到達目標
1 オペレーティングシステムの概念(役割,機能など)について説明できる。
2 オペレーティングシステムの入出力制御,ファイルシステム,プロセス管理について説明できる。
3 メモリ管理,仮想メモリ,ページングについて説明できる。
4 情報セキュリティ,システムの性能評価について説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | オペレーティングシステムの概念(役割,機能
など)について説明できる
| オペレーティングシステムの概念(役割,機能など)について大まかに説明できる
| オペレーティングシステムの概念(役割,機能など)について説明できない
|
評価項目2 | オペレーティングシステムの入出力制御,ファイルシステム,プロセス管理について説明できる | オペレーティングシステムの入出力制御,ファイルシステム,プロセス管理について大まかに説明できる
| オペレーティングシステムの入出力制御,ファイルシステム,プロセス管理について説明できない
|
評価項目3 | メモリ管理,仮想メモリ,ページングについて説明できる | メモリ管理,仮想メモリ,ページングについて大まかに説明できる | メモリ管理,仮想メモリ,ページングについて説明できない |
評価項目4 | 情報セキュリティ,システムの性能評価能について説明できる | 情報セキュリティ,システムの性能評価について大まかに説明できる | 情報セキュリティ,システムの性能評価について説明できない |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 (B)
説明
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学習・教育到達度目標 (H)
説明
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教育方法等
概要:
オペレーティングシステム(OS) の本質的な役割は,コンピュータシステムを抽象化することである。利用者や応用プログラムから使うためのインタフェースの主要な概念や動作原理について,基礎的な事項を理解する。実際にOS機能を利用したアプリケーションシステムを設計する上で役立てるようにする。
授業の進め方・方法:
【授業方法】
講義を中心に授業を進める。講義の間に,重要な内容について適宜学生に質問して,理解しているかどうかを確認する。
また、必要に応じて時間外学習としてレポート課題を課す。
【学習方法】
1.事前にシラバスを見て教材の該当個所を読み,疑問点を明確にする。
2.授業では,板書の説明は必ずノートにとり,わからないところがあれば質問する。質問に答えられるようにする。
3.授業に関連したレポート課題を,復習を兼ねた自己学習の一環として課す。
注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
中間・期末の2回の試験を行う。試験時間は50分とする。
中間・期末ともに定期試験の成績を60%,レポート課題(宿題を含む)を40%とし,その合計を100点満点として評価する。また,欠席1回につき2点の減点とする。
中間・期末の評価の平均値を総合評価とする。
到達目標に基づき,OSの役割と機能,入出力制御,ファイルシステム,プロセス管理,多重プロセス,メモリ管理,仮想メモリ,ページングおよび情報セキュリティとシステム性能評価の理解力についての到達度を評価基準とする。
【備考】
レポートは必ず指定された期日の授業開始時に提出すること。指定された期日より後に提出されたレポートは減点とする。
【連絡先】
研 究 室 A棟3階(A-314)
内線電話 8968
e-mail: funakiアットマークmaizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること。)
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
シラバスの内容の説明,オペレーティングシステム (OS)の役割,OSの利用形態,主なOS |
1
|
2週 |
OSのユーザインターフェース(CUI,GUI), |
1
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3週 |
OSのプログラミングインターフェース,システムコール,OS API |
1
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4週 |
OSの構成,多重プログラミング,入出力制御 |
1,2
|
5週 |
入出力装置(磁気ディスク装置,ブロッキング,バッファリング,キャッシング) |
2
|
6週 |
ファイルの管理(ディレクトリ名とファイル名),プロセスとその管理 |
2
|
7週 |
プロセス切替,プロセスの状態遷移,プロセススケジューリング |
2
|
8週 |
中間試験 |
|
2ndQ |
9週 |
多重プロセス(プロセスの生成と消滅),多重プロセス(プロセス間の同期機能:排他制御) |
3
|
10週 |
多重プロセス(プロセス間の同期機能:事象の連絡,プロセス間通信),メモリの管理(メモリ資源,静的パーティション) |
3
|
11週 |
メモリの管理(動的パーティション,オーバレイ方式 ,ページ化によるメモリ割当) |
3
|
12週 |
仮想メモリ(アドレス変換) |
3
|
13週 |
仮想メモリ(オンデマンドページング方式,ページングとスワッピング) |
3
|
14週 |
仮想メモリ(ページ置き換えアルゴリズムグ),ネットワークの制御(オペレーティングシステムとネットワーク) |
3
|
15週 |
情報セキュリティリスク,セキュアOS,システム性能の要素 |
4
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16週 |
(15週目の後に期末試験を実施) 期末試験返却・達成度確認 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 計算機工学 | プロセッサを実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 4 | |
メモリシステムを実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 4 | |
入出力を実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 4 | |
システムプログラム | コンピュータシステムにおけるオペレーティングシステムの位置づけを説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 実技等 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |