電気情報工学実験ⅢA

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 電気情報工学実験ⅢA
科目番号 0180 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 実験実習指導書(プリント)を配布する
担当教員 平地 克也,舩木 英岳,井上 泰仁

到達目標

①.トランジスタの増幅回路の設計・製作ができる
2.オペアンプの応用回路の設計・製作ができる
3.ルータの操作と基本設定ができる
4.UNIXの基本知識を習得し,ネットワークが構築できる
ことができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1.トランジスタの増幅回路の設計・製作ができる.トランジスタの増幅回路の設計・製作が大まかにできる.トランジスタの増幅回路の設計・製作ができない
評価項目2オペアンプの応用回路の設計・製作ができるオペアンプの応用回路の設計・製作が大まかにできるオペアンプの応用回路の設計・製作ができない
評価項目3ルータの操作と基本設定ができるルータの操作と基本設定が大まかにできるルータの操作と基本設定ができない
評価項目4UNIXの基本知識を習得し,ネットワークが構築できるUNIXの基本知識を習得し,ネットワークが大まかに構築できるUNIXの基本知識を習得できず,ネットワークが構築できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
実験の目的は以下のとおりである。
 1.TrとOPを用いた応用回路の設計法を習得する。
 2.ハードウェア記述言語 (HardwareDescriptionLanguage, HDL) による回路設計方法を習得する。
 3.ルータやサーバの基本操作と設定方法を習得する。

The aims of the experiments the class are as follows.
1.Students will acquire methods of designing an application circuit using transistors and operational amplifiers.
2.Students will get working knowledge of advanced HDL techniques
3.Students will acquire knowledge of the fundamental operations and settling methods of a router and a server,
授業の進め方・方法:
4テーマずつを,1テーマに3週間かけて行う。また,創造力を伸ばすために自主実験を行う。
注意点:
15分以上の遅刻は,1時間の欠席とする。
実習服を着用し,工具,電卓,実験用ノートを持参する。
定期試験は実施しない
成績は,それぞれのレポートの課題について口頭試問を行った上で点数をつけ,その平均とする。レポート点の他に,講義の受講状況,実験の取り組み姿勢を総合的に考慮して成績を評価する。
到達目標(1), (2), (3)に基づき,その到達度を評価基準とする。 レポートが未提出の場合は60点以下の評価とする。

【学生へのメッセージ】
 工学系の学科には,理論や現象を理解しやすくするために,必ず実験科目があります。授業での疑問点が実験で分かったり,設計,製作した装置が作動した時は感動します。物作りの楽しさと達成感を味わいましょう。

【連絡先】 (e-mailのアットマークは@に変えること。)
 平地 克也
   研究室:A棟3階(A-321),内線電話:8960,e-mail: hirachiアットマークmaizuru-ct.ac.jp
 舩木 英岳
   研究室:A棟3階(A-314),内線電話:8968,e-mail: funakiアットマークmaizuru-ct.ac.jp
 井上 泰仁
   研究室:A棟3階(A-319),内線電話:8964,e-mail: yinoueアットマークmaizuru-ct.ac.jp

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明,オリエンテーション
2週 トランジスタの特性測定と増幅回路の設計 トランジスタの増幅回路の設計・製作ができる
3週 増幅回路の設計 トランジスタの増幅回路の設計・製作ができる
4週 増幅回路の入出力特性,周波数特性の測定と自主課題 トランジスタの増幅回路の設計・製作ができる
5週 オペアンプの増幅回路の設計・製作 オペアンプの応用回路の設計・製作ができる
6週 マルチバイブレータなどの設計・製作 オペアンプの応用回路の設計・製作ができる
7週 オペアンプ応用回路の自由製作 オペアンプの応用回路の設計・製作ができる
8週 サブネットの分割方法 ルータの操作と基本設定ができる
2ndQ
9週 ルータの基本操作と設定 ルータの操作と基本設定ができる
10週 ネットワークの構築(1) ルータの操作と基本設定ができる
11週 Raspberry Piの使用方法とUNIX基本コマンド UNIXの基本知識を習得し,ネットワークが構築できる
12週 アルゴリズムとIO制御 UNIXの基本知識を習得し,ネットワークが構築できる
13週 センサによる通信基礎 UNIXの基本知識を習得し,ネットワークが構築できる
14週 レポート作成および提出
15週 レポート作成および提出
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力専門的能力の実質化PBL教育PBL教育工学が関わっている数々の事象について、自らの専門知識を駆使して、情報を収集することができる。4
集められた情報をもとに、状況を適確に分析することができる。4
与えられた目標を達成するための解決方法を考えることができる。4
各種の発想法や計画立案手法を用いると、課題解決の際、効率的、合理的にプロジェクトを進めることができることを知っている。4
共同教育共同教育地域や企業の現実の問題を踏まえ、その課題を明確化し、解決することができる。4
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などの必要性を理解できる。4
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。3
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。3
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00020800100
基礎的能力0000000
専門的能力00020800100
分野横断的能力0000000