計測工学

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 計測工学
科目番号 0028 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 谷口修,堀込泰雄 共著「最新機械工学シリーズ16 計測工学 第2版」(森北出版)
担当教員 小林 洋平

到達目標

1 測定の定義と種類を説明できる。
2 国際単位系の構成を理解し,SI単位およびSI接頭語を説明できる。
3 長さ,角度,形状,力,圧力,流量,粘度,温度,湿度,時間,回転数などの計測方法と計測機器を説明できる。
4 計測系の特性を説明できる。
5 誤差の種類を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1測定の定義と種類を説明できる。測定の定義と種類を少し説明できる。測定の定義と種類を説明できない。
評価項目2国際単位系の構成を理解し,SI単位およびSI接頭語をよく説明できる。国際単位系の構成を理解し,SI単位およびSI接頭語を説明できる。国際単位系の構成を理解し,SI単位およびSI接頭語を説明できない。
評価項目3さまざまな測定方法を説明できる。さまざまな測定方法を少し説明できる。さまざまな測定方法を説明できない。
評価項目4計測系の特性を説明できる。計測系の特性を少し説明できる。計測系の特性を説明できない。
評価項目5誤差の種類を説明できる。誤差の種類を少し説明できる。誤差の種類を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
計測概論では,さまざまなの測定の原理を学習する。ノギスやマイクロメータ等のよく利用する機器の使い方の復習から開始し,光,電気,磁気を利用して行う長さの測定方法を学習する。後半では,誤差の種類や計測系の特性について学習する。

授業の進め方・方法:
【 授業方法 】
講義を中心に学習を進める。学修単位科目として,課題を授業ごとに配布する。次の週までに提出すること。

【 学習方法 】
・ 広い範囲の知識を必要とするので,欠かさずに予習と復習を行う。
・ 授業では,黒板の説明は必ずノートにとり,わからないところがあれば質問する。
・ 授業に関連したレポート課題を,復習を兼ねた自己学習の一環として課す。

注意点:
【 成績の評価方法・評価基準 】
2回の定期試験を行う。時間は50分とする。2回の試験の平均(70%)と,課題により残りの評価が行われる(30%)。到達目標に基づき,その到達度を評価基準とする。

【 備考 】
電卓を持参すること。

【 教員の連絡先 】
研究室 A棟1階(A-113) または S棟1階
内線電話 8932
e-mail: kobayashiアットマークmaizuru-ct.ac.jp (アットマークは@に変えること)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバス内容の説明,SI単位,測定の定義,熱膨張による誤差,長さの測定 1,2
2週 長さの測定(線度器と端度器)
3週 長さの測定(光の干渉縞と光波干渉による拡大)
4週 ひずみゲージによるひずみ測定
5週 電気的拡大とエンコーダ
6週 流量と流速の測定
7週 温度の測定
8週 中間試験
4thQ
9週 系統誤差と偶然誤差,最小二乗法 5
10週 確率密度関数と正規分布 5
11週 ガウスの誤差伝播の法則 その1 5
12週 ガウスの誤差伝播の法則 その2(演習) 5
13週 計測系の特性(静特性と動特性) 4
14週 計測系の動特性(過渡応答) 4
15週 計測系の特性(周波数応答) 4
16週 (15週目の後に期末試験を実施)
期末試験返却・到達度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野計測制御計測の定義と種類を説明できる。4後1
測定誤差の原因と種類、精度と不確かさを説明できる。4後9,後11,後12
国際単位系の構成を理解し、SI単位およびSI接頭語を説明できる。4後1
代表的な物理量の計測方法と計測機器を説明できる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7

評価割合

試験発表相互評価実技等ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力0000000
専門的能力70000300100
分野横断的能力0000000