化学Ⅲ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 化学Ⅲ
科目番号 0209 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 一般科目 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 齋藤 勝裕 著「ステップアップ 大学の総合化学」(裳華房),澤岡 昭 著「電子・光材料 基礎から応用まで 第2版(新装版)」(森北出版)
担当教員 松田 若菜

到達目標

1 理工系の大学で一般的に講義されている量子化学,物理化学などの知識を身につけることができる。
2 初等的な有機化学や高分子化学などの知識を身につけることができる。
3 素材として物質を扱う技術者にとって必須な電子材料,光材料などに関する知識を身につけることができる。
4 技術者として考慮すべき環境科学やエネルギー材料の概念を理解することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1量子化学,物理化学などの知識を十分に身につけることができている。量子化学,物理化学などの知識を身につけることが,基本的にできている。量子化学,物理化学などの知識を身につけることができていない。
評価項目2初等的な有機化学や高分子化学などの知識を十分に身につけることができている。初等的な有機化学や高分子化学などの知識を身につけることが,基本的にできている。初等的な有機化学や高分子化学などの知識を身につけることができていない。
評価項目3電子材料,光材料などに関する知識を十分に身につけることができている。電子材料,光材料などに関する知識を身につけることが,基本的にできている。電子材料,光材料などに関する知識を身につけることができていない。
評価項目4技術者として考慮すべき環境科学やエネルギー材料の概念を十分に理解できている。技術者として考慮すべき環境科学やエネルギー材料の概念を基本的に理解できている。技術者として考慮すべき環境科学やエネルギー材料の概念を理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる
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教育方法等

概要:
【授業目的】
1 理工系の大学で一般的に講義されている量子化学,物理化学などの知識を身につける。
2 初等的な有機化学や高分子化学などの知識を身につける。
3 素材として物質を扱う技術者にとって必須な電子材料,光材料などに関する知識を身につける。
4 技術者として考慮すべき環境科学やエネルギー材料の概念を理解する。

【Course Objectives】
The aim of this course is:
1. an understanding of quantum and physical chemistry
2. an understanding of basis of organic and polymeric chemistry
3. an understanding of properties of electric and optical materials
4. an understanding of concept of environmental science and energy materials

授業の進め方・方法:
【授業方法】
授業は講義を中心に,適宜演習や小テストを取り入れて行う。講義の内容は概ねテキストに沿ったものであるが,補足や変更点がある場合がある。
必要に応じてレポート課題を出す。

【学習方法】
復習を行い,分からないことがあれば質問すること。

注意点:
【定期試験の実施方法】
前期2回,後期2回の定期試験を行う。時間は50分とする。

【成績の評価方法・評価基準】
前期2回,後期2回の試験の平均(60%)と,その他レポート・確認テスト等(40%)から,総合的に成績を評価する。到達目標への到達度を評価基準とする。

【履修上の注意】
毎回,テキストを持参すること。
課題の提出は期限までに必ず行うこと。

【教員の連絡先】
非常勤講師室

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
選択必修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明と授業の導入
2週 1.原子構造と電子配置
3週 2.化学結合と分子構造
4週 3.元素の性質と反応
5週 4.物質の状態
6週 5.溶液の性質
7週 6.化学反応の速度
8週 中間試験
2ndQ
9週 7.化学反応とエネルギー
10週 8.酸化反応・還元反応
11週 9.炭化水素の構造と性質
12週 10.有機化合物の性質と反応
13週 11.高分子化合物の構造と性質
14週 12.生命と化学反応
15週 13.環境と化学反応 2,4
16週 (15週の後に期末試験を実施)
期末試験返却・到達度確認
後期
3rdQ
1週 シラバス内容の説明と授業の導入
2週 1.電子・光材料を学ぶために
3週 2.導電材料と絶縁材料
4週 3.誘電材料
5週 4.圧電材料と電歪材料
6週 5.磁気材料
7週 6.磁気記録材料
8週 中間試験
4thQ
9週 7.半導体素子
10週 8.半導体素子の製造
11週 9.光材料
12週 10.ディスプレイと光記録
13週 11.エネルギー材料 3,4
14週 12.超電導材料
15週 問題演習
16週 (15週の後に期末試験を実施)
期末試験返却・到達度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力60000400100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000