設計製図Ⅲ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 設計製図Ⅲ
科目番号 0035 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 大西清「JISにもとづく機械設計製図便覧」(オーム社)
担当教員 村上 信太郎

到達目標

1 製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。
2 公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。
3 部品のスケッチ図をかくことができる。
4 CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1製作図の書き方を高度に理解し、実用性の高い製作図を作成することができる。製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。製作図の書き方が理解できておらず、製作図を作成することができない。
評価項目2公差と表面性状の意味を高度に理解し、部品の用途に合わせて使い分け、適切に図示することができる。公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。公差と表面性状の意味を理解できず、図示することができない。
評価項目3製図を視野に入れた部品の適切なスケッチ図をかくことができる。部品のスケッチ図をかくことができる。部品のスケッチ図をかくことができない。
評価項目4CADシステムの役割と基本機能を理解し、製図作業に高度に活用できる。CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。CADシステムの役割と基本機能を理解できず、利用することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (C) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械技術者は何らかの形で設計に関わる。2年に引き続いて,3年でも製図の基本について学ぶ。更に設計をして製図をするという設計製図の流れや,設計の考え方,製作図の書き方・CADシステムの操作について,より高度な方法を学ぶ。

授業の進め方・方法:
【授業方法】
授業中に作業を進めながら,公差・表面性状等について随時解説していく。図面,計算書等は授業と同時進行で仕上げるので,進度が遅い場合は自主的な作業が必要となる。締切日までにこれらをすべて提出できなければ単位不可(F評価)となる。

【学習方法】
授業をしっかり聞き,自主的に製図するなどして日々の学習を積み重ねて欲しい。

注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
定期試験は実施しない。適切な設計計算書が書けているか,製作可能な図面に仕上がっているかなど,提出物(設計計算書・図面)で総合して評価する。課題を完全提出すること。

【備考】 
各自が進度計画を把握して課題に取り組むこと。
原則,課題が完全提出でない場合は採点の対象とならない。

【教員の連絡先】
研究室 A棟3階(A-310)
内線電話 8933
e-mail: s.murakamiアットマークmaizuru-ct.ac.jp(アットマークを@に変える)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの内容の説明,2年の復習,スケッチ(講義) 1,3
2週 ヤンキーバイスのスケッチ(スケッチ)
3週 ヤンキーバイスのスケッチ(スケッチ)
4週 ヤンキーバイスのスケッチ(スケッチ)
5週 ヤンキーバイスの計画図(手書製図)
6週 ヤンキーバイスの計画図(手書製図)
7週 ヤンキーバイスの計画図(手書製図)
8週 検図
2ndQ
9週 ヤンキーバイスの部品図(CAD実習) 1,2,4
10週 ヤンキーバイスの部品図(CAD実習) 1,2,4
11週 ヤンキーバイスの部品図(CAD実習) 1,2,4
12週 ヤンキーバイスの部品図(CAD実習) 1,2,4
13週 ヤンキーバイスの部品図(CAD実習) 1,2,4
14週 ヤンキーバイスの部品図(CAD実習) 1,2,4
15週 検図
16週
後期
3rdQ
1週 シラバスの内容の説明,円錐摩擦クラッチの説明(講義) 1,2
2週 円錐摩擦クラッチの設計計算 (講義・演習) 1,2
3週 円錐摩擦クラッチの設計計算 (講義・演習) 1,2
4週 円錐摩擦クラッチの設計計算 (講義・演習) 1,2
5週 円錐摩擦クラッチの組立図(CAD実習) 1,2,4
6週 円錐摩擦クラッチの組立図(CAD実習) 1,2,4
7週 円錐摩擦クラッチの組立図(CAD実習) 1,2,4
8週 円錐摩擦クラッチの部品図(CAD実習) 1,2,4
4thQ
9週 円錐摩擦クラッチの部品図(CAD実習) 1,2,4
10週 検図
11週 弁,弁部品の設計計算(講義・演習) 1,4
12週 弁,弁部品の設計計算(講義・演習) 1,4
13週 弁,弁部品の組立図・部品図(CAD実習) 1,2,4
14週 弁,弁部品の組立図・部品図(CAD実習) 1,2,4
15週 検図
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。4前1,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後11,後12,後13,後14
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。4前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後13,後14
部品のスケッチ図を書くことができる。4前1,前2,前3,前4
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。3前9,前10,前11,前12,前13,前14,後5,後6,後7,後8,後9,後11,後12,後13,後14

評価割合

ポートフォリオ合計
総合評価割合100100
基礎的能力00
専門的能力100100
分野横断的能力00