科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 法学
科目番号 0210 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 一般科目 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 霞信彦ほか「法学概論」(慶應義塾大学出版会)
担当教員 児玉 圭司

到達目標

1 民主政治の基本的原理,日本国憲法の成り立ちやその特性について理解できる。
2 「法」にまつわる論点と,その歴史的な展開について理解する。
3 「法」を扱う上での重要な原則・語句・技術について理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目11.について理解している。1.について概ね理解している。1.について理解できていない。
評価項目22.について理解している。2.について概ね理解している。2.について理解できていない。
評価項目33.について理解している。3.について概ね理解している。3.について理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (E) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (F) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【授業目的】
1.私たちが社会生活を営む上で必要とされる法的知識(基本原則など)や論理的思考を身につける。
2.「憲法」をはじめとする代表的な法典について,その成り立ちや理念,基本原則を学ぶ。

【Course Objectives】This course is designed to provide students with
1.acquisition of legal knowledge and logical thinking needed for social life.
2.learning the structure, ideals and basic principles of the Constitution and other legal codes.

授業の進め方・方法:
【授業方法】
1.講義は配布するプリントに沿って進める。講義中,学生に対して質問への応答を求めるほか,理解度確認のための小テストやレポート等を課す。
2.視聴したDVDについての感想文の提出や,講義の事前予習を求めることがある。

【学習方法】
1.講義中に理解できなかった部分は,配布プリントや教科書・参考書を用いて復習するほか,講義後の質疑時間などを活用してフォローすること。
2.授業に関連したレポート課題・演習問題を、自己学習の一環として課すことがある。

注意点:
【定期試験の実施方法】
1.中間および期末に筆記試験を行う(計2回)。
2.時間は50分。
3.筆記用具以外の持ち込みは不可とする。

【成績の評価方法・評価基準】
1.中間および期末試験の結果によって評価する(90%)。
2.講義中に実施する小テストや,講義時間外に課すレポートの内容を,評価に加味する(10%)。
3.上記の到達目標に基づき,各項目の理解の到達度を評価基準とする。

【履修上の注意】
本科目は,授業での学習と授業外での自己学習で成り立つものである。そのため,適宜,授業外でのレポート課題・演習問題を課す。

【教員の連絡先】
研究室 B棟3階(B-307)
内線電話 8908
e-mail: kodamaアットマークmaizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバス内容の説明
2週 法とは何か?
3週 法思想の歴史
4週 近代法の成立と発展 2,3
5週 日本における近代西洋法の受容 2,3
6週 法源/日本における成文法
7週 日本における不文法
8週 中間試験
4thQ
9週 法の分類
10週 法の解釈と適用
11週 刑罰の目的
12週 裁判と刑罰をめぐる問題―死刑制度を素材として―
13週 日本国憲法の基本原理
14週 基本的人権について
15週 技術者と法
16週 (15週目の後に期末試験を実施)
期末試験返却・達成度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3後3,後4,後5,後13,後14
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3後12
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。3後4,後15
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。3後15
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。3後15
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。3後15
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。3後1,後2,後3,後4,後5,後7,後12

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90000100100
基礎的能力90000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000