設計製図Ⅰ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 設計製図Ⅰ
科目番号 0060 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:林 洋次 著「機械製図」(実教出版),大西 清 著「JISにもとづく 機械設計製図便覧」(オーム社)
担当教員 小林 洋平

到達目標

1 図面の役割と種類を適用できる。
2 製図用具を正しく使うことができる。
3 線の種類と用途を説明できる。
4 物体の投影図を正確にかくことができる。
5 断面法に関する作図ができる。
6 製図通則による記号の理解と適用ができる。
7 ISO・JISなどによる材料等の表記法を理解する。
8 寸法記入法についてマスターし図面として完成できる。
9 ねじの図示法と表示について理解し図面として完成できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1図面の役割と種類をよく適用できる。図面の役割と種類を適用できる。図面の役割と種類を適用できない。
評価項目2製図用具を正しく使うことができる。製図用具をほとんど正しく使うことができる。製図用具を正しく使うことができない。
評価項目3線の種類と用途をよく説明できる。線の種類と用途を説明できる。線の種類と用途を説明できない。
評価項目4複雑な物体の投影図を正確にかくことができる。物体の投影図を正確にかくことができる。物体の投影図を正確にかくことができない。
評価項目5断面法に関する作図がよくできる。断面法に関する作図ができる。断面法に関する作図ができない。
評価項目6製図通則による記号の理解と適用がよくできる。製図通則による記号の理解と適用ができる。製図通則による記号の理解と適用ができない。
評価項目7ISO・JISなどによる材料等の表記法をよく理解する。ISO・JISなどによる材料等の表記法を理解する。ISO・JISなどによる材料等の表記法を理解していない。
評価項目8寸法記入法についてマスターし十分な図面として完成できる。寸法記入法についてマスターし図面として完成できる。寸法記入法についてマスターし図面として完成できない。
評価項目9ねじの図示法と表示についてよく憶えている。ねじの図示法と表示について憶えている。ねじの図示法と表示について憶えていない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
設計製図の入門となる科目で,投影法等の図法を理解し,製図通則について憶え,実際に描く作業を身に付ける。

授業の進め方・方法:
【授業方法】
実習中心の授業を行うが,随時講義を取り入れる。教科書は書かれていることが難しいので,「授業は聞かなくてもあとで教科書を読めば良い」,などという考え方は通用しない。

【学習方法】
設計製図の基礎となる科目なので,授業をしっかり聞き,自主的に製図するなどして日々の学習を積み重ねて欲しい。

注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
中間・期末の2回の試験を行う。試験時間は50分とする。図面やチェックテストなどの提出物50%と,中間・期末の定期試験50%を考慮して総合評価する。課題を完全提出すること。原則,実習系科目なので欠席については減点の対象とする。

【備考】
毎回の授業には製図に必要な道具を忘れないこと。

【教員の連絡先】
研 究 室 A棟1階(A-113) または 制御棟1階
内線電話 8932
e-mail: kobayashiあっとまーくmaizuru-ct.ac.jp (あっとまーくは@に変えること。)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの説明,機械製図の概略
2週 製図道具とその使い方 1,2
3週 図面に用いる文字と線 1,3
4週 基礎的な図形の書き方 2,3
5週 投影図の描き方 2,3,4,5
6週 第三角法 2,3,4,5
7週 演習 2,3,4,5
8週 中間試験
2ndQ
9週 立体的な図示法 1,2
10週 断面図示 1,2,3,4,5
11週 基本的な加工法とその図面 1,2,3,4,5
12週 機械部品の製図 その1 1,2,3,4,5
13週 機械部品の製図 その2 1,2,3,4,5
14週 機械部品の製図 その3 1,2,3,4,5
15週 Vブロックの製図 1,2,3,4
16週 前期期末試験
後期
3rdQ
1週 基本的な寸法記入法 1,2,3,4,5,6,8
2週 いろいろな寸法記入法 1,2,3,4,5,6,8
3週 寸法記入についての留意事項 1,2,3,4,5,6,8
4週 スケッチ図 1,2,3,4,5,6,8
5週 サイズ公差と公差クラス 1,2,3,4,5,6,8
6週 支持台の製図 1,2,3,4,5,6,8
7週 軸受けの製図 1,2,3,4,5,6,8
8週 後期中間試験
4thQ
9週 六角ボルト・六角ナットの略画法 1,2,3,4,5,6,7,8,9
10週 こま形自在軸継手の製図 1,2,3,4,5,6,7,8
11週 豆ジャッキの製図 1,2,3,4,5,6,7,8,9
12週 幾何公差 1,2,3,4,5,6,7,8
13週 歯車製図 1,2,3,4,5,6,7,8
14週 平歯車の製図 1,2,3,4,5,6,7,8
15週 すぐばかさ歯車の製図 1,2,3,4,5,6,7,8
16週 後期期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。4前1,前2,前3,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
製図用具を正しく使うことができる。4前2,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
線の種類と用途を説明できる。4前3,前4,前5,前6,前7,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
物体の投影図を正確にかくことができる。4前1,前5,前6,前7,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。2後9,後10,後11,後15
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。2後5,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
部品のスケッチ図を書くことができる。2後4,後11
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。2後6,後7,後9,後10,後13,後14
歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の設計および製図ができる。2後11,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50000500100
基礎的能力0000000
専門的能力50000500100
分野横断的能力0000000