概要:
旋盤,フライス盤/仕上げ,溶接,マシニングセンタの各ショップの実習を通して各種加工方法の基礎技術を体得させる。
授業の進め方・方法:
【授業方法】
以下の4班に分かれ,4つの実習テーマを年間を通して学習する。
1班: 旋盤 豆ジャッキ製作(下穴あけ,穴あけ,外径荒削り)
2班: フライス盤/仕上げ 中心出し作業および溝荒削り
3班: 溶接 アセチレンガス溶接,材料切断
4班: マシニングセンタ(MC) 基本コード,操作演習
【学習方法】
各ショップにおいて,計画と実施,機器の準備と操作,加工物の分析操作など一連の流れを通して実習のスキルを高めること。
注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
レポートおよび作品の完成度(90%),確認課題(10%)を総合評価する。レポートは,各ショップ終了後1週間以内に提出する。到達目標の各項目の到達度を評価基準とする。
【履修上の注意】
毎時間,作業着に着替え(着帽すること),筆記具を持参すること。
担当教員 西山 等
研 究 室 A棟3階(A-308)
内線電話 8937
e-mail: nisiyamaアットマークmaizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること。)
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
シラバス内容の説明,安全教育,レポート作成の仕方 [2週目以降,各テーマを6週ずつローテーション] |
1,2
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2週 |
(1)旋盤 豆ジャッキ製作(下穴あけ,穴あけ,外径荒削り) |
1,3
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3週 |
(1)-1 豆ジャッキ製作(外径荒削り,テーパ荒削り) |
1,3
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4週 |
(1)-2 豆ジャッキ製作(テーパ荒削り,端面仕上げ削り) |
1,3
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5週 |
(1)-3 豆ジャッキ製作(寸法取り,仕上げ削り) |
1,3
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6週 |
(1)-4 豆ジャッキ製作(仕上げ削り) |
1,3
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7週 |
(1)-5 豆ジャッキ製作(面取り・穴面取り,突切り) |
1,3
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8週 |
レポート提出 |
2
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2ndQ |
9週 |
(2)フライス盤/仕上げ 中心出し作業および溝荒削り |
1,4
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10週 |
(2)-1 上向き/下向き切削についての説明と溝仕上げ加工 |
1,4
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11週 |
(2)-2 エンドミルによる溝仕上げ加工および部品のはめ合い |
1,4
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12週 |
(2)-3 平面研削盤および割り出し盤の操作 |
1,10
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13週 |
(2)-4 やすりおよび金切り鋸についての説明 |
1,5
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14週 |
(2)-5 やすりを用いた平面加工 |
1,5
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15週 |
補充実習,レポート提出 |
2
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
(3)溶接 アセチレンガス溶接,材料切断 |
1,6
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2週 |
(3)-1 アセチレンガス溶接(I形突合せ継手),銅管はんだ付け |
1,6
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3週 |
(3)-2 被覆アーク溶接(下向きウィビングビード置き) |
1,7
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4週 |
(3)-3 被覆アーク溶接(下向きかど継手・下向きすみ肉継手) |
1,7
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5週 |
(3)-4 被覆アーク溶接(下向き水平すみ肉継手) |
1,7
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6週 |
(3)-5 被覆アーク溶接(下向きV形突合せ継手) |
1,7
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7週 |
レポート提出 |
2
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8週 |
(4)マシニングセンタ(MC) 基本コード,操作演習 |
1,8,9
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4thQ |
9週 |
(4)-1 NCプログラム演習(プリント学習) |
1,8,9
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10週 |
(4)-2 加工の段取りとプログラム加工 |
1,8,9
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11週 |
(4)-3 固定サイクルについて |
1,8,9
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12週 |
(4)-4 シミュレータソフト,CAD/CAMについて |
1,8,9
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13週 |
(4)-5 CAMを利用した加工 |
1,8,9
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14週 |
補充実習 |
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15週 |
レポート提出・確認課題 |
2
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 工作 | 溶接法を分類できる。 | 3 | 後1 |
ガス溶接の接合方法とその特徴、ガスとガス溶接装置、ガス溶接棒とフラックスを説明できる。 | 3 | 後1,後2 |
アーク溶接の接合方法とその特徴、アーク溶接の種類、アーク溶接棒を説明できる。 | 3 | 後3,後4,後5,後6 |
塑性加工の各加工法の特徴を説明できる。 | 3 | 前1 |
切削加工の原理、切削工具、工作機械の運動を説明できる。 | 3 | 前9 |
バイトの種類と各部の名称、旋盤の種類と構造を説明できる。 | 3 | 前2 |
フライスの種類と各部の名称、フライス盤の種類と構造を説明できる。 | 3 | 前8,前9,前10 |
切削工具材料の条件と種類を説明できる。 | 3 | 前9 |
切削速度、送り量、切込みなどの切削条件を選定できる。 | 3 | 前10 |
切削のしくみと切りくずの形態、切削による熱の発生、構成刃先を説明できる。 | 3 | 前10 |
研削加工の原理、円筒研削と平面研削の研削方式を説明できる。 | 3 | 前11,前12 |
砥石の三要素、構成、選定、修正のしかたを説明できる。 | 3 | 前12 |
ホーニング、超仕上げ、ラッピングなどの研削加工を説明できる。 | 3 | 前12 |
分野別の工学実験・実習能力 | 機械系分野【実験・実習能力】 | 機械系【実験実習】 | 災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。 | 3 | 前1,前2,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。 | 3 | 前1,前8,前15,前16,後7,後15 |
やすりを用いて平面仕上げができる。 | 3 | 前13,前14 |
アーク溶接の基本作業ができる。 | 3 | 後3,後4,後5,後6 |
旋盤の基本操作を習得し、外丸削り、端面削り、段付削り、ねじ切り、テ―パ削り、穴あけ、中ぐりなどの作業ができる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7 |
フライス盤の基本操作を習得し、平面削りや側面削りなどの作業ができる。 | 3 | 前9,前10,前11 |
NC工作機械の特徴と種類、制御の原理、NCの方式、プログラミングの流れを説明できる。 | 3 | 後8,後9,後10,後11,後12,後13 |
少なくとも一つのNC工作機械について、各部の名称と機能、作業の基本的な流れと操作を理解し、プログラミングと基本作業ができる。 | 3 | 後8,後9,後10,後11,後12,後13 |