電子物理

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 電子物理
科目番号 0093 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 高橋晴雄ほか「機械系の電子回路」(コロナ社)
担当教員 西 佑介

到達目標

1 電気電子工学に必要となる数学の基礎を理解できる。
2 インピーダンスや概念を理解できる。
3 電子回路の基礎を説明できる。
4 半導体の基礎を説明できる。
5 さまざまな電子デバイスを理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1電気電子工学に必要となる数学の基礎を十分に理解し説明できる。電気電子工学に必要となる数学の基礎を理解し説明できる。電気電子工学に必要となる数学の基礎を理解できない。
評価項目2インピーダンスの概念について十分に理解できる。インピーダンスの概念についてある程度理解できる。インピーダンスの概念について理解できない。
評価項目3電子回路の基礎を十分に理解し説明できる。電子回路の基礎を理解し説明できる。電子回路の基礎を理解できない。
評価項目4半導体の基礎を十分に理解し説明できる。半導体の基礎を理解し説明できる。半導体の基礎を理解できない。
評価項目5さまざまな電子デバイスについて十分に理解できる。さまざまな電子デバイスについてある程度理解できる。さまざまな電子デバイスについて理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この科目は企業で回路設計や実装を担当していた教員が,その経験を活かして,電気電子工学と機械工学との類似性や融合技術などについて,主に講義形式で授業を行うものである。

【授業目的】
ロボットや自動車などは機械と電気電子が融合したメカトロニクス技術によって成り立っており,機械系技術者にとっても電気電子の知識の習得が不可欠である。本科目では,機械系技術者を目指す上で最低限必要となる電気電子回路の基礎を理解することを目指す。

【Course Objectives】
Robots and automobiles are composed of mechatronics technology created by the fusion of mechanical engineering and electrical and electronic engineering. Mechanical engineers need to acquire knowledge of electronics. The aim of this course is to understand the basics of electrical and electronic circuits for mechanical engineers.

授業の進め方・方法:
【授業方法】
スライドを用いた講義を中心に授業を進める。電気電子回路の基礎を理解するうえで最低限必要となる知識を身につけ,ものづくりに役立ててほしい。

【学習方法】
電気電子回路の基本的な知識の復習をした上で,教科書の平易な項目を主に進めていく。定期的に演習や実験を交えるため,式だけでなく起こっている現象の意味を正しく理解することを目指してほしい。

注意点:
【定期試験の実施方法】
50分の定期試験を行う。

【成績の評価方法・評価基準】
定期試験結果(60%)および定期的に課す小テストや課題などの評価(40%)の合計に基づき総合成績とする。
電気電子回路の基礎についての到達度を評価基準とする。

【履修上の注意】
本科目は授業時間内での学習で成り立つものである。授業時間内に簡単な課題を毎回提出することが求められる。

【教員の連絡先】
研究室  A棟2階(A-202)
内線番号 8935
e-mail: y.nishiアットマークmaizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 電気電子工学の基礎
2週 キルヒホッフの法則
3週 コンデンサとコイル
4週 受動素子のインピーダンス
5週 複素インピーダンス 1,2
6週 共振回路と機械的振動 1,2
7週 演習Ⅰ 1,2
8週 中間試験 1,2
2ndQ
9週 中間試験問題の解説,多様なインピーダンスⅠ 2
10週 多様なインピーダンスⅡ 2
11週 電子回路の基礎
12週 半導体の基礎
13週 半導体デバイス 3,4
14週 さまざまな電子デバイス 3,4,5
15週 演習Ⅱ 1,2,3,4,5
16週 (15週目の後に期末試験を実施)
期末試験返却・達成度確認
1,2,3,4,5

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力0000000
専門的能力60000400100
分野横断的能力0000000