到達目標
1 情報の概念・定義を理解し,実際に計算することができる
2 情報源のモデルと情報源符号化について説明できる
3 通信路のモデルと通信路符号化について説明できる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 情報の概念・定義を理解し,実際に計算することができる | 情報の概念・定義を理解している | 情報の概念・定義を理解していない |
評価項目2 | 情報源のモデルと情報源符号化について説明でき,実際に符号化と復号ができる | 情報源のモデルと情報源符号化について説明できる | 情報源のモデルと情報源符号化について説明できない |
評価項目3 | 通信路のモデルと通信路符号化について説明でき,通訊路容量を計算できる | 通信路のモデルと通信路符号化について説明できる | 通信路のモデルと通信路符号化について説明できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
情報理論は,情報と通信の基礎となっており,電気・電子の分野で重要である。授業では,デジタル情報について限定し,データの圧縮と通信路の符号化について学習し,情報理論の基本的な考え方を理解することを目的とする。
授業の進め方・方法:
【授業方法】
黒板を利用した講義形式の授業を行う。学生の理解度を測るため、授業中に演習を行うだけでなく、小テストを実施する。
【学習方法】
黒板の内容は必ずノートに取ること。
注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
中間と期末の試験を行う。小テストの結果及びレポートの内容評価(40%)と試験結果[中間試験代替と期末試験](60%)とから総合的に評価する。到達目標の各項目の到達度を評価基準とする。
【備考】
授業中に練習問題を解くことがあるため,電卓を必ず持参すること。
【教員の連絡先】
研究室 A棟3階(A-324)
内線番号 8969
e-mail:katayamaアットマークmaizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること)
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
シラバス内容の説明 1.情報理論とは,通信モデル |
1
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2週 |
2.確率論の基礎:確率,条件付確率 |
1
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3週 |
3.情報源符号化:情報源モデル,エントロピー,情報量 |
2
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4週 |
3.情報源符号化:平均符号長,情報源符号化定理 |
2
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5週 |
4.情報源符号:ハフマン符号,ランレングス符号 |
2
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6週 |
4.情報源符号:ZL符号 |
2
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7週 |
練習問題 |
1
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8週 |
中間試験 |
|
2ndQ |
9週 |
前期期末試験返却,到達度確認,通信モデルの確認 |
1
|
10週 |
5.各種情報量:結合エントリピー,条件付エントロピー |
3
|
11週 |
5.各種情報量:相互情報量,マルコフ情報源エントロピー |
3
|
12週 |
練習問題 |
1
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13週 |
6.通信路の符号化:通信路モデル,通信路容量 |
3
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14週 |
6.通信路の符号化:平均誤り率,通信路符号化定理 |
3
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15週 |
練習問題 |
1
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16週 |
(15週目の後に期末試験を実施) 期末試験返却・達成度確認 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 情報数学・情報理論 | 情報量の概念・定義を理解し、実際に計算することができる。 | 3 | 前1,前2,前7,前9,前12,前15 |
情報源のモデルと情報源符号化について説明できる。 | 3 | 前3,前4,前5,前6 |
通信路のモデルと通信路符号化について説明できる。 | 3 | 前1,前9,前10,前11,前13,前14 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |