設計製図Ⅱ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 設計製図Ⅱ
科目番号 0072 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 林 洋次 著「機械製図」(実教出版),大西 清 著「JISにもとづく 機械設計製図便覧」(オーム 社)
担当教員 豊田 香,山本 昌平

到達目標

1 表面粗さ,表面仕上げ,公差の考え方に関して理解する。
2 CAD操作法を習得する。
3 ねじ,ボルトの一般的事項の習得と作図ができる。
4 軸受,幾何公差,材料記号について理解できる。
5 上1,3,4の混じりあった図面の作成ができる。
6 歯車に関する基本事項が説明でき,図面を描ける。
7 溶接に関する基本事項が理解できる。
8 溶接構造物の図面を描くことが出来,溶接手順等を説明できる。
9 豆ジャッキの考案設計を通じて構造や各部品との関連を理解し,工作する手順や方法が説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1表面粗さ,表面仕上げ,公差の考 え方に関してよく理解している表面粗さ,表面仕上げ,公差の考 え方に関して理解している。表面粗さ,表面仕上げ,公差の考 え方に関して理解していない。
評価項目2CAD操作法をよく習得している。CAD操作法を習得している。CAD操作法を習得していない。
評価項目3ねじ,ボルトの一般的事項の習得 と作図がよくできる。ねじ,ボルトの一般的事項の習得 と作図ができる。ねじ,ボルトの一般的事項の習得 と作図ができない。
評価項目4軸受,幾何公差,材料記号につい てよく理解している。軸受,幾何公差,材料記号につい て理解している。軸受,幾何公差,材料記号につい て理解していない。
評価項目5上1,3,4の混じりあった図面 の作成がよくできる。上1,3,4の混じりあった図面 の作成ができる。上1,3,4の混じりあった図面 の作成ができない。
評価項目6歯車に関する基本事項がよく説明 でき,よく図面を描ける。歯車に関する基本事項が説明 でき,図面を描ける。歯車に関する基本事項が説明 でき,図面を描けない。
評価項目7溶接に関する基本事項がよく理解 できる。溶接に関する基本事項が理解できる。溶接に関する基本事項が理解できない。
評価項目8溶接構造物の図面を描くことがよ く出来,溶接手順等をよく説明で きる。溶接構造物の図面を描くことがよ く出来,溶接手順等を説明できる。溶接構造物の図面を描くことができず,溶接手順等を説明できない。
評価項目9豆ジャッキの考案設計を通じて構 造や各部品との関連をよく理解し ,工作する手順や方法がよく説明 できる。豆ジャッキの考案設計を通じて構 造や各部品との関連を理解し ,工作する手順や方法が説明 できる。豆ジャッキの考案設計を通じて構 造や各部品との関連を理解できず ,工作する手順や方法が説明 できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1年に続き製図通則の基礎事項およびCAD製図を学ぶ。〔前期〕では表面粗さ,公差・幾何公差などを中心とした考え方 を理解する。〔後期〕では溶接,歯車などについて学び,更に“設計”の初歩として豆ジャッキの考案設計を行う。

授業の進め方・方法:
【授業方法】
実習中心の授業を行うが,随時講義を取り入れる。理解を深めるために,必要に応じて授業時間内外に演習問題や課題を課す。電卓は必ず持参し、課題は必ず提出すること。

【学習方法】
・シラバスを事前に見て予習をし,疑問点を明確にする。
・疑問点を実習中に解決するように努める。
・授業をしっかり聞き,自主的に製図するなどして理解を深め日々の学習を積み重ねる。

注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
定期試験は実施せず、提出図面(100%)で評価する。課題を完全提出すること。原則,実習系科目なので欠席については減点の対象とする。

【備考】
実習系科目で,職業訓練ともいえる科目。各自が進度計画を把握して課題に取り組むこと。図面は必ず教員のチェック を受けてから提出すること。原則,課題が完全提出でない場合は採点の対象とならない。

【教員の連絡先】
研 究 室 A棟2階(A-204),A棟3階(A-311)
内線電話 8936,8995
e-mail: toyodaアットマークmaizuru-ct.ac.jp (アットマークは@に変えること。)
s.yamamotoアットマークmaizuru-ct.ac.jp (アットマークは@に変えること。)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明,表面粗さ(講義)
2週 公差(講義)
3週 ねじ(講義)
4週 軸受の設計(講義)
5週 歯車の設計(講義)
6週 CAD操作法,ボルト・ナットの製図(CAD実習) 2,3
7週 ボルト・ナットの製図(CAD実習) 2,3
8週 ボルト・ナットの製図(CAD実習) 2,3
2ndQ
9週 軸受の設計 (CAD実習)
10週 軸受の設計 (CAD実習)
11週 軸受の設計 (CAD実習)
12週 軸受の設計 (CAD実習)
13週 歯車の設計(CAD実習)
14週 歯車の設計(CAD実習)
15週 歯車の設計(CAD実習)
16週
後期
3rdQ
1週 溶接(講義)
2週 材料記号,幾何公差(講義)
3週 溶接構造軸受の設計(CAD実習)
7,8
4週 溶接構造軸受の設計(CAD実習)
7,8
5週 溶接構造軸受の設計(CAD実習)
7,8
6週 溶接構造軸受の設計(CAD実習)
7,8
7週 軸の設計(講義・CAD実習)
8週 軸の設計(CAD実習)
4thQ
9週 軸の設計(CAD実習)
10週 軸の設計(CAD実習)
11週 軸の設計(CAD実習)
12週 豆ジャッキの考案設計(CAD実習)
13週 豆ジャッキの考案設計(CAD実習)
14週 豆ジャッキの考案設計(CAD実習)
15週 豆ジャッキの考案設計(CAD実習)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。3前1,前2,後7
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。3前4
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。4前4,前7,前8,前12,前13,後8
歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の設計および製図ができる。4後12,後13,後14,後15
機械設計標準規格の意義を説明できる。3
標準規格を機械設計に適用できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力0000000
専門的能力00001000100
分野横断的能力0000000