化学ⅡA

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 化学ⅡA
科目番号 0117 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般科目 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「化学」(啓林館)*,問題集:「エクセル化学総合版」(実教出版)*, 資料集:「改訂版フォトサイエンス化学図録」(数研出版)*  *1年で購入済
担当教員 宮崎 昭仁

到達目標

① 物質の性質について理解する。
② 物質の反応に関して理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1物質の性質について十分に理解している。物質の性質について基本を理解している。物質の性質について理解していない。
評価項目2物質の反応に関して十分に理解している。物質の反応に関して基本を理解している。物質の反応に関して理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
膨大な物質に囲まれている現代社会において,物質の知識を身につけることは,素材として物質を扱う技術者にとって必須の知識であり,生活者としても生きるための技術であり,生涯学び続けなくてはならない。
授業の進め方・方法:
半期2回の定期試験(50分)の評点を50%,平常の受講態度(遅刻,居眠り,マンガ読み,他教科の内職,携帯電話,メイルなど)に小テスト,問題演習を加えた平常点を25%以上,実験・レポートを25%以上の加重平均で評価する。夏休みと冬休みの長期休暇中に達成度の確認を行うため,問題集による演習を課題とする予定。
注意点:
非化学系の当高専の化学は僅か2年間の4コマで高校程度以上の知識が要求される。ここに問題演習に実験が加わり,他のどの教科よりも高密度にならざるを得ない。講義を中心に復習を怠らないこと。化学教室では科学的考察と自主性を重視している。自主的な実験やレポートなどは,準備の都合があるので早めに申し出ること。

研究室 T棟2階 化学準備室
内線電話 8919
e-mail: miyazakiアットマークmaizuru-ct.ac.jp (アットマークは@に変えること。)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 6.有機化学   6. ・有機化合物        <シラバス内容の説明> ① 物質の性質について理解する。
2週 ・元素分析    ・構造決定 ① 物質の性質について理解する。
3週 ・脂肪族炭化水素 ① 物質の性質について理解する。
4週 ・アルコール   ・アルデヒド・ケトン ① 物質の性質について理解する。
5週 ・カルボン酸   ・エステル・油脂 ① 物質の性質について理解する。
6週 ・芳香族炭化水素 ・フェノール ① 物質の性質について理解する。
7週 ・芳香族カルボン酸・アニリン・染料 ① 物質の性質について理解する。
8週 ★前期中間試験
2ndQ
9週 7.反応速度と平衡(反応化学総論) ・反応の速さ ② 物質の反応に関して理解する。
10週 ・触媒 ② 物質の反応に関して理解する。
11週 ・化学平衡 ② 物質の反応に関して理解する。
12週 ・平衡移動 ② 物質の反応に関して理解する。
13週 ・電離平衡     ・pH ② 物質の反応に関して理解する。
14週 ・塩の加水分解 ② 物質の反応に関して理解する。
15週 ・緩衝液・溶解度積 ② 物質の反応に関して理解する。
16週 前期期末試験返却,到達度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学化学(一般)化学(一般)代表的な金属やプラスチックなど有機材料について、その性質、用途、また、その再利用など生活とのかかわりについて説明できる。2前7
洗剤や食品添加物等の化学物質の有効性、環境へのリスクについて説明できる。2前5
化学反応を用いて化学量論的な計算ができる。2前2
pHを説明でき、pHから水素イオン濃度を計算できる。また、水素イオン濃度をpHに変換できる。2前5
化学実験化学実験測定と測定値の取り扱いができる。2前9
有効数字の概念・測定器具の精度が説明できる。2前9
レポート作成の手順を理解し、レポートを作成できる。2前9

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合500025250100
基礎的能力500025250100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000