組込みシステムⅠ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 組込みシステムⅠ
科目番号 0018 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 鷹合大輔,田村 修「組込み開発のための実践的プログラミング」(近代科学社)/ 8-bitマイコンボードEMB-88
担当教員 仲川 力

到達目標

1 C言語によるプログラミングの基本を理解して説明できる。
2 電子回路とマイコンの基礎を理解し,8ビットマイコンの組込み開発を実践できる。
3 8ビットマイコンが有する基本的な機能を理解して使いこなせる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1C言語によるプログラミングの基本を十分理解して説明できる。C言語によるプログラミングの基本を理解して説明できる。C言語によるプログラミングの基本を理解しておらず,説明できない。
評価項目2電子回路とマイコンの基礎を十分理解し,8ビットマイコンの組込み開発を実践できる。電子回路とマイコンの基礎を理解し,8ビットマイコンの組込み開発を実践できる。 電子回路とマイコンの基礎を理解しておらず,8ビットマイコンの組込み開発を実践できない。
評価項目3マイコンが有する基本的な機能を十分理解して使いこなせる。マイコンが有する基本的な機能を理解して使いこなせる。マイコンが有する基本的な機能を理解しておらず,使いこなせない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
組込みシステムとは,装置や機器に組み込まれた,それらを制御するコンピュータシステムのことである。モータやセンサを使う機器の製作には,組込みシステムの理解が必須である。そこで本科目では,8ビットマイコンへのC言語プログラミング演習を通して,組込みシステムにおける基本事項である,ポートの入出力,タイマ,割り込み処理,AD変換の理解を目的とする。

授業の進め方・方法:
【授業方法】
・演習を中心に授業を進める。
・教材用マイコン基板を用いて,8ビットマイコンによるC言語プログラミングの基本を学ぶ。
・講義の間に,重要な内容について学生に質問して確認する。

【学習方法】
・教材用マイコン基板を用いた演習を行う。
・講義内容の理解を深めるために,適宜自己学習のためプログラミング課題を与えて提出を求める。

注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
・中間・期末試験の成績(70%)と演習課題など(30%)の割合で総合的に評価する。
・定期試験の時間は50分とする。
・到達目標への到達度を評価基準とする。

【備考】
・教材用マイコン基板であるEMB-88を必ず持参すること。

【教員の連絡先】
教員名  伊藤・仲川
研究室  伊藤(A棟3階A318)・仲川(制御棟3階)
内線電話 伊藤(8950)/仲川(8958)
e-mail: mito アットマーク maizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること。)
     chica アットマーク g.maizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること。)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明,マイコンに関する基礎知識
2週 マイコンに関する基礎知識
3週 2,10,16進数の計算
4週 デジタル入出力の基礎
5週 デジタル入出力の基礎
6週 ダイナミック点灯
7週 演習
8週 中間試験
2ndQ
9週 中間試験の返却と解説 2,3
10週 ピン変化割り込み 2,3
11週 チャタリング除去 2,3
12週 タイマの基礎 2,3
13週 タイマの基礎,タイマ割り込み 2,3
14週 タイマの基礎,応用 2,3
15週 演習 2,3
16週 (15 週目の後に期末試験を実施)
期末試験返却・達成度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価実技等ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力0000000
専門的能力70000300100
分野横断的能力0000000