C言語実習

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 C言語実習
科目番号 0169 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:柴田望洋(著)「新・明解C言語 入門編」(SBクリエイティブ)
担当教員 芦澤 恵太

到達目標

1 変数とデータ型の概念を説明できる。
2 代入や演算子の概念を理解し,式を記述できる。
3 ソフトウェア生成に必要なツールを使い,ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。
4 与えられた簡単な問題に対して,それを解決するためのソースプログラムを記述できる。
5 アルゴリズムの概念を説明できる。
6 同一の問題に対し,それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを理解している。
7 整列,探索など,基本的なアルゴリズムについて説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1一般的な変数とデータ型の概念を説明できる。代表的ないくつかの変数とデータ型の概念を説明できる。変数とデータ型の概念を説明できない。
評価項目2代入や演算子の概念を理解し,式を記述できる。記述された式において、代入や演算子を説明できる。代入や演算子の概念を理解し,式を記述できない。
評価項目3複数の環境を使いこなし,ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。ソフトウェア生成に必要なツールを使い,ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。ソフトウェア生成に必要なツールを使い,ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できない。
評価項目4与えられた簡単な問題に対して,それを解決するためのソースプログラムを記述できる。例題の類題に対して,それを解決するためのソースプログラムを記述できる。与えられた簡単な問題に対して,それを解決するためのソースプログラムを記述できない。
評価項目5アルゴリズムの概念を説明できる。代表的ないくつかのアルゴリズムを説明できる。アルゴリズムの概念を説明できない。
評価項目6同一の問題に対し,それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを理解している。同一の問題に対し,それを解決できるアルゴリズムが一つでないことを理解している。同一の問題に対し,それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを理解していない。
評価項目7整列,探索など,基本的なアルゴリズムについて説明できる。少なくとも一つは,整列,探索など,基本的なアルゴリズムについて説明できる。整列,探索など,基本的なアルゴリズムについて説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本講義では,重要なアルゴリズムを取り上げ,C 言語によって,実際にプログラミングを行うことにより,各種アルゴリズムの知識とその実現方法を習得する。

授業の進め方・方法:
・講義+演習の形で授業を進める
・出題課題を解説する形で講義を行うことが多いので、課題は各自事前に終えておくこと
注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
・中間・期末の2回の定期試験を行う。
・試験の平均点(50%),課題の提出状況および内容評価(50%)で総合成績を評価する。
・到達目標に基づき,各項目の修得の程度を評価基準とする。
【備考】
・各自でC言語のコンパイラ環境は用意しておくこと
【教員の連絡先】
担当教員研究室:A棟3階(A-317),内線電話:8966,e-mail: ashizawa@maizuru-ct.ac.jp

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの説明と2年次の復習:C 言語の入門 1 変数とデータ型の概念を説明できる。
2週 文字列とポインタ 1 変数とデータ型の概念を説明できる。
3週 ポインタによる文字列の操作 2 代入や演算子の概念を理解し,式を記述できる。
4週 文字列を扱うライブラリ関数 2 代入や演算子の概念を理解し,式を記述できる。
5週 構造体 3 ソフトウェア生成に必要なツールを使い,ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。
6週 メンバとしての構造体 3 ソフトウェア生成に必要なツールを使い,ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。
7週 まとめの演習問題 4 与えられた簡単な問題に対して,それを解決するためのソースプログラムを記述できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 中間試験の返却
10週 ファイル処理1 7 整列,探索など,基本的なアルゴリズムについて説明できる。
11週 ファイル処理2 7 整列,探索など,基本的なアルゴリズムについて説明できる。
12週 ソートとサーチ 5 アルゴリズムの概念を説明できる。
13週 再帰 5 アルゴリズムの概念を説明できる。
14週 ライブラリーの利用 6 同一の問題に対し,それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを理解している。
15週 期末試験
16週 試験返却とまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3前1,前7,前12,前13
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。3
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。3前1
変数の概念を説明できる。3
データ型の概念を説明できる。3
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。3前1,前2
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。3前1,前2
ソフトウェアアルゴリズムの概念を説明できる。3
与えられたアルゴリズムが問題を解決していく過程を説明できる。3
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる。3前2,前3,前12,前13,前14
整列、探索など、基本的なアルゴリズムについて説明できる。3前3,前10,前11
分野別の工学実験・実習能力情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。3前4,前7,前10,前11,前14
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。3前4,前5,前6
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。3前5,前6,前14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50000500100
基礎的能力50000500100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000