応用物理Ⅱ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 応用物理Ⅱ
科目番号 0134 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:小出昭一郎著「物理学」(裳華房)
担当教員 上杉 智子

到達目標

① 相対運動と重心の運動,2体問題が説明できる。
② 角運動量と質点系の回転運動が説明できる。
③ 剛体の運動を説明できる。
④ 理想気体の状態変化,熱機関について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目12体問題が計算できる。相対運動と重心の運動が説明できる。重心の運動と相対運動が説明できない。
評価項目2質点系の回転運動が計算できる。角運動量と質点系の回転運動が表せる。角運動量と質点系の回転運動が表せない。
評価項目3剛体の運動が計算できる。剛体の慣性モーメントの計算ができる。剛体の慣性モーメントの計算ができない。
評価項目4簡単なサイクルで理想気体の状態変化や熱効率の計算ができる。理想気体の状態変化,熱機関について説明できる。理想気体の状態変化,熱機関の説明ができる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
質点系の運動,剛体の回転運動について学習する。また,理想気体の状態方程式と状態変化,熱機関等についても学習する。
授業の進め方・方法:
・授業は講義に適宜演習を取り入れて行う。
・必要に応じてレポート課題を出す。
注意点:
2回の定期試験を行い,その平均を試験の評価とする。試験の評価(75~80 %)と,その他レポートと小テスト等の点数(20~25 %)から,総合的に成績を評価する。到達目標への到達度を評価基準とする。
研 究 室 A棟2階(A-203), 内線電話 8911 , e-mail: uesugiの後ろに@maizuru-ct.ac.jpを付けて下さい

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバスの説明,質点系の運動方程式,質点系の運動量 ①相対運動と重心の運動,2体問題が説明できる。
2週 重心の運動と相対運動 ①相対運動と重心の運動,2体問題が説明できる。
3週 質点系の運動エネルギー ①相対運動と重心の運動,2体問題が説明できる。
4週 2体問題,相対座標による運動方程式
①相対運動と重心の運動,2体問題が説明できる。
5週 ベクトル積と角運動量
②運動量と質点系の回転運動が説明できる。
6週 質点系の角運動量と回転の運動方程式
②角運動量と質点系の回転運動が説明できる。
7週 演習問題
8週 中間試験
4thQ
9週 剛体の運動,慣性モーメントの計算
③体の運動を説明できる。
10週 力学的エネルギー保存則を用いた剛体の運動
③剛体の運動を説明できる。
11週 固定軸のまわりの剛体の運動,実体振り子
③剛体の運動を説明できる。
12週 温度と熱
④理想気体の状態変化,熱機関について説明できる。
13週 熱容量と比熱,理想気体の断熱変化
④理想気体の状態変化,熱機関について説明できる。
14週 カルノーサイクル
④理想気体の状態変化,熱機関について説明できる。
15週 演習問題
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理力学力のモーメントを求めることができる。3
角運動量を求めることができる。3
角運動量保存則について具体的な例を挙げて説明できる。3
剛体における力のつり合いに関する計算ができる。3
重心に関する計算ができる。3
一様な棒などの簡単な形状に対する慣性モーメントを求めることができる。3
剛体の回転運動について、回転の運動方程式を立てて解くことができる。3
原子や分子の熱運動と絶対温度との関連について説明できる。3
時間の推移とともに、熱の移動によって熱平衡状態に達することを説明できる。3
物体の熱容量と比熱を用いた計算ができる。3
熱量の保存則を表す式を立て、熱容量や比熱を求めることができる。3
気体の内部エネルギーについて説明できる。3
熱力学第一法則と定積変化・定圧変化・等温変化・断熱変化について説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力80000200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000