ものつくり演習

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 ものつくり演習
科目番号 0090 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 船倉一郎・堀桂太郎「図解Inventor実習(第2版) ゼロからわかる3次元CAD」(森北出版)
担当教員 室巻 孝郎,山本 昌平

到達目標

1 CADシステムの役割と基本機能を理解し,利用できる。
2 コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。
3 演算子の種類と優先順位を理解し,演算に関するプログラムを作成できる。
4 データを入力し,結果を出力するプログラムを作成できる。
5 条件判断プログラムや繰返し処理プログラムを作成できる。
6 他者の意見を聞き合意形成を行い、会話を成立させることができる。
7 グループワーク、ワークショップ等の合意形成の方法を実践できる。
8 書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。
9 必要な情報を適切に収集し,活用すべき情報を選択できる。
10 収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。
11 チームで協調することの意義・効果を認識し、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。
12 当事者意識をもってチームでの作業を進めることができる。
13 チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。
14 要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。
15 課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセスを実践できる。
16 経済的、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。
17 地域企業が取り組んだ課題を題材に、装置の考案、具体化をすることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1CADシステムの役割と基本機能を十分に理解し,利用できる。CADシステムの役割と基本機能を理解し,利用できる。CADシステムの役割と基本機能を理解できず,利用できない。
評価項目2コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を十分活用できる。コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できない。
評価項目3演算子の種類と優先順位を十分理解し,演算に関するプログラムを作成できる。演算子の種類と優先順位を理解し,演算に関するプログラムを作成できる。演算子の種類と優先順位を理解できず,演算に関するプログラムを作成できない。
評価項目4データを入力し,結果を出力する高度なプログラムを作成できる。データを入力し,結果を出力するプログラムを作成できる。データを入力し,結果を出力するプログラムを作成できない。
評価項目5条件判断プログラムや繰返し処理プログラムを十分作成できる。条件判断プログラムや繰返し処理プログラムを作成できる。条件判断プログラムや繰返し処理プログラムを作成できない。
評価項目6他者の意見を聞き合意形成を行い、十分会話を成立させることができる。他者の意見を聞き合意形成を行い、会話を成立させることができる。他者の意見を聞き合意形成を行えず、会話を成立させることができない。
評価項目7グループワーク、ワークショップ等の合意形成の方法を十分実践できる。グループワーク、ワークショップ等の合意形成の方法を実践できる。グループワーク、ワークショップ等の合意形成の方法を実践できない。
評価項目8書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を収集することができる。書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を収集することができない。
評価項目9必要な情報を適切に収集し,活用すべき情報を選択できる。必要な情報を収集し,活用すべき情報を選択できる。必要な情報を収集できず,活用すべき情報を選択できない。
評価項目10収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを十分知っている。収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知らない。
評価項目11チームで協調することの意義・効果を認識し、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションを十分とることができる。チームで協調することの意義・効果を認識し、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。チームで協調することの意義・効果を認識できず、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができない。
評価項目12当事者意識をもってチームでの作業を適切に進めることができる。当事者意識をもってチームでの作業を進めることができる。当事者意識をもってチームでの作業を進めることができない。
評価項目13チームのメンバーとしての役割を十分把握した行動ができる。チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができない。
評価項目14要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に十分取り組むことができる。要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができない。
評価項目15課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセスを十分実践できる。課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセスを実践できる。課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセスを実践できない。
評価項目16経済的、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を適切に提案できる。経済的、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。経済的、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できない。
評価項目17地域企業が取り組んだ課題を題材に、装置の考案、具体化をすることが十分できる。地域企業が取り組んだ課題を題材に、装置の考案、具体化をすることができる。地域企業が取り組んだ課題を題材に、装置の考案、具体化をすることができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (H) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (I) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本授業では,3次元CADの基礎,マイコンを利用した入出力処理について学習し,コンピュータを技術の実践に活用し,メカトロニクス技術の基礎技術を修得する。また、授業の後半では、修得した技術を活用してメカトロ装置の設計製作に取り組む。

授業の進め方・方法:
【授業方法】
実習中心の授業を行う。今後のメカトロニクスの基礎となる科目なので,授業をしっかり聞き,予習・復習するなどして日々の学習を積み重ねて欲しい。
参考書:Massimo Banzi著「Arduinoをはじめよう」(オライリージャパン)

【学習方法】
1.事前にシラバスを見て教材の該当箇所を読み,疑問点を明確にする。
2.授業では,説明を聞き,わからないところがあれば質問する。質問に答えられるようにする。

注意点:
【定期試験の実施方法】
演習・実習を主体として成り立つ科目の性格上,定期試験は実施しない。

【成績の評価方法・評価基準】
定期試験は行わず、発表会(20%)と演習課題および報告書の内容の評価(80%)の合計をもって総合成績とする。到達目標に基づき,各項目の理解の到達度を評価基準とする。

【備考】
Moodleを利用して授業内容に関する情報を提供する。

【教員の連絡先】
研究室 A棟2階(A-205),A棟3階(A-311)  
内線電話 8980,8995 
e-mail: t.muromakiアットマークmaizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること。)
s.yamamotoアットマークmaizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること。)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 3DCADの基本操作
2週 3DCADの基本操作
3週 部品のモデリング
4週 部品のモデリング
5週 部品のモデリング
6週 アセンブリのモデリング
7週 アセンブリのモデリング
8週 アセンブリのモデリング
2ndQ
9週 アセンブリのモデリング
10週 マイコンの説明,LEDの点滅 2,4,5
11週 演算とデータの型
12週 外部入力(スイッチ) 4,5
13週 モータの回転制御 4,5
14週 企画書作成 6,7,8,9,10,11,14,15,16
15週 企画書修正 6,7,8,9,10,11,14,15,16
16週
後期
3rdQ
1週 基本設計 1,12,13
2週 基本設計 1,12,13
3週 基本設計 1,12,13
4週 部品のモデリング 1,12,13
5週 部品のモデリング 1,12,13
6週 アセンブリのモデリング 1,12,13
7週 メカトロ装置製作 1,4,5,11,12,13,15,17
8週 メカトロ装置製作 1,4,5,11,12,13,15,17
4thQ
9週 メカトロ装置製作 1,4,5,11,12,13,15,17
10週 メカトロ装置製作 1,4,5,11,12,13,15,17
11週 メカトロ装置製作 1,4,5,11,12,13,15,17
12週 メカトロ装置製作 1,4,5,11,12,13,15,17
13週 メカトロ装置製作 1,4,5,11,12,13,15,17
14週 作品発表
15週 報告書作成 6,7,8,9,10,11,14,15,16
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3前10
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3
専門的能力分野別の専門工学機械系分野情報処理プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。4
定数と変数を説明できる。4
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。4
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。4前11
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。4前11
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。4前10,前12,前13,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13
条件判断プログラムを作成できる。4前10,前12,前13,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13
繰り返し処理プログラムを作成できる。4
一次元配列を使ったプログラムを作成できる。4
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3前14,前15,後15
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3前14,前15,後15
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3前14,前15,後15
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合02000800100
基礎的能力0000000
専門的能力02000800100
分野横断的能力0000000