マリンエンジニアリングⅠ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 マリンエンジニアリングⅠ
科目番号 0126 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 文部科学省,船用機関1
担当教員 小林 洋平

到達目標

1 海について理解する。
② カルノーサイクルの状態変化を理解し,熱効率を計算できる。
③サイクルをT-s線図で表現できる。
4 エンジンを説明できる。
5 排気ガス、燃料、潤滑を説明できる。
6 船の抵抗の種類と造波抵抗を説明できる。
7 原子力を説明できる。
8 自然エネルギーの種類を説明できる。
9 風力エネルギーを説明できる。
10 風車の最大効率を導くことできる。
11 風況解析を説明できる。
12 洋上風車を説明できる。
13 メタセンターを説明できる。
14 水素エネルギーについて説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1海の流れを説明できる。 海の流れを少し説明できる。 海の流れを説明できない。
評価項目2熱機関について重要なことを説明できる。熱機関について重要なことを少し説 明できる。熱機関について重要なことを説明できない。
評価項目3熱機関の周辺技術について説明で きる。熱機関の周辺技術について少し説 明できる。熱機関の周辺技術について説明できない。」
評価項目4 推進装置と速度や経済性について 説明できる。推進装置や速度や経済性について 少し説明できる。推進装置や速度や経済性について説明できない。
評価項目5原子力について説明できる。 原子力について少し説明できる。 原子力について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 本講義では、エンジニアとして重要なエンジンとその関係技術についてマリンエンジニアリングⅠで学び、洋上の浮体 の安定性や水素エネルギーについてマリンエンジニアリングⅡで学習する。
授業の進め方・方法:
講義を中心に学習を進める。工学全般に関する広い知識が必要とされるので,関連分野の復習も授業の中で行う。
注意点:
 成績の評価方法は,前期・後期ともに各2回の定期試験の平均点で評価する(70%)。残りの評価は授業毎に行う小テ ストに評価する(30%)。到達目標に基づき,マリンエンジニアリングⅠは、エンジンと周辺技術の理解を評価基準と する。マリンエンジニアリングⅡは、自然エネルギーと浮体の安定性、水素エネルギーに対する理解を到達度の評価基 準とする。

【学生へのメッセージ】  機械と制御の学生だけでなく、建設や電気の学生も履修できます。むしろ、学んでいないことを補う意味で積極的に 履修してほしいものです。

研究室 A棟3階 (A-311)
電話番号 0773-62-8932
e-mail kobayashi@maizuru-ct.ac.jp

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明,海洋とその利用 1海について理解する。
2週 熱機関の概要 ②カルノーサイクルの状態変化を理解し,熱効率を計算できる。
3週 理論サイクル ③サイクルをT-s線図で表現できる。
4週 内燃機関の概要 4エンジンを説明できる。
5週 ディーゼル機関の構造 4エンジンを説明できる。
6週 ディーゼル機関の構造(潤滑装置、過給機) 4エンジンを説明できる。
7週 ディーゼル機関の性能 4エンジンを説明できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 環境技術(排気ガス) 5排気ガス、燃料、潤滑を説明できる。
10週 推進装置 5排気ガス、燃料、潤滑を説明できる。
11週 速度と経済性 6船の抵抗の種類と造波抵抗を説明できる。
12週 燃料 5排気ガス、燃料、潤滑を説明できる。
13週 潤滑 5排気ガス、燃料、潤滑を説明できる。
14週 動力としての原子力 7原子力を説明できる。
15週 まとめ 5排気ガス、燃料、潤滑を説明できる。
6船の抵抗の種類と造波抵抗を説明できる。
7原子力を説明できる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野熱流体カルノーサイクルの状態変化を理解し、熱効率を計算できる。4
サイクルをT-s線図で表現できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70003000100
基礎的能力3000100040
専門的能力2000100030
分野横断的能力2000100030