到達目標
① 金属と合金の結晶構造を説明できる。
② 脆性および靱性の意味を理解し,衝撃試験による粘り強さの試験方法を説明できる。
③ 機械的性質と温度の関係,クリープ現象を説明できる。
④ 引張試験の方法を理解し,応力ひずみ線図を説明できる。
⑤ 塑性変形の起りかたを説明できる。
⑥ 金属と合金の状態変化および凝固過程を説明できる。
⑦ 合金の状態図の見方を理解できる。
8 金属材料の強化法を理解し,説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 金属と合金の結晶構造を説明できる。
| 金属と合金の結晶構造を説明できる。
| 金属と合金の結晶構造を説明できない。
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評価項目2 | 脆性および靱性の意味を理解し,衝撃試験による粘り強さの試験方法を説明できる。
| 脆性および靱性の意味を理解し,衝撃試験による粘り強さの試験方法を説明できる。
| 脆性および靱性の意味を理解し,衝撃試験による粘り強さの試験方法を説明できない。
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評価項目3 | 機械的性質と温度の関係,クリープ現象を説明できる。 | 機械的性質と温度の関係,クリープ現象を説明できる。 | 機械的性質と温度の関係,クリープ現象を説明できない。 |
評価項目4 | 引張試験の方法を理解し,応力ひずみ線図を説明できる。
| 引張試験の方法を理解し,応力ひずみ線図を説明できる。
| 引張試験の方法を理解し,応力ひずみ線図を説明できない。
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評価項目5 | 塑性変形の起りかたを説明できる。 | 塑性変形の起りかたを説明できる。 | 塑性変形の起りかたを説明できない。 |
評価項目6 | 金属と合金の状態変化および凝固過程を説明できる。 | 金属と合金の状態変化および凝固過程を説明できる。 | 金属と合金の状態変化および凝固過程を説明できない。 |
評価項目7 | 合金の各種状態図の見方を理解できる。
| 合金の状態図の見方を理解できる。
| 合金の状態図の見方を理解できない。
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評価項目8 | 金属材料の強化法を材料学的観点より理解し,説明できる。 | 金属材料の強化法を理解し,説明できる。 | 金属材料の強化法を理解し,説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本授業では機械材料の結晶構造・合金の状態図などを学修し、金属材料の基礎的事項を身につける。
授業の進め方・方法:
講義を中心に授業を進める。また,理解を深めるために,適宜レポート課題を課す。講義の進捗に応じて資料を配布する。
注意点:
定期試験(前期2回,後期2回)(80%)および演習,提出課題(20%)により総合的に評価する。試験時間はそれぞれ50分とする。到達目標に掲げる各内容の理解度を評価基準とする。電卓を持参すること。
研究室 A棟1階(A-114)
内線電話 8930
e-mail: shozuアットマークmaizuru-ct.ac.jp (アットマークは@に変えること。)
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
シラバス内容の説明,機械材料の開発と発展 |
① 金属と合金の結晶構造を説明できる。
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2週 |
結晶構造(1)(単位格子[BCC・FCC・HCP] |
① 金属と合金の結晶構造を説明できる。
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3週 |
結晶構造(2)(結晶面および方向の表示方法),演習問題 |
① 金属と合金の結晶構造を説明できる。
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4週 |
結晶構造(3)(合金の結晶構造,結晶構造の欠陥) |
① 金属と合金の結晶構造を説明できる。
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5週 |
材料の機械的性質とその試験法(強さ,硬さ,ねばさ,疲れ,クリープ) |
② 脆性および靱性の意味を理解し,衝撃試験による粘り強さの試験方法を説明できる。 ③ 機械的性質と温度の関係,クリープ現象を説明できる。 ④ 引張試験の方法を理解し,応力ひずみ線図を説明できる。
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6週 |
塑性加工と機械的性質 |
⑤ 塑性変形の起りかたを説明できる。
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7週 |
金属材料の塑性変形の機構,演習問題 |
⑤ 塑性変形の起りかたを説明できる。
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
金属・合金の相変化(相変化と変態点) |
⑥ 金属と合金の状態変化および凝固過程を説明できる。
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10週 |
合金の凝固と状態図(てこの関係,相律,溶解度曲線) |
⑥ 金属と合金の状態変化および凝固過程を説明できる。
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11週 |
合金の状態図の読み方(1)(全率固溶体型,共晶型) |
⑦ 合金の状態図の見方を理解できる。
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12週 |
合金の状態図の読み方(2)(包晶型,偏晶型) |
⑦ 合金の状態図の見方を理解できる。
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13週 |
合金の状態図の読み方(3)(その他の状態図),演習問題 |
⑦ 合金の状態図の見方を理解できる。
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14週 |
金属材料の強化法(1)(加工硬化,結晶粒微細化,固溶強化) |
8 金属材料の強化法を理解し,説明できる。
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15週 |
金属材料の強化法(2)(析出強化,分散強化,相変態強化) |
8 金属材料の強化法を理解し,説明できる。
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16週 |
期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 材料 | 機械材料に求められる性質を説明できる。 | 2 | |
金属材料、非金属材料、複合材料、機能性材料の性質と用途を説明できる。 | 2 | |
硬さの表し方および硬さ試験の原理を説明できる。 | 2 | |
脆性および靱性の意味を理解し、衝撃試験による粘り強さの試験方法を説明できる。 | 2 | |
疲労の意味を理解し、疲労試験とS-N曲線を説明できる。 | 2 | |
機械的性質と温度の関係およびクリープ現象を説明できる。 | 2 | |
金属と合金の結晶構造を説明できる。 | 2 | |
金属と合金の状態変化および凝固過程を説明できる。 | 2 | |
合金の状態図の見方を説明できる。 | 2 | |
塑性変形の起り方を説明できる。 | 2 | |
加工硬化と再結晶がどのような現象であるか説明できる。 | 2 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |