電磁気計測

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 電磁気計測
科目番号 0212 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 岩﨑俊著「電磁気計測」(コロナ社)
担当教員 廣芝 伸哉

到達目標

1 計測方法の分類(偏位法/零位法,直接測定/間接測定,アナログ計測 /ディジタル計測)を説明できる。
2 精度と誤差を理解し,有効数字・誤差の伝搬を考慮した計測値の処理が行える。
3 SI単位系における基本単位と組立単位について理解している。
4 計測標準とトレーサビリティの関係について理解している。
5 指示計器について,その動作原理を理解し,電圧・電流測定に使用する方法を説明できる。
6 A/D変換を用いたディジタル計器の原理について理解している。
7 倍率器・分流器を用いた電圧・電流の測定範囲の拡大手法について理解している。
8 電圧降下法による抵抗測定の原理を説明できる。
9 有効電力,無効電力,力率の測定原理とその方法を説明できる。
10 電力量の測定原理を理解している。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1計測方法の分類を説明できる。計測方法の分類ができる。計測方法の分類ができない。
評価項目2精度と誤差を理解し,有効数字・誤差の伝搬を考慮した計測値の処理が行える。有効数字・誤差の伝搬を考慮した計測値の処理が行える。有効数字・誤差の伝搬を考慮した計測値の処理が行えない。
評価項目3SI単位系における基本単位と組立単位について十分に理解している。SI単位系における基本単位と組立単位について理解している。SI単位系における基本単位と組立単位について理解していない。
評価項目4計測標準とトレーサビリティの関係について十分に理解している。計測標準とトレーサビリティの関係について理解している。計測標準とトレーサビリティの関係について理解していない。
評価項目5指示計器について,その動作原理を理解し,電圧・電流測定に使用する方法を説明できる。指示計器について,電圧・電流測定に使用する方法を説明できる。指示計器について,電圧・電流測定に使用する方法を説明できない。
評価項目6A/D変換を用いたディジタル計器の原理について十分に理解している。A/D変換を用いたディジタル計器の原理について理解している。A/D変換を用いたディジタル計器の原理について理解していない。
評価項目7倍率器・分流器を用いた電圧・電流の測定範囲の拡大手法について十分に理解している。倍率器・分流器を用いた電圧・電流の測定範囲の拡大手法について理解している。倍率器・分流器を用いた電圧・電流の測定範囲の拡大手法について理解していない。
評価項目8電圧降下法による抵抗測定の原理を十分に説明できる。電圧降下法による抵抗測定の原理を説明できる。電圧降下法による抵抗測定の原理を説明できない。
評価項目9有効電力,無効電力,力率の測定原理とその方法を十分に説明できる。有効電力,無効電力,力率の測定原理とその方法を説明できる。有効電力,無効電力,力率の測定原理とその方法を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【授業目的】
1.計測の誤差と精度について理解する。
2.電磁気量の測定原理,測定方法を理解する。

【Course Objectives】
The aims of this course are :
1. To understand error and precision of measurement,
2. To understand principles and methods of electric and magnetic measurement. 
授業の進め方・方法:
【授業方法】
講義を中心に授業を進める。その展開の中では,すでに修得しているべき基本事項について,復習や質問をしながら基本事項の整理を行う。

【学習方法】
演習にしっかりと取り組むこと。

注意点:
【定期試験の実施方法】
期末試験を筆記試験として行う。時間は50分とする。

【成績の評価方法・評価基準】
成績評価の方法は,筆記試験の試験結果を評価する(80%)。また,定期的に授業時間内に,授業の理解度をチェックする演習問題を課す(20%)。これらの評価の合計をもって総合成績とする。到達目標に対する到達度を基準として成績を評価する。

【履修上の注意】
本科目は,授業での学習と授業外での自己学習で成り立つものである。

【教員の連絡先】
研 究 室 A棟2階(A-212)
内線電話 8916
e-mail: n.hiroshibaアットマークmaizuru-ct.ac.jp (アットマークは@に変えること。)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明,測定と計測 1,2
2週 測定法の分類 1,2
3週 誤差 1,2
4週 統計処理 1,2
5週 単位系
6週 計測標準 3,4
7週 演習問題 1,2,3,4
8週 理解度確認
2ndQ
9週 アナログ指示計器,電子計器,デジタル計器
10週 直流の測定法と測定系 5,6
11週 抵抗器の測定法と測定系 6,7
12週 交流電圧・電流・電力、計測機器と測定法 8,9
13週 インピーダンスの測定 5,6,7
14週 波形計測 5,6,7
15週 磁気に関する測定 5,6,7,8,9
16週 (15週目の後に期末試験を実施)
期末試験返却・達成度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000