テクニカルドローイング

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 テクニカルドローイング
科目番号 0134 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:林 洋次 著「機械製図」(実教出版),大西 清 著「JISにもとづく 機械設計製図便覧」(オーム社)
担当教員 室巻 孝郎,須田 敦

到達目標

① 投影法について理解し,図面表示ができる。
2 用具の使い方をマスターし,使いこなせる。
③ 線種の使い分けと,断面法に関する作図ができる。
④ 製図通則による記号の理解と適用ができる。
⑤ ISO・JISなどによる材料等の表記法を理解する。
6 実際に作図して,他人に判るように図が描ける。
⑦ 寸法記入法についてマスターし図面として完成できる。
8 ねじの図示法と表示について憶える。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1投影法についてよく理解し,図面表示ができる。投影法について理解し,図面表示ができる。投影法について理解し,図面表示ができない。
評価項目2用具の使い方をよくマスターし,使いこなせる。用具の使い方をマスターし,使いこなせる。用具の使い方をマスターし,使いこなせない。
評価項目3線種の使い分けと,断面法に関する作図がよくできる。線種の使い分けと,断面法に関する作図ができる。線種の使い分けと,断面法に関する作図ができない。
評価項目4製図通則による記号の理解と適用がよくできる。製図通則による記号の理解と適用ができる。製図通則による記号の理解と適用ができない。
評価項目5ISO・JISなどによる材料等の表記法をよく理解している。ISO・JISなどによる材料等の表記法を理解している。ISO・JISなどによる材料等の表記法を理解していない。
評価項目6実際に作図して,他人によく判るように図が描ける。実際に作図して,他人に判るように図が描ける。実際に作図して,他人に判るように図が描けない。
評価項目7寸法記入法についてマスターし十分な図面として完成できる。寸法記入法についてマスターし図面として完成できる。寸法記入法についてマスターし図面として完成できない。
評価項目8ねじの図示法と表示についてよく憶えている。ねじの図示法と表示について憶えている。ねじの図示法と表示について憶えていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
設計製図の入門となる科目で,投影法等の図法を理解し,製図通則について憶え,実際に描く作業を身に付ける。
授業の進め方・方法:
実習中心の授業を行うが,随時講義を取り入れる。教科書は書かれていることが難しいので,「授業は聞かなくてもあとで教科書を読めば良い」,などという考え方は通用しない。今後の設計製図の基礎となる科目なので,授業をしっかり聞き,自主的に製図するなどして日々の学習を積み重ねて欲しい。
注意点:
図面やチェックテストなどの提出物50%と,中間・期末の定期試験50%を考慮して総合評価する。課題を完全提出すること。原則,実習系科目なので欠席については減点の対象とする。
実習科目で職業訓練ともいえる科目。図面は必ず教員のチェックを受けてから提出すること。原則,課題が完全提出でない場合は採点の対象とならない。
研 究 室 S棟1階(S-102)
内線電話 8940
e-mail: a.sudaあっとまーくmaizuru-ct.ac.jp (あっとまーくは@に変えること。)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバスの説明,製図規格,図面の様式,線,文字,投影法 (講義) ① 投影法について理解し,図面表示ができる。
③ 線種の使い分けと,断面法に関する作図ができる。
2週 チェックテスト,用具の利用法,線の練習,材料記号 演習 (実習) 2 用具の使い方をマスターし,使いこなせる。
⑤ ISO・JISなどによる材料等の表記法を理解する。
3週 投影法と図形の表し方,チェックテスト 演習 (講義) ① 投影法について理解し,図面表示ができる。
③ 線種の使い分けと,断面法に関する作図ができる。
4週 図形の表し方,断面の表示法 (講義) ③ 線種の使い分けと,断面法に関する作図ができる。
5週 断面法,チェックテスト,練習問題 (講義) ③ 線種の使い分けと,断面法に関する作図ができる。
6週 断面法,Vブロック説明 (講義) ③ 線種の使い分けと,断面法に関する作図ができる。
7週 Vブロックの製図 (実習) ④ 製図通則による記号の理解と適用ができる。
⑤ ISO・JISなどによる材料等の表記法を理解する。
6 実際に作図して,他人に判るように図が描ける。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 テストの返却と解説,寸法記入法 (講義) ① 投影法について理解し,図面表示ができる。
2 用具の使い方をマスターし,使いこなせる。
③ 線種の使い分けと,断面法に関する作図ができる。
④ 製図通則による記号の理解と適用ができる。
⑤ ISO・JISなどによる材料等の表記法を理解する。
6 実際に作図して,他人に判るように図が描ける。
⑦ 寸法記入法についてマスターし図面として完成できる。
10週 寸法記入法 (講義) ⑦ 寸法記入法についてマスターし図面として完成できる。
11週 はさみゲージ (実習) ⑤ ISO・JISなどによる材料等の表記法を理解する。
6 実際に作図して,他人に判るように図が描ける。
⑦ 寸法記入法についてマスターし図面として完成できる。
12週 はさみゲージ,パッキン押エの製図 (実習) ⑤ ISO・JISなどによる材料等の表記法を理解する。
6 実際に作図して,他人に判るように図が描ける。
⑦ 寸法記入法についてマスターし図面として完成できる。
13週 パッキン押エの製図 (実習) ⑤ ISO・JISなどによる材料等の表記法を理解する。
6 実際に作図して,他人に判るように図が描ける。
⑦ 寸法記入法についてマスターし図面として完成できる。
14週 ボルト・ナットの製図1 (実習) ⑤ ISO・JISなどによる材料等の表記法を理解する。
6 実際に作図して,他人に判るように図が描ける。
⑦ 寸法記入法についてマスターし図面として完成できる。
8 ねじの図示法と表示について憶える。
15週 ボルト・ナットの製図1 (実習) ⑤ ISO・JISなどによる材料等の表記法を理解する。
6 実際に作図して,他人に判るように図が描ける。
⑦ 寸法記入法についてマスターし図面として完成できる。
8 ねじの図示法と表示について憶える。
16週 後期期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図製図用具を正しく使うことができる。1後2
線の種類と用途を説明できる。1後1,後3,後4,後5,後6
物体の投影図を正確にかくことができる。1後1,後3
図形を正しく描くことができる。1後7
図形に寸法を記入することができる。1後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
部品のスケッチ図を書くことができる。1後7,後11,後12,後13,後14,後15
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。1後14,後15
機械設計標準規格の意義を説明できる。1後2,後7
ねじ、ボルト・ナットの種類、特徴、用途、規格を理解し、適用できる。1後14,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50000500100
基礎的能力0000000
専門的能力50000500100
分野横断的能力0000000