アナログ回路

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 アナログ回路
科目番号 0152 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:家村道雄監修,「入門電子回路(アナログ回路編)」(オーム社)
担当教員 内海 淳志

到達目標

1 ダイオードの特徴を説明できる。
2 バイポーラトランジスタの特徴と等価回路を説明できる。
3 トランジスタ増幅器のバイアス供給方法を説明できる。
4 利得,周波数帯域,入力・出力インピーダンス等の増幅回路の基礎事項を説明できる。
5 発振回路の特性,動作原理を説明できる。
6 変調・復調回路の特性、動作原理を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ダイオードの特徴を十分に説明できる。ダイオードの特徴を説明できる。ダイオードの特徴を説明できない。
評価項目2バイポーラトランジスタの特徴と等価回路を十分に説明できる。バイポーラトランジスタの特徴と等価回路を説明できる。バイポーラトランジスタの特徴と等価回路を説明できない。
評価項目3トランジスタ増幅器のバイアス供給方法を十分に説明できる。トランジスタ増幅器のバイアス供給方法を説明できる。トランジスタ増幅器のバイアス供給方法を説明できない。
評価項目4利得,周波数帯域,入力・出力インピーダンス等の増幅回路の基礎事項を十分に説明できる。利得,周波数帯域,入力・出力インピーダンス等の増幅回路の基礎事項を説明できる。利得,周波数帯域,入力・出力インピーダンス等の増幅回路の基礎事項を説明できない。
評価項目5発振回路の特性,動作原理を十分に説明できる。発振回路の特性,動作原理を説明できる。発振回路の特性,動作原理を説明できない。
評価項目6変調・復調回路の特性,動作原理を十分に説明できる。変調・復調回路の特性,動作原理を説明できる。変調・復調回路の特性,動作原理を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
アナログ電気信号を処理する電子回路の基礎を学習する。能動素子であるバイポーラトランジスタの特性とそれを用いた基本回路を学習した後に,各種増幅回路の動作原理と設計法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義を中心に授業を進める。また,理解を深めるために,適宜レポート課題を課す。
講義の進捗に応じて資料を配布する。
注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
中間・期末の2回の定期試験を行う。試験の平均点(60%),レポート(40%)で総合成績を評価する。
到達目標に基づき,アナログ回路の動作原理とその設計法の理解の程度を到達度の評価基準とする。

【備考】
毎週,電卓を持参すること。

【教員の連絡先】
研究室 A棟1階(A-105)
内線電話 8961
e-mail: utsumiアットマークmaizuru-ct.ac.jp (アットマークは@に変えること。)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの説明,半導体と半導体素子 1 ダイオードの特徴を説明できる。
2週 ダイオード 1 ダイオードの特徴を説明できる。
3週 トランジスタとその基本回路 2 バイポーラトランジスタの特徴と等価回路を説明できる。
4週 増幅作用 2 バイポーラトランジスタの特徴と等価回路を説明できる。
5週 バイアス回路 3 トランジスタ増幅器のバイアス供給方法を説明できる。
6週 増幅回路とその等価回路 2 バイポーラトランジスタの特徴と等価回路を説明できる。
7週 演習
8週 中間試験
2ndQ
9週 中間試験問題の解説
10週 CR結合増幅回路と差動増幅回路 4 利得,周波数帯域,入力・出力インピーダンス等の増幅回路の基礎事項を説明できる。
11週 負帰還増幅回路(コレクタ接地増幅回路) 2 バイポーラトランジスタの特徴と等価回路を説明できる。
4 利得,周波数帯域,入力・出力インピーダンス等の増幅回路の基礎事項を説明できる。
12週 電力増幅回路1(電力増幅の基礎とA級電力増幅回路) 4 利得,周波数帯域,入力・出力インピーダンス等の増幅回路の基礎事項を説明できる。
13週 電力増幅回路2(B級電力増幅回路) 4 利得,周波数帯域,入力・出力インピーダンス等の増幅回路の基礎事項を説明できる。
14週 発振回路 5 発振回路の特性,動作原理を説明できる。
15週 変調・復調回路 6 変調・復調回路の特性,動作原理を説明できる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路直列共振回路と並列共振回路の計算ができる。3
相互誘導を説明し、相互誘導回路の計算ができる。3
理想変成器を説明できる。3
電子回路ダイオードの特徴を説明できる。3前1,前2,前7
バイポーラトランジスタの特徴と等価回路を説明できる。3前3,前4,前6,前7,前11
利得、周波数帯域、入力・出力インピーダンス等の増幅回路の基礎事項を説明できる。3前10,前11,前12,前13
トランジスタ増幅器のバイアス供給方法を説明できる。3前5,前7
発振回路の特性、動作原理を説明できる。3前14
変調・復調回路の特性、動作原理を説明できる。3前15
情報系分野その他の学習内容トランジスタなど、ディジタルシステムで利用される半導体素子の基本的な特徴について説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力0000000
専門的能力60000400100
分野横断的能力0000000