国語国文Ⅰ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 国語国文Ⅰ
科目番号 0118 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般科目 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 特定の教科書は用いない。適宜,レジュメ等を配布する。原稿用紙等は講義中に配布する。
担当教員 畑 恵里子

到達目標

技術者に必要な人間性,国際性,協調性及び英語による基礎的なコミュニケーション能力を身につける。
一般社会で求められる履歴書をはじめ、手紙文や自己紹介文を作成できるようにする。文脈に即した語彙を選び出し,論理的文章の作成能力の育成をめざす。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1状況に適合した語彙を用途に応じて選び出し,駆使できる。状況に適合した語彙を用途に応じて選び出し,駆使できると認められる。状況に適合した語彙を用途に応じて選び出し,駆使することができない。
評価項目2一般社会で求められる履歴書を作成できる。一般社会で求められる履歴書を作成できると認められる。一般社会で求められる履歴書を作成できない。
評価項目3適切な語彙を選択し,手紙文や自己紹介文を作成できる。適切な語彙を選択し,手紙文や自己紹介文を作成できると認められる。適切な語彙を選択し,手紙文や自己紹介文を作成できない。
評価項目4他者へ,自分の考えを遺漏なく伝達できる。他者へ,自分の考えを遺漏なく伝達できると認められる。他者へ,自分の考えを遺漏なく伝達できない。
評価項目51000字前後の論理的文章を作成できる。1000字前後の論理的文章を作成できると認められる。1000字前後の論理的文章を作成できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般社会で求められる日本語運用能力の向上を目的とする。話し言葉と書き言葉との相違,係り受け,略語等,学生が陥りがちな語彙を修正できるよう指導し,基礎的なアカデミックスキルの向上を目指す。就職活動を鑑み,履歴書,手紙文,自己紹介文等を指導する。ピア学習を念頭に,学生間の相互学習や相互添削を導入する。
授業の進め方・方法:
講義を中心に授業を進める。
いずれも学生間の相互学習を主とする。
注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
定期試験(50%),小論文(20%),提出課題(30%)等による総合評価とする。
日本漢字能力検定・日本語検定等も推奨し,級に応じて加点対象とする(上限10%)。
上記の到達目標の到達度を評価基準とする。
【履修上の注意】
配布資料は毎回全て持参する。
辞書は毎回必携とする(紙媒体・電子媒体を問わない)。
【定期試験の実施方法】
定期試験(時事問題,社会問題,難解語句,同音異義語,同訓異義語,類義語等)の他,小論文,提出課題を総合して評価する。
【学習方法】
社会への関心と疑問とを持つように心がける。
新聞を読む習慣を身に付ける。
【キーワード】
履歴書(C.V.),自己紹介文(Self-introduction sentence), レポート(Reports),小論文(Short papers),文章技術(Sentence skills)
【学生へのメッセージ】
「国語国文Ⅱ」を受講する学生は,前期科目「国語国文Ⅰ」を受講していることが望ましいです。
知識や情報に踊らされず,良い意味で,批判的に社会へ疑問を持ち続けてください。
この講義では,ほぼ毎回,執筆することになるため,みなさんの能動的な姿勢が特に求められます。
【科目の位置付け】
1.先行して履修すべき科目
古 文Ⅰ,Ⅱ
現代文Ⅰ,Ⅱ
総合国語ⅠA,ⅠB
総合国語ⅡA,ⅡB
2.後で履修する関連科目
なし
3.同時に履修する関連科目
語学関係
【連絡先】
研 究 室 B 棟 3 階(B-301)
内線電話 8904
e-mail: e.hataアットマークmaizuru-ct.ac.jp(アットマークは@にしてください)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの説明,学生が間違えやすい表現(語彙の選択・係り受け等) 状況に適合した語彙を用途に応じて選び出し,駆使できる。
2週 履歴書の書き方 状況に適合した語彙を用途に応じて選び出し,駆使できる。
一般社会で求められる履歴書を作成できる。
3週 執筆と相互添削 状況に適合した語彙を用途に応じて選び出し,駆使できる。
一般社会で求められる履歴書を作成できる。
4週 自己紹介文・PR文の書き方 状況に適合した語彙を用途に応じて選び出し,駆使できる。
適切な語彙を選択し,手紙文や自己紹介文を作成できる。
5週 執筆と相互添削 状況に適合した語彙を用途に応じて選び出し,駆使できる。
適切な語彙を選択し,手紙文や自己紹介文を作成できる。
6週 手紙・葉書の書き方 状況に適合した語彙を用途に応じて選び出し,駆使できる。
適切な語彙を選択し,手紙文や自己紹介文を作成できる。
7週 執筆と相互添削 状況に適合した語彙を用途に応じて選び出し,駆使できる。
適切な語彙を選択し,手紙文や自己紹介文を作成できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 小論文 課題1「身近なテーマ」 状況に適合した語彙を用途に応じて選び出し,駆使できる。
他者へ,自分の考えを遺漏なく伝達できる。
10週 下書き 状況に適合した語彙を用途に応じて選び出し,駆使できる。
他者へ,自分の考えを遺漏なく伝達できる。
11週 相互添削と清書 状況に適合した語彙を用途に応じて選び出し,駆使できる。
1000字前後の論理的文章を作成できる。
12週 小論文 課題2「時事問題」 状況に適合した語彙を用途に応じて選び出し,駆使できる。
他者へ,自分の考えを遺漏なく伝達できる。
1000字前後の論理的文章を作成できる。
13週 下書き 状況に適合した語彙を用途に応じて選び出し,駆使できる。
他者へ,自分の考えを遺漏なく伝達できる。
1000字前後の論理的文章を作成できる。
14週 相互添削と清書 状況に適合した語彙を用途に応じて選び出し,駆使できる。
他者へ,自分の考えを遺漏なく伝達できる。
1000字前後の論理的文章を作成できる。
15週 文章の型を学ぶ 状況に適合した語彙を用途に応じて選び出し,駆使できる。
他者へ,自分の考えを遺漏なく伝達できる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。3前1,前3,前4,前5,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。3
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。3前6
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。3
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。3
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。3
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。3
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。3
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。3
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。3
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。3前2,前3,前4,前5,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。3前11,前14
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。3前11,前14
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。3前11,前14,前15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50000500100
基礎的能力50000500100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000