古文Ⅰ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 古文Ⅰ
科目番号 0124 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般科目 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:『新訂国語総合 古典編』(第一学習社)『完全マスター古典文法』(第一学習者)参考書:『新訂総合国語便覧』
担当教員 荻田 みどり

到達目標

① 歴史的仮名遣いを習得する。
② 現代語と古語の違いに注目し、古典の語彙・文法・内容を理解できる。
③ 古典の言葉や表現の特徴を把握し、人物・心情・情景について考えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1   ①歴史的仮名遣いを優れて習得した。歴史的仮名遣いを習得した。歴史的仮名遣いを習得できない。
評価項目2   ②現代語と古語の違いに注目し、古典の語彙・文法・内容を優れて理解した。現代語と古語の違いに注目し、古典の語彙・文法・内容を理解した。現代語と古語の違いに注目し、古典の語彙・文法・内容を理解できない。
評価項目3   ③古典の言葉や表現の特徴を把握し、人物・心情・情景について優れて考えることができる。古典の言葉や表現の特徴を把握し、人物・心情・情景について考えることができる。古典の言葉や表現の特徴を把握し、人物・心情・情景について考えることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 古典作品の読解を通して日本文化や言葉に馴れ親しみ、ものの見方、考え方を広げる。読解に必要な基礎的知識・能力を習得するため、高校1年レベルの検定教科書掲載の作品を中心に採り上げる。適宜課題も課す。
授業の進め方・方法:
 授業は講義形式で進められる。
注意点:
 成績評価は、定期試験(70%)を中心に、小テスト・提出物・質疑応答等(30%)を加えた総合評価とする。定期試験は中間・期末の2回おこなう。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明、古典入門、古典を学ぶにあたって、仮名遣い ① 歴史的仮名遣いを習得する。
2週 『御伽草子』「浦島太郎」、古典文法(品詞・活用形)  ① 歴史的仮名遣いを習得する。
② 現代語と古語の違いに注目し、古典の語彙・文法・内容を理解できる。
3週 『御伽草子』「浦島太郎」、古典文法(動詞) ① 歴史的仮名遣いを習得する。
② 現代語と古語の違いに注目し、古典の語彙・文法・内容を理解できる。
③ 古典の言葉や表現の特徴を把握し、人物・心情・情景について考えることができる。

4週 『御伽草子』「浦島太郎」、古典文法(動詞) ① 歴史的仮名遣いを習得する。
② 現代語と古語の違いに注目し、古典の語彙・文法・内容を理解できる。
③ 古典の言葉や表現の特徴を把握し、人物・心情・情景について考えることができる。

5週 『宇治拾遺物語』「絵仏師良秀」 ① 歴史的仮名遣いを習得する。
② 現代語と古語の違いに注目し、古典の語彙・文法・内容を理解できる。
6週 『宇治拾遺物語』「絵仏師良秀」 ① 歴史的仮名遣いを習得する。
② 現代語と古語の違いに注目し、古典の語彙・文法・内容を理解できる。
③ 古典の言葉や表現の特徴を把握し、人物・心情・情景について考えることができる。

7週 『宇治拾遺物語』「絵仏師良秀」 ① 歴史的仮名遣いを習得する。
② 現代語と古語の違いに注目し、古典の語彙・文法・内容を理解できる。
③ 古典の言葉や表現の特徴を把握し、人物・心情・情景について考えることができる。

8週 前期中間試験
2ndQ
9週 『徒然草』「つれづれなるままに」、古典文法(形容詞・形容動詞) ① 歴史的仮名遣いを習得する。
② 現代語と古語の違いに注目し、古典の語彙・文法・内容を理解できる。
③ 古典の言葉や表現の特徴を把握し、人物・心情・情景について考えることができる。
10週 『徒然草』「ある人、弓射ることを習ふに」、古典文法(助動詞) ① 歴史的仮名遣いを習得する。
② 現代語と古語の違いに注目し、古典の語彙・文法・内容を理解できる。
③ 古典の言葉や表現の特徴を把握し、人物・心情・情景について考えることができる。
11週 『徒然草』「ある人、弓射ることを習ふに」、古典文法(助動詞) ① 歴史的仮名遣いを習得する。
② 現代語と古語の違いに注目し、古典の語彙・文法・内容を理解できる。
③ 古典の言葉や表現の特徴を把握し、人物・心情・情景について考えることができる。
12週 和歌(『万葉集』、『古今和歌集』、『新古今和歌集』) ① 歴史的仮名遣いを習得する。
② 現代語と古語の違いに注目し、古典の語彙・文法・内容を理解できる。
③ 古典の言葉や表現の特徴を把握し、人物・心情・情景について考えることができる。
13週 『伊勢物語』「東下り」 ① 歴史的仮名遣いを習得する。
② 現代語と古語の違いに注目し、古典の語彙・文法・内容を理解できる。
③ 古典の言葉や表現の特徴を把握し、人物・心情・情景について考えることができる。
14週 『伊勢物語』「東下り」 ① 歴史的仮名遣いを習得する。
② 現代語と古語の違いに注目し、古典の語彙・文法・内容を理解できる。
③ 古典の言葉や表現の特徴を把握し、人物・心情・情景について考えることができる。
15週 『伊勢物語』「東下り」 ① 歴史的仮名遣いを習得する。
② 現代語と古語の違いに注目し、古典の語彙・文法・内容を理解できる。
③ 古典の言葉や表現の特徴を把握し、人物・心情・情景について考えることができる。
16週 前期期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。1
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。1
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。1
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。1
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。1
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。1
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。1
代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。1前4,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。1
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。1
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。1
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合701500150100
基礎的能力701500150100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000