験を実施)
期末試験返却・到達度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3前1,前2,前3,前4,前5
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。3前1,前2,前3
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3前1,前2,前3,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000