回路実習

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 回路実習
科目番号 0014 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 適宜プリントを配布する。
担当教員 中川 重康,丹下 裕

到達目標

1 システムの基本構成が理解できる。
2 分圧の計算ができる。
3 電力・電力量の計算ができる。
4 パーソナルコンピュータ(ラズパイ)のバスを理解できる。
5 センサー回路が理解できる。
6 アンプ回路が理解できる。
7 周辺回路とパーソナルコンピュータ(ラズパイ)との接続を理解できる。
8 基本的なon・off制御のシステムを理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1システムの基本構成が十分に分かる。システムの基本構成が分かる。システムの基本構成が十分に分からない。
評価項目2分圧の計算が応用できる。分圧の計算ができる。分圧の計算ができない。
評価項目3電力・電力量の計算が応用できる。電力・電力量の計算ができる。電力・電力量の計算ができない。
評価項目4パーソナルコンピュータ(ラズパイ)のバスを十分に理解できる。パーソナルコンピュータ(ラズパイ)のバスを理解できる。パーソナルコンピュータ(ラズパイ)のバスを理解できない。
評価項目5センサー回路が十分に理解できる。センサー回路が理解できる。センサー回路が理解できない。
評価項目6アンプ回路が十分に理解できる。アンプ回路が十分に理解できる。アンプ回路が十分に理解できない。
評価項目7周辺回路とパーソナルコンピュータ(ラズパイ)との接続を十分に理解できる。周辺回路とパーソナルコンピュータ(ラズパイ)との接続を理解できる。周辺回路とパーソナルコンピュータ(ラズパイ)との接続を理解できない。
評価項目8基本的なon・off制御のシステムが十分に理解できる。基本的なon・off制御のシステムが理解できる。基本的なon・off制御のシステムが理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンピュータと周辺機器の接続,制御方法などを理解し,その基礎技術を習得する。基本的な知識・技術を聴講した後,実習としてこれらを組み合わせた「簡易システム」を設計・製作・評価し,報告書にまとめる。

授業の進め方・方法:
【授業方法】
・授業は講義と実習形式で行う。
・講義中はノートを取り集中して聴講し,実習中は講義の知識・技術を活用して取り組むこと。
・実習で使用するパソコンはラズパイとし,2名に1台とする。
・実習終了後は,報告書の提出やレポート課題を課すので期限に遅れずに提出すること。

【学習方法】
・黒板の内容は必ずノートに取ること。
・予習は必ずしも必要ではないが,ノートを見ながら復習を行うこと。分からないことがあれば質問すること。

注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
2回の定期試験を行う。時間は50分とする。2回の成績の平均点(60%)と,その他レポート(内容・提出期限),ノート,授業中の態度,遅刻,欠席等(40%)を総合して評価する。なお,期限までにレポート提出がされない場合は単位を与えない。評価基準は,到達目標の達成度とする。

【備考】
・Moodle,電子メールを用いて資料提供,連絡を行うので,パソコンおよびスマホの操作に慣れること。
・毎回,工具セット,テスター,電卓を持参すること。

【教員の連絡先】
研究室 A棟3階(A-312)
内線番号 8970
e-mail: tangeアットマークmaizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバスの説明、コンピュータ制御の仕組み、コンピュータのハードウェアとソフトウェアの関係
2週 ダイオード、トランジスタ 2,3
3週 ラズパイ基礎1
4週 ラズパイ基礎2
5週 簡易システム1(LED駆動回路、スイッチング回路)、ミニレポ
6週 パソコン制御に必要なハードウェア
7週 簡易システム2(センサー回路)
8週 簡易システム3(オペアンプ回路、コンパレータ回路)
4thQ
9週 簡易システム4(サーミスタによる温度判定回路) 5,6
10週 簡易システム5(ADCの概要・サンプル&ホールド回路、タイムチャート・使い方)
11週 簡易システム6(リレーとインターフェース、制御プログラムのフローチャート)
12週 温度制御システムの概要
13週 温度制御システムの出力回路ブロック、レポート作成
14週 温度制御システムの入力回路ブロック、レポート作成
15週 温度制御システムのシミュレーション、レポート作成
16週 (15週目の後に期末試験を実施)
期末試験返却・達成度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力0000000
専門的能力60000400100
分野横断的能力0000000