応用物理Ⅰ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 応用物理Ⅰ
科目番号 0123 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 小出昭一郎「物理学」(裳華房)
担当教員 宝利 剛

到達目標

1 質点の運動の表し方を理解する。
2 微分方程式としての、運動方程式の解き方を理解する。
3 力学的エネルギーの保存を理解する。
4 ケプラーの法則を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1質点の運動の表し方を説明でき,具体的な計算ができる。質点の運動の表し方を説明できる。質点の運動の表し方を説明できない。
評価項目2微分方程式としての、運動方程式の解き方を説明でき,具体的な計算ができる。微分方程式としての、運動方程式の解き方を説明できる。微分方程式としての、運動方程式の解き方を説明できない。
評価項目3力学的エネルギーの保存について説明でき,具体的な計算ができる。力学的エネルギーの保存について説明できる。力学的エネルギーの保存について説明できない。
評価項目4ケプラーの法則について説明でき,具体的な計算ができる。ケプラーの法則について説明できる。ケプラーの法則について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
物理I・IIで学習した物理現象・概念をより厳密な数学を用いて表現し,その意味をより深く理解することを目的とする。十分な数学の知識を必要とする。この科目では,微分・積分・ベクトルを用いた質点の力学の表し方を学習する。

授業の進め方・方法:
【授業方法】
・授業は講義に適宜演習を取り入れて行う。
・必要に応じてレポート課題を出す。

【学習方法】
・黒板の内容は必ずノートに取ること。
・予習をしておくことが好ましい。
・ノートを見ながら復習を行い,教科書や問題集の問題を解くこと。
・分からないことがあれば質問すること。

注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
・中間試験は実施せず,期末試験のみ行う。時間は50分とする。
・期末試験(40%)とポートフォリオ(中間試験に代わる小テストやレポート)(60%)から総合的に成績を評価する。
・到達目標への到達度を評価基準とする。

【備考】
とくになし

【教員の連絡先】
研究室 A棟2階(A-210)
内線電話 8917
e-mail: t.houriアットマークmaizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること) 

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明,位置の表し方
2週 速度,加速度
3週 運動の法則,等加速度運動
4週 運動方程式の解き方(力が時間の関数である場合)
5週 運動方程式の解き方2(力が速度の関数である場合)
6週 運動方程式の解き方3(力が位置の関数である場合)
7週 運動方程式の解き方4(応用問題)
8週 中間試験に代わる小テスト
2ndQ
9週 仕事
10週 仕事と運動エネルギー
11週 保存力と位置エネルギー
12週 力学的エネルギーの保存
13週 平面運動の極座標表示
14週 万有引力の法則
15週 ケプラーの法則
16週 (15週目の後に期末試験を実施)
期末試験返却・到達度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理力学平面内を移動する質点の運動を位置ベクトルの変化として扱うことができる。3前4
物体の変位、速度、加速度を微分・積分を用いて相互に計算することができる。3前4
簡単な運動について微分方程式の形で運動方程式を立て、初期値問題として解くことができる。3前4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合40000600100
基礎的能力0000000
専門的能力40000600100
分野横断的能力0000000