アナログ信号処理Ⅱ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 アナログ信号処理Ⅱ
科目番号 0155 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「線形微分方程式と線形差分方程式」(森北出版)
担当教員 中川 重康

到達目標

1 ラプラス変換を微分方程式に応用できる。
2 ブロック線図を用いたシステムの表現方法が理解できる。
3 簡単な連続系システムの解析ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ラプラス変換を微分方程式に応用できる。ラプラス変換にて微分方程式を表すことができる。ラプラス変換を微分方程式に応用できない。
評価項目2ブロック線図を用いたシステムの表現方法が理解できる。 ブロック線図が分かる。ック線図を用いたシステムの表現方法が理解できない。
評価項目3簡単な連続系システムの解析ができる。簡単な連続系システムが分かる。簡単な連続系システムの解析ができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンピュータ技術には,計測・制御信号,音声信号等の信号処理技術も重要である。本授業では,信号の最も基本的な処理手法であるフーリエ級数展開,フーリエ変換,ラプラス変換および連続系システムの解析手法について学習する。
授業の進め方・方法:
板書を中心に講義を進めるが、プリント等で課題を課す。
注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
到達目標の達成度を基準として,定期試験の成績(60%),ノート・レポート(40%)を総合評価する。

【備考】
授業は連続しているので,諦めずに学習すること。前期では数学的な技術を
学び,後期では電気回路の問題にそれらを適用し,学習成果を発揮することとなる。

【教員の連絡先】
研究室 A棟1階(A-105)
内線電話 8967
e-mail: nakagawaアットマークmaizuru-ct.ac.jp (アットマークは@に変えること。)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバス内容の説明,初期値問題の解法(1) 1 ラプラス変換を微分方程式に応用できる。
2週 初期値問題の解法(2) 1 ラプラス変換を微分方程式に応用できる。
3週 初期値問題の解法(3) 1 ラプラス変換を微分方程式に応用できる。
4週 練習問題の質疑と解説 1 ラプラス変換を微分方程式に応用できる。
5週 連立微分方程式の解法(1) 1 ラプラス変換を微分方程式に応用できる。
6週 連立微分方程式の解法(2) 1 ラプラス変換を微分方程式に応用できる。
7週 練習問題の質疑と解説
8週 後期中間試験
4thQ
9週 試験問題の解説,線形バネの運動方程式の解法 3 簡単な連続系システムの解析ができる。
10週 ブロック図法 2 ブロック線図を用いたシステムの表現方法が理解できる。
11週 電気回路の例題 3 簡単な連続系システムの解析ができる。
12週 定常状態解および過渡解,ステップ応答 2 ブロック線図を用いたシステムの表現方法が理解できる。
13週 初期値定理と最終値定理 2 ブロック線図を用いたシステムの表現方法が理解できる。
14週 フィードバックシステムの解析 3 簡単な連続系システムの解析ができる。
15週 練習問題の質疑と解説
16週 後期期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路RL直列回路やRC直列回路等の単エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。3
RLC直列回路等の複エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。3
制御伝達関数を用いたシステムの入出力表現ができる。3
ブロック線図を用いてシステムを表現することができる。3
システムの定常特性について、定常偏差を用いて説明できる。1
システムの周波数特性について、ボード線図を用いて説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力0000000
専門的能力60000400100
分野横断的能力0000000