ドイツ文化論Ⅱ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 ドイツ文化論Ⅱ
科目番号 0240 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般科目 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 授業内にプリントを配布する。
担当教員 石澤 将人

到達目標

1 ドイツ近世史の理解
2 国家間や国家内で見られる,いわゆる民族問題など,文化的相違に起因する諸問題について,地理的または歴史的観点から理解できる。
3 ドイツ近代文学の鑑賞
4 哲学者の思想に触れ,人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。
5 今日の国際的な政治・経済の仕組みや,国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。
6 日本を含む世界の様々な生活文化,民族・宗教などの文化的諸事象について,歴史的または地理的観点から理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ドイツ近世史を十分理解している。ドイツ近世史の大枠を理解できている。ドイツ近世史の意義がわからない。
評価項目2国家間や国家内で見られる,いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について,地理的または歴史的観点から理解できる。国家間や国家内で見られる,いわゆる民族問題など,文化的相違に起因する諸問題について,キーワードを理解している。国家間や国家内で見られる,いわゆる民族問題など,文化的相違に起因する諸問題について,曖昧な理解しかない。
評価項目3ドイツ近代文学の鑑賞する力がある。ドイツ近代文学の基礎知識がある。ドイツ近代文学について何も知らない。
評価項目4哲学者の思想に触れ,人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。哲学者の思想のキーワードを理解している。哲学者の思想について何も知らない。
評価項目5今日の国際的な政治・経済の仕組みや,国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。今日の国際的な政治・経済の仕組みの基礎を理解している。今日の国際的な政治・経済の仕組みの基礎を理解していない。
評価項目6日本を含む世界の様々な生活文化,民族・宗教などの文化的諸事象について,歴史的または地理的観点から理解できる。文化・民族・宗教などが多様であることを理解している。文化・民族・宗教などが多様であることを理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (E) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【授業目的】
近現代のドイツの歴史は,わが国の歴史とも密接に関わっている。本授業ではとりわけドイツの分化について理解してもらうために,近代を中心にドイツの文学や思想について,その背景となる歴史も含めて概観していく。

【Course Objectives】
Learning German history and literature in order to understand its modern culture.

授業の進め方・方法:
【授業方法】
講義が中心となるが,出席者への質問も行う。また,授業時間内に時間を取ってテーマに応じた文学作品の一部を読む。指名して朗読してもらうこともある。講義後にB5一枚程度で各自考察を書いてもらう。

【学習方法】
背景となる世界史の知識については講義中に十分な説明をするつもりであるが,できるだけ予習もしておいてもらいたい。また,参考図書などは授業内で紹介するので,機会を見て目を通してもらいたい。

注意点:
【定期試験の実施方法】
中間及び期末試験を行う。時間は50分。

【成績の評価方法・評価基準】
中間試験(小論文)と期末試験を合わせて評価する(70%)。また,授業内に提出してもらう考察を一回につき2点満点で評価し(30点満点、30%),これに加える。授業内容を理解しているか,そして自分がそれに関して何を考えたかが書けているかについて到達目標の到達度に基づき評価する。

【履修上の注意】
ドイツ語の知識は特に必要としない。
過去の授業の事柄を質問することがあるので,復習を怠らないこと。

【教員の連絡先】
研究室 B棟2階 非常勤講師室(B-206)
内線電話 8125
e-mail:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバス内容の説明 1,2
2週 新人文主義 3,4
3週 ビーダーマイヤー
4週 写実主義の文学1
5週 写実主義の文学1
6週 ニーチェと生の哲学
7週 自然主義
8週 中間試験
4thQ
9週 世紀転換期の文化1 3,5
10週 世紀転換期の文化2 3,5
11週 第一次世界大戦とドイツ文学 4,5
12週 ナチズムと映画 5,6
13週 日独交流史1 5,6
14週 日独交流史2 5,6
15週 授業総括 4,6
16週 (15週目の後に期末試験を実施)
期末試験返却・達成度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力70000300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000