建築論Ⅱ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 建築論Ⅱ
科目番号 0133 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:プリント配布  教材 :プリント配布
担当教員 今村 友里子

到達目標

①建築の思想的潮流について理解できる。
②現代建築について理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1建築の思想的潮流について理解し説明できる建築の思想的潮流について理解できる建築の思想的潮流について理解できない
評価項目2現代建築について理解し説明できる現代建築について理解できる現代建築について理解できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
近代建築の思想的潮流及び,現代建築の計画への発展過程と特質などについて解説する。

Skills for characteristic of architecture for ideological current.
Skills for characteristic of modern architectural planning.
授業の進め方・方法:
配布物を中心にスライド,ビデオなどを用いて視覚的に解説する。
また,毎回ミニレポートを課する。
注意点:
成績は前期・後期それぞれの中間・期末試験の結果と毎授業のミニレポートの評価点を合わせて総合評価とする。
「建築の喪失感」,「価値観の多様」「姿を消す建築」,「流動化する空間」,「環境から状況へ」,「都市の遺伝子としての住居」,「nLDKからの脱却」,「人口減少による多様化」,「大きいものから小さいものへ」,「町の崩壊」,「コンパクトシティ」,「伊藤豊雄スクール」,「コンビニ化する公共施設」,「リサイクルへのまなざし」,「自然とは何か」など,上記の到達目標における各項目の基本を理解していることを評価基準とする。
・研 究 室 A棟2階(A-218)
・内線電話 8982
・e-mail: y.imamuraアットマークmaizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること)
【学生へのメッセージ】
 建築設計におけるコンセプトの考え方について応用されることが望まれる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 911事件と建築-建築の喪失感- ①建築の思想的潮流について理解できる
2週 多様化する価値観-消費とアンプラグ- ①建築の思想的潮流について理解できる
3週 「姿」を消す建築-環境と身体を継ぐ建築へ- ①建築の思想的潮流について理解できる
4週 「象徴」から「アクティビティ」へ-流動化する空間- ①建築の思想的潮流について理解できる
5週 「環境」から「状況」へ-仮設化する建築- ①建築の思想的潮流について理解できる
6週 都市の遺伝子としての住居-坂本一成・原広司論- ②現代建築について理解できる
7週 nLDKからの脱却-山本理顕論- ②現代建築について理解できる
8週 中間試験
4thQ
9週 身体から発想する五感刺激空間-大きいものから小さいものへ- ②現代建築について理解できる
10週 少子,高齢化,人口減少による町の崩壊-地方都市のリアル- ②現代建築について理解できる
11週 コンパクトシティ-東京ファイバーシティ2050構想- ②現代建築について理解できる
12週 柱梁構造からの脱却-伊藤豊雄スクール- ②現代建築について理解できる
13週 コンビニ化する公共建築-機能と機能の接続から生まれる新しい機能- ②現代建築について理解できる
14週 建築家の素材探し-リサイクルへのまなざし- ②現代建築について理解できる
15週 「自然とは何か」-日欧の違い,建築は工業から農業へ- ②現代建築について理解できる
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000