情報システム論

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 情報システム論
科目番号 0206 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 なし,必要に応じて資料等は http://moodle.maizuru-ct.ac.jp/ にアップロードする。
担当教員 片山 英昭

到達目標

1 コンピュータウィルスやフィッシングなど,コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。
2 コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する代表的な対策について説明できる。
3 基本的なアクセス制御について説明できる
4 基本的な不正プログラムへの対策法について説明できる
5 ネットワークコンピューティングや組込みシステムなど,実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について説明できる。
6 データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。
7 データベース言語を用いて基本的なデータ問い合わせを記述できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1コンピュータウィルスやフィッシングなど,コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について理解し,説明できる。 コンピュータウィルスやフィッシングなど,コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。 コンピュータウィルスやフィッシングなど,コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できない。
評価項目2コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する代表的な対策について理解し,説明できる。コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する代表的な対策について説明できる。コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する代表的な対策について説明できない。
評価項目3基本的なアクセス制御について理解し,説明できる。基本的なアクセス制御について説明できる。基本的なアクセス制御について説明できない。
評価項目4基本的な不正プログラムへの対策法について説明し,実施できる。基本的な不正プログラムへの対策法について説明できる。基本的な不正プログラムへの対策法について説明できる。
評価項目5ネットワークコンピューティングや組込みシステムなど,実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について理解し,説明できる。ネットワークコンピューティングや組込みシステムなど,実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について説明できる。ネットワークコンピューティングや組込みシステムなど,実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について説明できない。
評価項目6データモデル、データベース設計法に関する概念を説明できる。データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できない。
評価項目7データベース言語を用いてデータ問合わせを記述できる。データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (H) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【授業目的】
本授業の目的は多くの情報技術を統合的に把握する力を身につけることである。情報システムは,社会の基盤施設や経済活動の必須の道具になっている。情報システムは,作る側と使う側と両面がありますが本講義では,主として作る側からの観点から情報システムについて講義を行う。
【Course Objectives】
The purpose of this course is to acquire the power to understand a lot of information technology.Information systems are indispensable tools for infrastructure and economic activities in society.The information system has both sides to make and use.Lecture on information system mainly from the viewpoint of making side.
授業の進め方・方法:
【授業方法】
 教室での講義を中心に授業を進める。講義が理解できているかどうかの確認のために,講義の間に数名の学生に質問する。講義内容の理解を深めるために演習を行う。
【学習方法】
 事前にシラバスを見て,インターネット等により予備情報を得る。授業では予習で抱いた疑問点を解決するつもりで学習する。黒板の説明は,必ずノートに取る。 配布資料をもとにして,復習を行う。
注意点:
【定期試験の実施方法】
 後期中間と後期末試験の2回の試験を行う。時間は50分とする。
【成績の評価方法・評価基準】
 定期試験の成績(50%)と受講状況や演習の提出状況(40%)、演習状況(10%)等を総合的に判断して評価する。到達目標の各項目の到達度を評価基準とする。
【学生へのメッセージ】
 多くの情報技術が普及する中で統合的にそれらの技術を把握することや,情報セキュリティの基礎的な知識は,様々な専門分野に進むときにも大きな力となる。がんばって授業についてきてもらいたい。
【アクセス】
研 究 室 A-324
内線電話 8969
e-mail: katayama「あっと」maizuru-ct.ac.jp(あっとは@に変換すること)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバス内容の説明。セキュリティ対策の必要性 1 コンピュータウィルスやフィッシングなど,コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。

2週 ネットワーク構成とセキュリティ技術 1 コンピュータウィルスやフィッシングなど,コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。
3週 ルータとファイアウォール 2 コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する代表的な対策について説明できる。
3 基本的なアクセス制御について説明できる
4週 侵入検知システムについて 2 コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する代表的な対策について説明できる。
4 基本的な不正プログラムへの対策法について説明できる
5週 Webシステムへの攻撃について 2 コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する代表的な対策について説明できる。
4 基本的な不正プログラムへの対策法について説明できる
6週 情報システムの運用 5 ネットワークコンピューティングや組込みシステムなど,実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について説明できる。
7週 まとめの演習問題 1~4
8週 後期中間試験
4thQ
9週 試験返却,達成度確認,情報システムについて 5 ネットワークコンピューティングや組込みシステムなど,実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について説明できる。
10週 クラウドシステムについて 5 ネットワークコンピューティングや組込みシステムなど,実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について説明できる。
11週 VPNについて 5 ネットワークコンピューティングや組込みシステムなど,実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について説明できる。
12週 データベースについて 6 データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。
13週 データベースの演習 7 データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。
14週 システム開発演習 7 データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。
15週 まとめの演習問題 5,6,7
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野コンピュータシステムネットワークコンピューティングや組込みシステムなど、実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について説明できる。3後9,後10,後14,後15
その他の学習内容コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。3後1,後2
コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。3後3,後4
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。3後6,後11,後15
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。3後6,後12,後13,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合500010400100
基礎的能力0000000
専門的能力500010400100
分野横断的能力0000000