ドイツ文化論Ⅰ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 ドイツ文化論Ⅰ
科目番号 0099 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般科目 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 授業内にプリントを配布する。
担当教員 石澤 将人

到達目標

1.ヨーロッパ古代・中世史の理解
2.ドイツ近世史の理解
③.国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。
4.ドイツ近代文学の鑑賞
⑤.哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。
⑥.今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。
⑦.日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ヨーロッパ古代・中世史を十分理解している。ヨーロッパ古代・中世史の大枠を理解できている。ヨーロッパ古代・中世史の意義がわからない。
評価項目2ドイツ近世史を十分理解している。ドイツ近世史の大枠を理解できている。ドイツ近世史の意義がわからない。
評価項目3国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、キーワードを理解している。国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、曖昧な理解しかない。
評価項目4ドイツ近代文学の鑑賞する力がある。ドイツ近代文学の基礎知識がある。ドイツ近代文学について何も知らない。
評価項目5哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。哲学者の思想のキーワードを理解している。哲学者の思想について何も知らない。
評価項目6今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。今日の国際的な政治・経済の仕組みの基礎を理解している。今日の国際的な政治・経済の仕組みの基礎を理解していない。
評価項目7日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。文化、民族・宗教などが多様であることを理解している。文化、民族・宗教などの多様性を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
近現代のドイツの歴史は、わが国の歴史とも密接に関わっている。本授業ではとりわけドイツの分化について理解してもらうために、近代を中心にドイツの文学や思想について、その背景となる歴史も含めて概観していく。
Lerning German history and literature in order to understand its modern culture.
授業の進め方・方法:
 講義が中心となるが、出席者への質問も行う。また、授業時間内に時間を取ってテーマに応じた文学作品の一部を読む。指名して朗読してもらうこともある。講義後にB5一枚程度で各自考察を書いてもらう。
 背景となる世界史の知識については講義中に十分な説明をするつもりであるが、できるだけ予習もしておいてもらいたい。また、参考図書などは授業内で紹介するので、機会を見て目を通してもらいたい。
注意点:
 前期・後期とも中間試験の代わりにレポートの提出を課し、期末試験と合わせて評価する(70%)。また、授業内に提出してもらう考察を一回につき2点満点で評価し(前期・後期それぞれ30点満点)、これに加える。授業内容を理解しているか、そして自分がそれに関して何を考えたかが書けているかについて到達目標の到達度に基づき評価する。
 日本とドイツはよく似ているとされることがあります。この評価はある意味では正しく、別の意味ではひどく一面的とも言えます。では日本とドイツはどこが似ていてどこが異なっているのでしょうか。そして、ドイツの歴史や文化を学ぶことから現代日本に生きるみなさんが汲み取れるものはなんでしょうか。この授業ではそれを考えていくことになりますが、私から提供できるのはみなさんがひとりひとり考えるための材料だけです。単なる知識の一方的な授受ではなく、参加者がみんなで考える授業にしたいと思います。

研究室 B棟2階非常勤講師室
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授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明 国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。
2週 ドイツ古代史 ヨーロッパ古代・中世史の理解
3週 ドイツ中世史1 ヨーロッパ古代・中世史の理解
4週 ドイツ中世史2 ヨーロッパ古代・中世史の理解
5週 ドイツ近世史1 ドイツ近世史の理解
6週 ドイツ近世史2 ドイツ近世史の理解
7週 ドイツ近世史3 ドイツ近世史の理解
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。
8週 ドイツ啓蒙思想 国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。
哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。
2ndQ
9週 フランス革命とドイツ 国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。
哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。
10週 シュトゥルム・ウント・ドラング ドイツ近代文学の鑑賞
11週 ドイツ古典主義1 ドイツ近代文学の鑑賞
哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。
12週 ドイツ古典主義2 ドイツ近代文学の鑑賞
哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。
13週 ロマン主義の文学1 ドイツ近代文学の鑑賞
哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。
14週 ロマン主義の文学2 ドイツ近代文学の鑑賞
哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。
15週 到達度確認
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解世界の歴史、交通・通信の発達から生じる地域間の経済、文化、政治、社会問題を理解し、技術者として、それぞれの国や地域の持続的発展を視野においた、経済的、社会的、環境的な進歩に貢献する資質を持ち、将来技術者の役割、責任と行動について考えることができる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。2
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。2
ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。2
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。1
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力00001000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000