ドイツ文化論Ⅰ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 ドイツ文化論Ⅰ
科目番号 0286 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般科目 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 授業内にプリントを配布する。
担当教員 石澤 将人

到達目標

1 ヨーロッパ古代・中世史の理解
2 ドイツ近世史の理解
3 国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。
4 ドイツ近代文学の鑑賞
5 哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ヨーロッパ古代・中世史を十分理解している。ヨーロッパ古代・中世史の大枠を理解できている。ヨーロッパ古代・中世史の意義がわからない。
評価項目2ドイツ近世史を十分理解している。ドイツ近世史の大枠を理解できている。ドイツ近世史の意義がわからない。
評価項目3国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、キーワードを理解している。国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、曖昧な理解しかない。
評価項目4ドイツ近代文学の鑑賞する力がある。ドイツ近代文学の基礎知識がある。ドイツ近代文学について何も知らない。
評価項目5哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。哲学者の思想のキーワードを理解している。哲学者の思想について何も知らない。
評価項目6今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。今日の国際的な政治・経済の仕組みの基礎を理解している。今日の国際的な政治・経済の仕組みの基礎を理解していない。
評価項目7日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。文化、民族・宗教などが多様であることを理解している。文化、民族・宗教などの多様性を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (E) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【授業目的】
近現代のドイツの歴史は、わが国の歴史とも密接に関わっている。本授業ではとりわけドイツの分化について理解してもらうために、近代を中心にドイツの文学や思想について、その背景となる歴史も含めて概観していく。

【Course Objectives】
Lerning German history and literature in order to understand its modern culture.
授業の進め方・方法:
【授業方法】
 講義が中心となるが、出席者への質問も行う。また、授業時間内に時間を取ってテーマに応じた文学作品の一部を読む。指名して朗読してもらうこともある。講義後にB5一枚程度で各自考察を書いてもらう。

【学習方法】
 背景となる世界史の知識については講義中に十分な説明をするつもりであるが、できるだけ予習もしておいてもらいたい。また、参考図書などは授業内で紹介するので、機会を見て目を通してもらいたい。
注意点:
【定期試験の実施方法】
 前期・後期とも筆記の期末試験を行う。

【成績の評価方法・評価基準】
 前期・後期とも中間試験の代わりにレポートの提出を課し、期末試験と合わせて評価する(70%)。また、授業内に提出してもらう考察を一回につき2点満点で評価し(前期・後期それぞれ30点満点)、これに加える。授業内容を理解しているか、そして自分がそれに関して何を考えたかが書けているかについて到達目標の到達度に基づき評価する。

【履修上の注意】
 ドイツ語の知識は特に必要としない。
 過去の授業の事柄を質問することがあるので、復習を怠らないこと。

【学生へのメッセージ】
  日本とドイツはよく似ているとされることがあります。この評価はある意味では正しく、別の意味ではひどく一面的とも言えます。では日本とドイツはどこが似ていてどこが異なっているのでしょうか。そして、ドイツの歴史や文化を学ぶことから現代日本に生きるみなさんが汲み取れるものはなんでしょうか。この授業ではそれを考えていくことになりますが、私から提供できるのはみなさんがひとりひとり考えるための材料だけです。単なる知識の一方的な授受ではなく、参加者がみんなで考える授業にしたいと思います。

【教員への連絡先】
研 究 室 B棟2階非常勤講師室

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明 3 国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。
2週 ドイツ古代史 1 ヨーロッパ古代・中世史の理解
3週 ドイツ中世史1 1 ヨーロッパ古代・中世史の理解
4週 ドイツ中世史2 1 ヨーロッパ古代・中世史の理解
5週 ドイツ近世史1 2 ドイツ近世史の理解
6週 ドイツ近世史2 2 ドイツ近世史の理解
7週 ドイツ近世史3 2 ドイツ近世史の理解
3 国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。
8週 ドイツ啓蒙思想 3 国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。
5 哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。
2ndQ
9週 フランス革命とドイツ 3 国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。
5 哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。
10週 シュトゥルム・ウント・ドラング 4 ドイツ近代文学の鑑賞
11週 ドイツ古典主義1 4 ドイツ近代文学の鑑賞
5 哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。
12週 ドイツ古典主義2 4 ドイツ近代文学の鑑賞
5 哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。
13週 ロマン主義の文学1 4 ドイツ近代文学の鑑賞
5 哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。
14週 ロマン主義の文学2 4 ドイツ近代文学の鑑賞
5 哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。
15週 到達度確認
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力80000200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000