基礎数学Ⅰ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 基礎数学Ⅰ
科目番号 0109 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 一般科目 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 6
教科書/教材 「LIBRARY工学基礎&高専TEXT 基礎数学」数理工学社/「LIBRARY工学基礎&高専TEXT 基礎数学問題集」数理工学社
担当教員 奥村 昌司,亀谷 睦,喜友名 朝也

到達目標

① 数と式の法則を理解し,計算できる
② 方程式と不等式の性質を理解し,解ける
③ 関数の性質を理解し,グラフを描ける
④ 指数関数の性質を理解し,計算できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1数と式の法則を理解し,計算できるだけでなく,他者に説明もできる数と式の法則を理解し,計算できる数と式の法則を理解していない
評価項目2方程式と不等式の性質を理解し,解けるだけでなく,他者に説明もできる方程式と不等式の性質を理解し,解ける方程式と不等式の性質を理解していない
評価項目3数の性質を理解し,グラフを描けるだけでなく,他者に説明もできる関数の性質を理解し,グラフを描ける関数の性質を理解していない
評価項目4指数関数の性質を理解し,計算できるだけでなく,他者に説明もできる指数関数の性質を理解し,計算できる指数関数の性質を理解していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
数学の基礎となる考え方や方法をしっかりと身につけることを目的として, 以下の内容を学習する.
数と式, 方程式と不等式, 関数とグラフ, 指数関数
授業の進め方・方法:
教科書に沿って講義をする. 黒板を用いた板書が中心だが,必要に応じて補助プリントを配布する. また適宜問題演習・発表も行う.
注意点:
【成績の評価方法・評価基準】定期試験を中間・期末の2回実施する. 成績は, 試験結果をもとに到達度を判断して評価する.
【備考】問題集を常に持参すること. 問題集の問題を自主的に解くことを期待する. 分からない問題はそのままにせず, 放課後などを利用して教員に質問すること. 担当教員が不在の場合などは, 専任数学教員に質問すること.
【連絡先】
内線電話:8916/8914/8912
e-mail:kametani@maizuru-ct.ac.jp または sokumura@maizuru-ct.ac.jp または t.kiyuna@maizuru-ct.ac.jp

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明, 整式の加法・減法, 整式の乗法, 因数分解 ① 数と式の法則を理解し,計算できる
2週 因数分解, 整式の除法, 剰余の定理と因数定理, 最大公約数・最小公倍数 ① 数と式の法則を理解し,計算できる
3週 実数, 平方根, 分数式 ① 数と式の法則を理解し,計算できる
4週 分数式, 背理法, 2次方程式の解の公式 ① 数と式の法則を理解し,計算できる
② 方程式と不等式の性質を理解し,解ける
5週 2次方程式の解の公式, 複素数, 複素数の計算, 判別式, 解と係数の関係 ② 方程式と不等式の性質を理解し,解ける
6週 解の公式による因数分解, 連立方程式, 不等式(1次, 連立), 2次不等式 ② 方程式と不等式の性質を理解し,解ける
7週 絶対値, 恒等式, 組立除法, 高次方程式・高次不等式 ② 方程式と不等式の性質を理解し,解ける
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 前期中間試験返却, 集合, 命題, 等式の証明 ② 方程式と不等式の性質を理解し,解ける
10週 不等式の証明, 独立変数と従属変数, 関数記号, 関数のグラフ, 平行移動 ② 方程式と不等式の性質を理解し,解ける
③ 関数の性質を理解し,グラフを描ける
11週 対称移動と回転移動, 拡大・縮小, 1次関数の最大値・最小値, 逆関数 ③ 関数の性質を理解し,グラフを描ける
12週 2次関数のグラフ, 2次方程式とグラフ, 2次不等式とグラフ ③ 関数の性質を理解し,グラフを描ける
13週 2次不等式とグラフ, 2次関数の最大値・最小値, 無理関数 ③ 関数の性質を理解し,グラフを描ける
14週 無理関数, 分数関数, べき関数 ③ 関数の性質を理解し,グラフを描ける
15週 指数の拡張(0, 負の整数, 有理数へ), 指数関数とそのグラフ ④ 指数関数の性質を理解し,計算できる
16週 前期期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。2
因数定理等を利用して、4次までの簡単な整式の因数分解ができる。2
分数式の加減乗除の計算ができる。2
実数・絶対値の意味を理解し、絶対値の簡単な計算ができる。2
平方根の基本的な計算ができる(分母の有理化も含む)。2
複素数の相等を理解し、その加減乗除の計算ができる。2
解の公式等を利用して、2次方程式を解くことができる。2
因数定理等を利用して、基本的な高次方程式を解くことができる。2
簡単な連立方程式を解くことができる。2
無理方程式・分数方程式を解くことができる。2
1次不等式や2次不等式を解くことができる。2
1元連立1次不等式を解くことができる。2
基本的な2次不等式を解くことができる。2
恒等式と方程式の違いを区別できる。2
2次関数の性質を理解し、グラフをかくことができ、最大値・最小値を求めることができる。2
分数関数や無理関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。2
簡単な場合について、関数の逆関数を求め、そのグラフをかくことができる。2
無理関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。2
関数のグラフと座標軸との共有点を求めることができる。2
累乗根の意味を理解し、指数法則を拡張し、計算に利用することができる。2
指数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。2
指数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000