人文特論ⅠB

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 人文特論ⅠB
科目番号 0090 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 一般科目 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 上野成利・本田雅也 著「パノラマ 初級ドイツ語ゼミナール[三訂版]」(白水社)
担当教員 李 依妮

到達目標

1 ドイツ語の基礎的な語彙や初級ドイツ語文法を習得し,基礎的なコミュニケーション能力を身につける
2 ドイツ語のテキストを,辞書を引きながら読めるようになる
3 ドイツ語の学習を通してドイツ語圏の文化・思想への理解を深める

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ドイツ語の基礎的な語彙や初級ドイツ語文法を十分に習得し,基礎的なコミュニケーション能力を身につけている。ドイツ語の基礎的な語彙や初級ドイツ語文法をある程度習得し,ある程度の基礎的なコミュニケーション能力を身につけている。ドイツ語の基礎的な語彙と初級ドイツ語文法との習得も,基礎的なコミュニケーション能力を身につけることも到達していない。
評価項目2ドイツ語のテキストを,辞書を引きながら読解できる能力を十分に身につけている。ドイツ語のテキストを,辞書を引きながら読解できる能力をあるていど身につけている。ドイツ語のテキストを,辞書を引きながら読解できる能力を十分に身につけていない。
評価項目3ドイツ語の学習を通してドイツ語圏の文化・思想への理解が十分に深まっている。ドイツ語の学習を通してドイツ語圏の文化・思想への理解がある程度深まっている。ドイツ語の学習を通してドイツ語圏の文化・思想への理解が深まっていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では,初級レベルのドイツ語の習得を目指す。ドイツ語の基礎的な語彙および初級ドイツ語文法を習得すること,そしてそれらの知識をもとにして,ドイツ語の簡単な文章を読解する能力を身につけ,ドイツ語圏での滞在や日常生活に必要となる基礎的なコミュニケーション能力を身につけること,それが本授業の目指すところである。なお,本講義において適宜,思想・文学作品の抜粋をあつかい,それを読み解いていく過程で,ドイツ語圏の文化・思想・文学への理解を深めることができればと思う。ドイツ語というひとつの言語を学ぶとともに,その言語によって形づくられてきた文化の豊かさに触れること,それが本授業の最終的な目的である。

本授業では,指定の教科書に加えて,授業中で補足資料を配布しMeine Deutschstundeのウェブサイトで提供されている動画を利用する。さらに,ドイツの思想家や作家が残したテクストを適宜用いて授業を進める。扱うテクストは受講者の関心に応じて変えることもあるが,今のところは,カント,マルクス,ヴェーバー,フロイトといった思想家たち,またゲーテ,シラー,ゲオルゲといった作家たちのテクストを取り上げる予定である。最終的には,こうした思想家や作家たちの文章を,辞書を引きながらゆっくりと読み進めることのできるレベルにまで到達できればと思う。

授業の進め方・方法:
【授業方法】
授業は基本的に講義形式で行なうが,必要に応じて,出席者に質問を投げかけることもある。なお授業の終わりには,簡単な練習問題を解いてもらう。解いてもらった練習問題は,次週に答え合わせをし,解説を加える。

【学習方法】
文法事項は授業中に詳しく解説するが,語学の学習には予習と復習が不可欠であるため,可能なかぎり各自で予習・復習を行なってもらいたい。また授業中には教科書以外にもさまざまな参考文献を紹介する予定である。そこには,ドイツ語に関する本だけでなく,ドイツ思想やドイツ文学に関する本も含まれるかもしれない。受講者には(試験と直接関係するわけではないが)こうした文献にもできるだけ目を通して,その面白さや豊かさに触れてもらいたい。本授業ではとりわけ「読む」ことに力点を置くため,多種多様なテクストを読むことを厭わずに授業に参加してもらえればと思う。

注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
・中間試験および期末試験を行なう。
・試験時間は50分とする。
・持ち込みは一切不可とする。
・中間試験と期末試験の点数を合わせて評価する(60%)。
・また各回の平常点を加味する(40%)。
・中間試験,期末試験,練習問題の点数を総合的に評価し,到達目標への到達度と照らしたうえで,成績を決定する。

【備考】
・教科書を忘れずに持参すること。
・辞書を忘れずに持参すること(紙の辞書,電子辞書,アプリの辞書など,どれでも可とする。辞書については初回の授業で説明する)。
・予習・復習を怠らないこと。

【教員の連絡先】
研究室 B棟2階 非常勤講師室(B‐206)
内線電話 8125

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 前期の内容の復習,完了形(1) 1,2,3
2週 完了形(2) 1,2,3
3週 分離動詞,命令形(1) 1,2,3
4週 分離動詞,命令形(2) 1,2,3
5週 再帰代名詞と再帰動詞(1) 1,2,3
6週 再帰代名詞と再帰動詞(2) 1,2,3
7週 接続文と副文 1,2,3
8週 中間試験
4thQ
9週 zu不定詞句,非人称動詞 1,2,3
10週 形容詞の比較(1) 1,2,3
11週 形容詞の比較(2) 1,2,3
12週 受動態,分詞(1) 1,2,3
13週 受動態,分詞(2) 1,2,3
14週 接続詞の用法(1) 1,2,3
15週 接続詞の用法(2),まとめ 1,2,3
16週 (15週目の後に期末試験を実施)
期末試験返却・達成度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価実技等ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力60000400100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000