化学ⅠB

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 化学ⅠB
科目番号 0111 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般科目 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 検定教科書「新版 化学基礎」,「新版 化学」(実教出版),問題集「エクセル化学総合版」(実教出版)
担当教員 松田 若菜,小島 広孝

到達目標

1 物質量と化学反応式について理解する。
2 酸と塩基について理解する。
3 酸化還元反応について理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1物質量と化学反応式について十分に理解している。物質量と化学反応式について基本を理解している。物質量と化学反応式について理解していない。
評価項目2酸と塩基について十分に理解している。酸と塩基について基本を理解している。酸と塩基について理解していない。
評価項目3酸化還元反応について十分に理解している。酸化還元反応について基本を理解している。酸化還元反応について理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
物質の量の表し方や物質の変化について理解する。
授業の進め方・方法:
【授業方法】
・授業は講義に演習や小テストを取り入れて行う。
・必要に応じてレポート課題を出す。

【学習方法】
・黒板の内容は必ずノートに取ること。

注意点:
【定期試験の実施方法】
2回の定期試験を行う。時間は50分とする。

【成績の評価方法・評価基準】
2回の試験の平均(60%)と,その他レポート・授業時の小テスト等(40%)から,総合的に成績を評価する。到達目標への到達度を評価基準とする。

【履修上の注意】
毎週,電卓を持参すること。

【教員の連絡先】
研 究 室  A棟2階 (A-212)
内線電話  8940
e-mail: h.kojimaアットマークmaizuru-ct.ac.jp (アットマークは@に変えること。)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバスの説明、原子量と分子量・式量
2週 物質量
3週 溶液の濃度1
4週 溶液の濃度2
5週 化学反応式1
6週 化学反応式2
7週 酸と塩基
8週 中間試験
4thQ
9週 水素イオン濃度
10週 中和反応と塩
11週 酸化と還元
12週 酸化剤と還元剤
13週 酸化還元反応1
14週 酸化還元反応2
15週 演習 2,3
16週 (15週目の後に期末試験を実施)
期末試験返却・到達度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学化学(一般)化学(一般)原子の相対質量が説明できる。3後1,後2
天然に存在する原子が同位体の混合物であり、その相対質量の平均値として原子量を用いることを説明できる。3後1,後2
アボガドロ定数を理解し、物質量(mol)を用い物質の量を表すことができる。3後1,後2
分子量・式量がどのような意味をもつか説明できる。3後1,後2
気体の体積と物質量の関係を説明できる。3後1,後2
化学反応を反応物、生成物、係数を理解して組み立てることができる。3後5
化学反応を用いて化学量論的な計算ができる。3後6
電離について説明でき、電解質と非電解質の区別ができる。3後3
質量パーセント濃度の説明ができ、質量パーセント濃度の計算ができる。3後3
モル濃度の説明ができ、モル濃度の計算ができる。3後4
酸・塩基の定義(ブレンステッドまで)を説明できる。3後7
酸・塩基の化学式から酸・塩基の価数をつけることができる。3後7
電離度から酸・塩基の強弱を説明できる。3後7
pHを説明でき、pHから水素イオン濃度を計算できる。また、水素イオン濃度をpHに変換できる。3後9
中和反応がどのような反応であるか説明できる。3後10
中和滴定の計算ができる。3後10
酸化還元反応について説明できる。3後11,後12
イオン化傾向について説明できる。3後13
金属の反応性についてイオン化傾向に基づき説明できる。3後13
ダニエル電池についてその反応を説明できる。3後13
鉛蓄電池についてその反応を説明できる。3後13
一次電池の種類を説明できる。3後13
二次電池の種類を説明できる。3後13
電気分解反応を説明できる。3後14
電気分解の利用として、例えば電解めっき、銅の精錬、金属のリサイクルへの適用など、実社会における技術の利用例を説明できる。3後14
ファラデーの法則による計算ができる。3後14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力60000400100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000