材料力学Ⅰ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 材料力学Ⅰ
科目番号 0023 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 参考書:中山秀太郎 「演習・材料力学」(大河出版) 教材:必要に応じて資料を配付する。 
担当教員 野間 正泰

到達目標

1 応力とひずみを説明できる。
2 フックの法則を理解し,弾性係数を説明できる。
3 応力・ひずみ線図について説明できる。
4 せん断応力の計算ができる。
5 棒の自重によって生じる応力とひずみを計算できる。
6 許容応力と安全率を説明できる。
7 線膨張係数の意味を理解し,熱応力を計算できる。
8 軸のねじり剛性の意味を理解し,軸のねじれ角を計算できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1応力とひずみを十分に説明できる。応力とひずみを説明できる。応力とひずみを説明できない。
評価項目2フックの法則を理解し,弾性係数を十分に説明できる。 フックの法則を理解し,弾性係数を説明できる。 フックの法則を理解し,弾性係数を説明でない。
評価項目3応力・ひずみ線図について十分に説明できる。応力・ひずみ線図について説明できる。応力・ひずみ線図について説明できない。
評価項目4せん断応力の計算が十分にできる。 せん断応力の計算ができる。 せん断応力の計算ができない。
評価項目5棒の自重によって生じる応力とひずみを十分に計算できる。 棒の自重によって生じる応力とひずみを計算できる。 棒の自重によって生じる応力とひずみを計算できない。
評価項目6許容応力と安全率を十分に説明できる。 許容応力と安全率を説明できる。 許容応力と安全率を説明できない。
評価項目7線膨張係数の意味を理解し,熱応力を十分に計算できる。 線膨張係数の意味を理解し,熱応力を計算できる。 線膨張係数の意味を理解し,熱応力を計算できない。
評価項目8軸のねじり剛性の意味を理解し,軸のねじれ角を十分に計算できる。 軸のねじり剛性の意味を理解し,軸のねじれ角を計算できる。 軸のねじり剛性の意味を理解し,軸のねじれ角を計算できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【授業目的】
鉄鋼材料の弾性変形に関する基礎理論について学習する。
引張,圧縮,せん断,ねじりなどに関する強度計算法について学習する。

【Course Objectives】
The aim of this course is to learn the basic theory of strength of materials.

授業の進め方・方法:
【授業方法】
講義を中心に授業を進める。必要に追う応じて演習問題を解き,講義内容が理解できるようにする。授業ではまずはヒントを与えるが,力をつけるには自主的に同じ問題をヒントなしで解いてみることが重要であることは自明のことである。
また,理解を深めるために,適宜,宿題を与え,提出を求める。

【学習方法】
1.事前にシラバスを見て疑問点を明確にする。
2.授業では,黒板の説明は必ずノートに記録し,不明な点は質問する。また,質問に答えられるようにしておく。

注意点:
【定期試験の実施方法】
定期試験は中間試験と期末試験を行う。試験時間は50分とする。
持ち込みは電卓を可とする。 

【成績の評価方法・評価基準】
中間・期末の定期試験の平均値(70%),演習等の宿題の内容(30%)を評価方法とする。到達目標の各項目について,理解や計算の到達度を評価基準とする。

【履修上の注意】
講義内容はノートに記録すること。
電卓および定規を持参すること。
宿題は指定された期限までに必ず提出すること。

【教員の連絡先】
研究室:S棟2階
内線電話:8956
e-mail:nomaアットマークmaizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること。)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明,応力とひずみの定義
2週 引張と圧縮
3週 フックの法則と弾性係数
4週 ポアソン比と体積弾性係数
5週 応力―ひずみ線図
6週 材料試験法
7週 せん断,演習問題 1,2,3,4
8週 中間試験
2ndQ
9週 せん断
10週 棒材の伸び
11週 許容応力と安全率
12週 熱応力
13週 丸棒のねじり
14週 丸棒のねじり
15週 丸棒のねじり,演習問題 4,5,6,7,8
16週 (15週目の後に期末試験を実施)
期末試験返却・達成度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野機械設計許容応力、安全率、疲労破壊、応力集中の意味を説明できる。3
力学荷重が作用した時の材料の変形を説明できる。3
応力とひずみを説明できる。3
フックの法則を理解し、弾性係数を説明できる。3
許容応力と安全率を説明できる。3
線膨張係数の意味を理解し、熱応力を計算できる。3
ねじりを受ける丸棒のせん断ひずみとせん断応力を計算できる。3
丸棒および中空丸棒について、断面二次極モーメントと極断面係数を計算できる。3
軸のねじり剛性の意味を理解し、軸のねじれ角を計算できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力0000000
専門的能力70000300100
分野横断的能力0000000