微分積分Ⅲ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 微分積分Ⅲ
科目番号 0202 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 一般科目 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 6
教科書/教材 教科書:「LIBRARY 工学基礎&高専TEXT 微分積分」(数理工学社),「新版 確率統計」(実教出版)/ 問題集:「LIBRARY 工学基礎&高専TEXT 微分積分問題集」(数理工学社),「新版 確率統計 演習」(実教出版)
担当教員 背戸柳 実,喜友名 朝也

到達目標

1 偏導関数を用いて 2 変数関数の極値を計算できる。
2 重積分の定義を理解し, 累次積分や座標変換などを用いて,具体例を計算できる。
3 確率とその定理を理解し,色々な確率を求められる。
4 1 次元および 2 次元のデータを整理して,各種の統計量を求めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目12 変数関数の極値を計算し,応用できる。2 変数関数の極値を計算できる。2 変数関数の極値を計算できない。
評価項目2累次積分や座標変換を用いて重積分を計算し,応用できる。累次積分や座標変換を用いて重積分が計算できる。重積分の計算ができない。
評価項目3色々な確率を求められ,具体的な推論に応用できる。色々な確率を求められる。色々な確率を求められない。
評価項目41 次元および 2 次元のデータを整理して,各種の統計量を求め,具体的な推論に応用できる。1 次元および 2 次元のデータを整理して,各種の統計量を求めることができる。各種の統計量を求めることができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
微分積分IIを前提として,引き続き微分積分法を学習し,その基礎となる考え方や方法を身につける。
授業の進め方・方法:
授業は講義を中心に進め,適宜,演習をおこなう。
注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
定期試験は,前期・後期とも中間・期末の2回実施する。
到達目標の各項目について,理解や具体例の計算の到達度を評価基準とする。

【備考】
教科書や問題集の問題を日頃から反復的に解くこと。授業でわからなかったところはそのままにせず,放課後などを利用して積極的に教員に質問すること。

【教員の連絡先】
教員名:背戸柳実/喜友名朝也
研究室:A 棟 2 階(A-214/A-213)
内線電話:8918/8912
e-mail:kametaniアットマークmaizuru-ct.ac.jp/setアットマークmaizuru-ct.ac.jp/t.kiyunaアットマークmaizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること。)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバスの説明,2 変数関数の極値(1) 1 偏導関数を用いて 2 変数関数の極値を計算できる。
2週 2 変数関数の極値(2) 1 偏導関数を用いて 2 変数関数の極値を計算できる。
3週 重積分(1) 2 重積分の定義を理解し, 累次積分や座標変換などを用いて,具体例を計算できる。
4週 重積分(2) 2 重積分の定義を理解し, 累次積分や座標変換などを用いて,具体例を計算できる。
5週 重積分(3) 2 重積分の定義を理解し, 累次積分や座標変換などを用いて,具体例を計算できる。
6週 重積分(4) 2 重積分の定義を理解し, 累次積分や座標変換などを用いて,具体例を計算できる。
7週 重積分(5) 2 重積分の定義を理解し, 累次積分や座標変換などを用いて,具体例を計算できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 確率(1) 3 確率とその定理を理解し,色々な確率を求められる。
10週 確率(2) 3 確率とその定理を理解し,色々な確率を求められる。
11週 確率(3) 3 確率とその定理を理解し,色々な確率を求められる。
12週 データの整理(1) 4 1 次元および 2 次元のデータを整理して,各種の統計量を求めることができる。
13週 データの整理(2) 4 1 次元および 2 次元のデータを整理して,各種の統計量を求めることができる。
14週 データの整理(3) 4 1 次元および 2 次元のデータを整理して,各種の統計量を求めることができる。
15週 データの整理(4) 4 1 次元および 2 次元のデータを整理して,各種の統計量を求めることができる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学簡単な場合について、曲線の長さを定積分で求めることができる。3
簡単な場合について、立体の体積を定積分で求めることができる。3
2変数関数の定義域を理解し、不等式やグラフで表すことができる。3
合成関数の偏微分法を利用して、偏導関数を求めることができる。3
簡単な関数について、2次までの偏導関数を求めることができる。3
偏導関数を用いて、基本的な2変数関数の極値を求めることができる。3後1,後2
2重積分の定義を理解し、簡単な2重積分を累次積分に直して求めることができる。3後3,後4,後5,後6,後7
極座標に変換することによって2重積分を求めることができる。3後3,後4,後5,後6,後7
2重積分を用いて、簡単な立体の体積を求めることができる。3後3,後4,後5,後6,後7
独立試行の確率、余事象の確率、確率の加法定理、排反事象の確率を理解し、簡単な場合について、確率を求めることができる。3後9,後10,後11
条件付き確率、確率の乗法定理、独立事象の確率を理解し、簡単な場合について確率を求めることができる。3後9,後10,後11
1次元のデータを整理して、平均・分散・標準偏差を求めることができる。3後12,後13,後14,後15
2次元のデータを整理して散布図を作成し、相関係数・回帰直線を求めることができる。3後12,後13,後14,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000