設計製図ⅠA

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 設計製図ⅠA
科目番号 0141 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:林 洋次 著「機械製図」(実教出版),教科書:大西 清 著「JISにもとづく 機械設計製図便覧」(オーム社)
担当教員 豊田 香

到達目標

1 表面粗さ,表面仕上げ,公差の考え方に関して理解する。
2 CAD操作法を習得する。
3 ねじ,ボルトの一般的事項の習得と作図ができる。
4 軸受,幾何公差,材料記号について理解できる。
5 上1,3,4の混じりあった図面の作成ができる。
6 歯車に関する基本事項が説明でき,図面を描ける。
7 溶接に関する基本事項が理解できる。
8 溶接構造物の図面を描くことが出来,溶接手順等を説明できる。
9 豆ジャッキの考案設計を通じて構造や各部品との関連を理解し,工作する手順や方法が説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1表面粗さ,表面仕上げ,公差の考え方に関してよく理解している。表面粗さ,表面仕上げ,公差の考え方に関して理解している。表面粗さ,表面仕上げ,公差の考え方に関して理解していない。
評価項目2CAD操作法をよく習得している。CAD操作法を習得している。CAD操作法を習得していない。
評価項目3ねじ,ボルトの一般的事項の習得と作図がよくできる。ねじ,ボルトの一般的事項の習得と作図ができる。ねじ,ボルトの一般的事項の習得と作図ができない。
評価項目4軸受,幾何公差,材料記号についてよく理解している。軸受,幾何公差,材料記号について理解している。軸受,幾何公差,材料記号について理解していない。
評価項目5歯車に関する基本事項がよく説明でき,よく図面を描ける。歯車に関する基本事項が説明でき,図面を描ける。歯車に関する基本事項がよく説明できず,よく図面を描けない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1年に続き製図通則の基礎事項およびCAD製図を学ぶ。〔前期〕では表面粗さ,公差・幾何公差などを中心とした考え方を理解する。〔後期〕では溶接,歯車などについて学び,更に“設計”の初歩として豆ジャッキの考案設計を行う。
授業の進め方・方法:
実習中心の授業を行うが,随時講義を取り入れる。教科書は書かれていることが難しいので,「授業は聞かなくてもあとで教科書を読めば良い」,などという考え方は通用しない。今後の設計製図の基礎となる科目なので,授業をしっかり聞き,自主的に製図するなどして日々の学習を積み重ねて欲しい。
注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
定期試験や提出図面などで総合評価する。課題を完全提出すること。原則,実習系科目なので欠席については減点の対象とする。

【備考】
実習系科目で,職業訓練ともいえる科目。各自が進度計画を把握して課題に取り組むこと。図面は必ず教員のチェックを受けてから提出すること。原則,課題が完全提出でない場合は採点の対象とならない。

【教員の連絡先】
研 究 室 A棟3階(A-313)
内線電話 8936
e-mail: toyodaアットマークmaizuru-ct.ac.jp(「アットマーク」は@に変える)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明,表面粗さ   (講義) 1 表面粗さ,表面仕上げ,公差の考え方に関して理解する。
2週 公差   (講義) 1 表面粗さ,表面仕上げ,公差の考え方に関して理解する。
3週 ねじ   (講義) 3 ねじ,ボルトの一般的事項の習得と作図ができる。
4週 CAD操作法,ボルト・ナットの製図II   (CAD実習) 2 CAD操作法を習得する。
3 ねじ,ボルトの一般的事項の習得と作図ができる。
5週 ボルト・ナットの製図II,回転摺動金具の設計   (CAD実習) 2 CAD操作法を習得する。
3 ねじ,ボルトの一般的事項の習得と作図ができる。
6週 回転摺動金具の設計   (CAD実習) 2 CAD操作法を習得する。
7週 軸受,ベアリング,小テスト   (講義) 4 軸受,幾何公差,材料記号について理解できる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 軸受の設計   (CAD実習) 4 軸受,幾何公差,材料記号について理解できる。
10週 軸受の設計   (CAD実習) 4 軸受,幾何公差,材料記号について理解できる。
11週 歯車の設計   (講義) 6 歯車に関する基本事項が説明でき,図面を描ける。
12週 歯車の設計   (CAD実習) 6 歯車に関する基本事項が説明でき,図面を描ける。
13週 歯車の設計   (CAD実習) 6 歯車に関する基本事項が説明でき,図面を描ける。
14週 歯車の設計   (CAD実習) 6 歯車に関する基本事項が説明でき,図面を描ける。
15週 材料記号,幾何公差   (講義) 4 軸受,幾何公差,材料記号について理解できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。4前1,前2,前15
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。4前3,前4,前5,前11,前12,前13,前14
機械設計標準規格の意義を説明できる。3
標準規格を機械設計に適用できる。3
ねじ、ボルト・ナットの種類、特徴、用途、規格を理解し、適用できる。3前3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合20000800100
基礎的能力0000000
専門的能力20000800100
分野横断的能力0000000