情報処理Ⅰ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 情報処理Ⅰ
科目番号 0025 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 戸川隼人著「ザ・FORTRAN77」(サイエンス社)
担当教員 村上 信太郎

到達目標

① プログラムを実行するための手順を理解できる。
② 定数と変数を説明できる。
③ 整数型,実数型,文字型などのデータ型を説明できる。
④ 演算子の種類と優先順位がわかる。
⑤ 算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。
⑥ 繰り返し処理プログラムを作成できる。
⑦ 一次元配列を使ったプログラムを作成できる。
⑧ 二次元配列を使ったプログラムを作成できる。
⑨ 条件判断プログラムを作成できる。
10 フローチャートについて説明できる。
11 プロシージャ(または,関数,サブルーチンなど)の概念を理解し,これらを含むプログラムを記述できる。
⑫ データを入力し,結果を出力するプログラムを作成できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1プログラムを実行するための手順を詳細に理解している。プログラムを実行するための手順を大まかに理解している。プログラムを実行するための手順を理解していない。
評価項目2定数と変数を詳しく説明できる。定数と変数を説明できる。定数と変数を説明できない。
評価項目3整数型,実数型,文字型などのデータ型を詳しく説明できる。整数型,実数型,文字型などのデータ型を説明できる。整数型,実数型,文字型などのデータ型を説明できない。
評価項目4演算子の種類と優先順位が詳細にわかる。演算子の種類と優先順位がわかる。演算子の種類と優先順位がわからない。
評価項目5算術演算および比較演算のプログラムを高度に作成できる。算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。算術演算および比較演算のプログラムを作成できない。
評価項目6繰り返し処理プログラムを高度に作成できる。繰り返し処理プログラムを作成できる。繰り返し処理プログラムを作成できない。
評価項目7一次元配列を使ったプログラムを高度に作成できる。一次元配列を使ったプログラムを作成できる。一次元配列を使ったプログラムを作成できない。
評価項目8二次元配列を使ったプログラムを高度に作成できる。二次元配列を使ったプログラムを作成できる。二次元配列を使ったプログラムを作成できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
科学技術計算に適した言語として広く使われているFortran言語を使用し,プログラミングの考え方を養う。また,実際にパソコンを使ってプログラム作りを実践する。
授業の進め方・方法:
授業中にFORTRAN77によるプログラミングを行い,コンパイル・実行することを通して数値計算を行うのに必要な一連の基礎知識を身につける。実習的な側面も強いため,授業中にしっかりと演習に取り組むことが重要となる。
注意点:
毎回の演習(30%)および定期試験(70%)を総合的に判断して評価する。到達目標の到達度を基準として成績を評価する。

研 究 室 A-310
内線電話 8933
e-mail: s.murakamiアットマークmaizuru-ct.ac.jp (「アットマークは」@に変えること)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明,簡単なプログラムとコンパイル方法 ① プログラムを実行するための手順を理解できる。
2週 算術式の書き方 ② 定数と変数を説明できる。
④ 演算子の種類と優先順位がわかる。
⑤ 算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。
3週 変数の型 ③ 整数型,実数型,文字型などのデータ型を説明できる。
④ 演算子の種類と優先順位がわかる。
4週 組み込み関数 ⑤ 算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。
5週 FORMAT文 ③ 整数型,実数型,文字型などのデータ型を説明できる。
6週 DO WHILE文 ⑤ 算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。
⑥ 繰り返し処理プログラムを作成できる。
7週 演習問題 ⑤ 算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。
⑥ 繰り返し処理プログラムを作成できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 繰り返し:DO文 ⑥ 繰り返し処理プログラムを作成できる。
10週 繰り返し:DO文 ⑥ 繰り返し処理プログラムを作成できる。
11週 繰り返し:二重ループ ⑥ 繰り返し処理プログラムを作成できる。
12週 繰り返し:二重ループ ⑥ 繰り返し処理プログラムを作成できる。
13週 1次元配列 ⑦ 一次元配列を使ったプログラムを作成できる。
14週 2次元配列 ⑧ 二次元配列を使ったプログラムを作成できる。
15週 演習問題 ⑥ 繰り返し処理プログラムを作成できる。
⑦ 一次元配列を使ったプログラムを作成できる。
⑧ 二次元配列を使ったプログラムを作成できる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野情報処理プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。2前1
定数と変数を説明できる。2前2
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。2前3,前5
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。2前2,前3
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。2前2,前4,前6,前7
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。2
条件判断プログラムを作成できる。2
繰り返し処理プログラムを作成できる。2前6,前7,前9,前10,前11,前12,前15
一次元配列を使ったプログラムを作成できる。2前13,前15
二次元配列を使ったプログラムを作成できる。2前14,前15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力0000000
専門的能力70000300100
分野横断的能力0000000