到達目標
1 ギリシア神話の特質を説明できる。
2 ギリシア哲学の特質を説明できる。
3 倫理的な生き方を説明できる。
4 デカルト思想の特質を説明できる。
5 近代科学の特徴・成果を説明できる。
6 近代以前の自然観を説明できる。
7 文化的存在としての人間を説明できる。
8 自然からの逸脱としての人間文化の諸問題を説明できる。
9 「宗教と哲学」の葛藤とともに,両者の相互内在的関係を理解できる。
10 主体的に考えることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | ギリシア神話の特質を説明できる。 | ギリシア神話の特質を理解できる。 | ギリシア神話の特質を理解できない。 |
評価項目2 | ギリシア哲学の特質を説明できる。 | ギリシア哲学の特質を理解できる。 | ギリシア哲学の特質を理解できない。 |
評価項目3 | 倫理的な生き方を説明できる。 | 倫理的な生き方を理解できる。 | 倫理的な生き方を理解できない。 |
評価項目4 | デカルト思想の特質を説明できる。 | デカルト思想の特質を理解できる。 | デカルト思想の特質を理解できない。 |
評価項目5 | 近代科学の特徴・成果を説明できる。 | 近代科学の特徴・成果を理解できる。 | 近代科学の特徴・成果を説明できない。 |
評価項目6 | 近代以前の自然観を説明できる。 | 近代以前の自然観を理解できる。 | 近代以前の自然観を説明できない。 |
評価項目7 | 文化的存在としての人間を説明できない。 | 文化的存在としての人間を理解できる。 | 文化的存在としての人間を理解できない。 |
評価項目8 | 自然からの逸脱としての人間文化の諸問題を説明できる。 | 自然からの逸脱としての人間文化の諸問題を理解できる。 | 自然からの逸脱としての人間文化の諸問題を理解できない。 |
評価項目9 | 「宗教と哲学」の葛藤とともに,両者の相互内在的関係を説明できる。 | 「宗教と哲学」の葛藤とともに,両者の相互内在的関係を理解できる。 | 「宗教と哲学」の葛藤とともに,両者の相互内在的関係を理解できない。 |
評価項目10 | 主体的に考えることができる。 | 様々な考えを説明できる。 | 主体的に考えることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 (E)
説明
閉じる
学習・教育到達度目標 (F)
説明
閉じる
教育方法等
概要:
【授業目的】
本講義では,デカルト思想が成立した背景を考察する。それによって,古代ギリシア哲学以来の西洋思想の特質と(現代でも支配的な)近代科学的世界観を深く理解することを目指す。
【Course Objectives】
In this course, we consider the history of and background to the establishment of Cartesian thought. The aim is to cultivate a deep understanding of the traits of Western ideas since Greek Philosophy and Weltanschauung of modern science.
授業の進め方・方法:
【授業方法】
・各人の世界観・人生観を問い直すことができるように講義を進める。つまり,現代の当たり前と思っている「ものの見方」がどのような起源をもつのか,必ずしも「当たり前」ではないことを考えることで,自らの世界観・人生観を根本的に反省できるように工夫したい。
・ギリシア哲学は,配布するレジュメ・哲学者断片集資料プリントに沿って説明し,特にソクラテスについては,教科書(a)の29頁まで精読の上,全体像を解説する。
・デカルト思想については,教科書(b)を用いながら説明する。
【学習方法】
・授業はじめに確認する前回授業内容と,その日の学習事項を念頭に,授業を注意深くきく。
・教科書(c)を活用して,西洋哲学の大枠をつかむ。
・この授業は各人の主体的思索が重要である。随時質問するので,積極的に答え,また,自分の疑問をぶつけるなど,自分から授業に参加するように努める。
・授業の後,授業内容を友達などと話しあってみる。そのことによって,聞き落としたことや勘違いに気づくことができる。さらに,みずから言葉としてアウトプットすることで,主体的に考える力,メディア・リテラシーが養われる。
・過去問題をできる限り遡って解いてみる。
・上記に示した「参考書」の基礎書籍は理解を確実にしてくれ,発展書籍はより深い思索に導いてくれる。主体的思索の涵養には最適である。
注意点:
【定期試験の実施方法】
2回の定期試験によって評価する。時間は 50 分とする。持ち込みは,電子機器類以外は可とする。
【成績の評価方法・評価基準】
中間試験を4割,仕上げとなる期末試験を6割として計算する。成績の評価基準は「評価(ルーブリック)」に示す。
【履修上の注意】
テキストは論理的な文章なので,繰り返し読み,論理構造を理解するように努めるまた,。現代社会の諸問題に引きつけて,主体的に考える。
【教員の連絡先】
研究室 非常勤講師室(B棟2階 206)[一般ゼミナール室にいる場合がある B棟3階 313]
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
シラバス内容の説明,哲学とは何か?1 |
10
|
2週 |
哲学とは何か?2 |
3,10
|
3週 |
デカルトの西洋哲学における位置づけ 1 デカルトと近代 |
4,5
|
4週 |
デカルトの西洋哲学における位置づけ 2 生涯と中世の学問批判、学問の構想 |
4,5
|
5週 |
デカルトの西洋哲学における位置づけ 3 近代科学の意義、動物機械説と情念論 |
4,5
|
6週 |
デカルトの西洋哲学における位置づけ 4 方法、科学と数学と哲学、仮の道徳 |
4,5
|
7週 |
デカルトの西洋哲学における位置づけ 5 方法的懐疑、コギト |
4,5
|
8週 |
中間試験 |
|
4thQ |
9週 |
デカルトの西洋哲学における位置づけ 6 感覚と外界、現実存在と本質存在 |
4,5
|
10週 |
ソクラテス以前 1 ミュトスからロゴスへ、イオニア哲学とピタゴラス学派 |
1,2
|
11週 |
ソクラテス以前 2 エレア学派とデモクリトス、physisとnomos |
2,5,6
|
12週 |
ソクラテス以前 3 ソフィスト |
7,8
|
13週 |
ソクラテス 1ソクラテスと時代背景 |
2,7,8
|
14週 |
ソクラテス 2 デルフォイの神託を巡る問題 |
3,9,10
|
15週 |
ソクラテス 3 ソクラテス以降と現代 |
3,7,10
|
16週 |
(15週の後に期末試験を実施) 期末試験返却・到達度確認
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。 | 1 | 前1 |
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 1 | 前3,前4,前7,前9,前10,後1 |
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 1 | 前4 |
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。 | 1 | |
情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 1 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |