設計製図Ⅲ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 設計製図Ⅲ
科目番号 0147 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:木村 昇著「はじめての3 次元CAD SolidWorks の基礎」(共立出版)
担当教員 室巻 孝郎,豊田 香

到達目標

①CADシステムの役割と構成を説明できる。
②CADシステムの基本機能を理解し,利用できる。
③公差と表面性状の意味を理解し,図示することができる。
④ボルト・ナット,軸継手,軸受,歯車などの図面を作成できる。
⑤歯車減速装置,手巻きウインチ,渦巻きポンプなどの部品図と組立図を作成できる。
6地域企業が取組んだ課題を題材に,問題を明確化し装置などの考案,具体化をすることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
CADシステムの役割と構成CADシステムの役割と構成を十分説明できる。CADシステムの役割と構成を説明できる。CADシステムの役割と構成を説明できない。
CADシステムの基本機能CADシステムの基本機能を理解し,十分利用できる。CADシステムの基本機能を理解し,利用できる。CADシステムの基本機能を理解し,利用できない。
公差と表面性状公差と表面性状の意味を理解し,十分図示することができる。公差と表面性状の意味を理解し,図示することができる。公差と表面性状の意味を理解し,図示することができない。
ボルト・ナット,軸継手,軸受,歯車などの図面作成ボルト・ナット,軸継手,軸受,歯車などの図面を十分作成できる。ボルト・ナット,軸継手,軸受,歯車などの図面を作成できる。ボルト・ナット,軸継手,軸受,歯車などの図面を作成できない。
歯車減速装置,手巻きウインチ,渦巻きポンプなどの部品図と組立図歯車減速装置,手巻きウインチ,渦巻きポンプなどの部品図と組立図を十分作成できる。歯車減速装置,手巻きウインチ,渦巻きポンプなどの部品図と組立図を作成できる。歯車減速装置,手巻きウインチ,渦巻きポンプなどの部品図と組立図を作成できない。
題材に対する問題の明確化および装置などの考案,具体化題材に対する問題の明確化および装置などの考案,具体化が十分できる。題材に対する問題の明確化および装置などの考案,具体化ができる。題材に対する問題の明確化および装置などの考案,具体化ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
【授業目的】
  設計法として3次元CADによる設計製図法の入門を本授業で行う。前半は3次元CADの作図手法の習得を目的とする。その後,数十点余りの部品から構成される機械装置を対象に与えられた部品から組立図を作成し,部品の組合わせと構成,はめあいと部品相互の関係を学ぶ。後半は地域企業が取組んだ課題を題材に,装置を考案,具体化に取組み地元企業が必要としている技術者像を理解する。
【Course Objectives】
  Students will draw assembly diagrams for equipment and study the structures of equipment.
授業の進め方・方法:
【授業方法】
1.機械装置の3DCAD 図面を作成する。
2.部品を作成し組立図を作成する。

【学習方法】
1.演習課題を元に3次元CAD の操作に慣れる。
2.3次元CAD にて部品および組立図を作成する。
3.事前に疑問点を確認する。
4.進度計画を,各自が把握する。
注意点:
【履修上の注意】
 電卓を持参すること。
【定期試験の実施方法】
 後期中間,期末試験は行わない。
【成績の評価方法・評価基準】
 提出課題数およびその完成度(50%)と事例研究に対する組立図の完成度およびレポート(50%)を総合評価する。到達目標に従い,組立図,構造,はめ合いの相互関係,基準面・基準部の認識,3次元CADの理解度など,各項目の到達度を評価基準とする。
 ただし,実習中に指示する課題が未提出の場合は採点の対象とならない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明,3次元CADを利用したモデリングの流れ ①CADシステムの役割と構成を説明できる。
②CADシステムの基本機能を理解し,利用できる。
2週 3次元CADを利用したモデリングの流れ ①CADシステムの役割と構成を説明できる。
②CADシステムの基本機能を理解し,利用できる。
3週 3次元CADを利用したモデリングの流れ ①CADシステムの役割と構成を説明できる。
②CADシステムの基本機能を理解し,利用できる。
4週 3次元CADの基礎 ①CADシステムの役割と構成を説明できる。
②CADシステムの基本機能を理解し,利用できる。
5週 3次元CADの概要と立体の作り方 ①CADシステムの役割と構成を説明できる。
②CADシステムの基本機能を理解し,利用できる。
6週 3次元CAD各種立体の作製練習 ①CADシステムの役割と構成を説明できる。
②CADシステムの基本機能を理解し,利用できる。
7週 3次元CAD各種立体の作製練習 ①CADシステムの役割と構成を説明できる。
②CADシステムの基本機能を理解し,利用できる。
8週 3次元CADの各種コマンドの使い方 ①CADシステムの役割と構成を説明できる。
②CADシステムの基本機能を理解し,利用できる。
2ndQ
9週 3次元CADの各種コマンドの使い方 ①CADシステムの役割と構成を説明できる。
②CADシステムの基本機能を理解し,利用できる。
10週 3次元CADで作った立体の三面図化 ①CADシステムの役割と構成を説明できる。
②CADシステムの基本機能を理解し,利用できる。
11週 3次元CADで作った立体の三面図化 ①CADシステムの役割と構成を説明できる。
②CADシステムの基本機能を理解し,利用できる。
12週 3次元CADで作った物体の組立 ①CADシステムの役割と構成を説明できる。
②CADシステムの基本機能を理解し,利用できる。
13週 3次元CADで作った物体の組立 ①CADシステムの役割と構成を説明できる。
②CADシステムの基本機能を理解し,利用できる。
14週 部品作成および3次元CADで作った物体の組立 ③公差と表面性状の意味を理解し,図示することができる。
④ボルト・ナット,軸継手,軸受,歯車などの図面を作成できる。
⑤歯車減速装置,手巻きウインチ,渦巻きポンプなどの部品図と組立図を作成できる。
15週 部品作成および3次元CADで作った物体の組立 ③公差と表面性状の意味を理解し,図示することができる。
④ボルト・ナット,軸継手,軸受,歯車などの図面を作成できる。
⑤歯車減速装置,手巻きウインチ,渦巻きポンプなどの部品図と組立図を作成できる。
16週
後期
3rdQ
1週 地元企業生産技術現場における装置開発の事例研究 ③公差と表面性状の意味を理解し,図示することができる。
④ボルト・ナット,軸継手,軸受,歯車などの図面を作成できる。
⑤歯車減速装置,手巻きウインチ,渦巻きポンプなどの部品図と組立図を作成できる。
6地域企業が取組んだ課題を題材に,問題を明確化し装置などの考案,具体化をすることができる。
2週 課題の説明 ③公差と表面性状の意味を理解し,図示することができる。
④ボルト・ナット,軸継手,軸受,歯車などの図面を作成できる。
⑤歯車減速装置,手巻きウインチ,渦巻きポンプなどの部品図と組立図を作成できる。
6地域企業が取組んだ課題を題材に,問題を明確化し装置などの考案,具体化をすることができる。
3週 構想,機構の検討 ③公差と表面性状の意味を理解し,図示することができる。
④ボルト・ナット,軸継手,軸受,歯車などの図面を作成できる。
⑤歯車減速装置,手巻きウインチ,渦巻きポンプなどの部品図と組立図を作成できる。
6地域企業が取組んだ課題を題材に,問題を明確化し装置などの考案,具体化をすることができる。
4週 モデリング ③公差と表面性状の意味を理解し,図示することができる。
④ボルト・ナット,軸継手,軸受,歯車などの図面を作成できる。
⑤歯車減速装置,手巻きウインチ,渦巻きポンプなどの部品図と組立図を作成できる。
6地域企業が取組んだ課題を題材に,問題を明確化し装置などの考案,具体化をすることができる。
5週 モデリング ③公差と表面性状の意味を理解し,図示することができる。
④ボルト・ナット,軸継手,軸受,歯車などの図面を作成できる。
⑤歯車減速装置,手巻きウインチ,渦巻きポンプなどの部品図と組立図を作成できる。
6地域企業が取組んだ課題を題材に,問題を明確化し装置などの考案,具体化をすることができる。
6週 モデリング ③公差と表面性状の意味を理解し,図示することができる。
④ボルト・ナット,軸継手,軸受,歯車などの図面を作成できる。
⑤歯車減速装置,手巻きウインチ,渦巻きポンプなどの部品図と組立図を作成できる。
6地域企業が取組んだ課題を題材に,問題を明確化し装置などの考案,具体化をすることができる。
7週 モデリング ③公差と表面性状の意味を理解し,図示することができる。
④ボルト・ナット,軸継手,軸受,歯車などの図面を作成できる。
⑤歯車減速装置,手巻きウインチ,渦巻きポンプなどの部品図と組立図を作成できる。
6地域企業が取組んだ課題を題材に,問題を明確化し装置などの考案,具体化をすることができる。
8週 発表,総評 ③公差と表面性状の意味を理解し,図示することができる。
④ボルト・ナット,軸継手,軸受,歯車などの図面を作成できる。
⑤歯車減速装置,手巻きウインチ,渦巻きポンプなどの部品図と組立図を作成できる。
6地域企業が取組んだ課題を題材に,問題を明確化し装置などの考案,具体化をすることができる。
4thQ
9週 発表,総評 ③公差と表面性状の意味を理解し,図示することができる。
④ボルト・ナット,軸継手,軸受,歯車などの図面を作成できる。
⑤歯車減速装置,手巻きウインチ,渦巻きポンプなどの部品図と組立図を作成できる。
6地域企業が取組んだ課題を題材に,問題を明確化し装置などの考案,具体化をすることができる。
10週 問題点の改良 ③公差と表面性状の意味を理解し,図示することができる。
④ボルト・ナット,軸継手,軸受,歯車などの図面を作成できる。
⑤歯車減速装置,手巻きウインチ,渦巻きポンプなどの部品図と組立図を作成できる。
6地域企業が取組んだ課題を題材に,問題を明確化し装置などの考案,具体化をすることができる。
11週 問題点の改良 ③公差と表面性状の意味を理解し,図示することができる。
④ボルト・ナット,軸継手,軸受,歯車などの図面を作成できる。
⑤歯車減速装置,手巻きウインチ,渦巻きポンプなどの部品図と組立図を作成できる。
6地域企業が取組んだ課題を題材に,問題を明確化し装置などの考案,具体化をすることができる。
12週 問題点の改良 ③公差と表面性状の意味を理解し,図示することができる。
④ボルト・ナット,軸継手,軸受,歯車などの図面を作成できる。
⑤歯車減速装置,手巻きウインチ,渦巻きポンプなどの部品図と組立図を作成できる。
6地域企業が取組んだ課題を題材に,問題を明確化し装置などの考案,具体化をすることができる。
13週 部品,組立図作成 ③公差と表面性状の意味を理解し,図示することができる。
④ボルト・ナット,軸継手,軸受,歯車などの図面を作成できる。
⑤歯車減速装置,手巻きウインチ,渦巻きポンプなどの部品図と組立図を作成できる。
6地域企業が取組んだ課題を題材に,問題を明確化し装置などの考案,具体化をすることができる。
14週 部品,組立図作成 ③公差と表面性状の意味を理解し,図示することができる。
④ボルト・ナット,軸継手,軸受,歯車などの図面を作成できる。
⑤歯車減速装置,手巻きウインチ,渦巻きポンプなどの部品図と組立図を作成できる。
6地域企業が取組んだ課題を題材に,問題を明確化し装置などの考案,具体化をすることができる。
15週 まとめ ③公差と表面性状の意味を理解し,図示することができる。
④ボルト・ナット,軸継手,軸受,歯車などの図面を作成できる。
⑤歯車減速装置,手巻きウインチ,渦巻きポンプなどの部品図と組立図を作成できる。
6地域企業が取組んだ課題を題材に,問題を明確化し装置などの考案,具体化をすることができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。2
CADシステムの役割と構成を説明できる。2
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。2
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。2
歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプなどの部品図と組立図を作成できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力0000000
専門的能力00001000100
分野横断的能力0000000